#川上未映子 #そら頭はでかいです世界がすこんと入ります
川上未映子さんが歌手だった頃のエッセイです。
こんな風に曲をつくって、歌詞をかいて、録音してたんだなあ〜と。
私はいつもより著者を身近に感じられるエッセイが好きです。
川上未映子さんはその時感じた気持ちを流すことなく、じっくり向き合って言葉にしていると思いました。
そして言葉に対して深く向き合い、どの表現がいいのか、漢字を使うのか使わないのか。
ひとつひとつ丁寧に、自分の気持ちとそれを表現する言葉を結びつけていると感じます。
私は普段、なんとなく「辛い」なんとなく「楽しい」「美しい」となんとなくでスルーしてしまっています。
川上未映子さんが言葉を当てると普通の日常がドラマチックに、そしてなんだか特別な世界のようにかんじられます。
著者がつくるリズム感、表現、世界観は、当時の楽曲づくりが影響しているのかもしれないな〜と思いました。
彼女のつくる独特な文章に私は完全に魅了されています。
他の作品もどんどん読んでいきたい。
そして音楽も聴いてみたいなあ〜と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？