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『シナリオセンター式』でサブキャラクタを考える

『シナリオセンター式 物語のつくり方』で作る物語。
前回までで、『起承転結』の大枠(大箱)まで考えました。

今回は、大箱の中にも登場している『ヒロイン』の人となりについて考えていきたいと思います。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

前回のnoteで、私が"一旦"決めた大箱を公開しました。

この流れ自体は、さらにストーリを考える過程で変わってしまう可能性はあります。
しかし、大きな流れはこんな感じで行こうかと思っています。

そうすると、次に考える必要がありそうなのが、大箱の中にも何度か登場している『ヒロイン』について。

そろそろ名前と性格くらいは決めてあげないと、物語を作るのに支障をきたしそうです。

ヒロインについても、主人公と同じく以下のことくらいは最低限決めてあげる必要があるでしょう。

・氏名、性別、年齢
・性格
・憧れ性
・共通性

主人公は、現時点で上記のことは全て設定済です。

・高橋優翔、男、大学3年生から4年生(物語の途中で進級)
・性格:優柔不断過ぎる性格。自分のやりたいこと、好きなことがさっぱり分からない
・憧れ性:誰の意見も否定しない。だから主人公を嫌う人はほとんどいない
・共通性:優柔不断なせいで、なかなか行動に移せない

前回の『大箱』の一つに次のような項目がありました。

承3
ヒロインに決断力をつけろと言われ、主人公は困る。

このことからも、ヒロインの性格は主人公と真逆にした方がよさそうです。
以下のような感じで、とりあえず設定してみました。

宮田華凛、女、大学4年生(主人公4年生進級時に初登場)
性格:一本気過ぎる性格。一度こうと決めたら曲げない
憧れ性:一度決めたら何があっても突き進む集中力
共通性:融通が効かない

もうこれ以外にない気がしてきました。
ついでに、主人公の友だちも設定してみます。

田中直人、男、大学3年生から4年生
性格:フレンドリーすぎる性格
憧れ性:誰とでもすぐに仲良くなれる
共通性:プライベートにズケズケ入ってくる

なんでもずけずけ言ってくる友だちを主人公が受け止めている、両者にとって居心地のいい関係になっているのではないかと。

その他にも、三人の趣味や特技、普段の生活のこと等、思い浮かべた登場人物像を想像した範囲で文字にしていきます。
すべてExcelにまとめ、いつでも見直せるように一つのシートに書いています。

次回はここまで創った設定を基に、箱書きを深堀り、つまり中箱を作成していきたいと思います。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

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