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陽性者=感染者ではない

「曝露」(ばくろ)という概念が出て来ました。

どうやら「曝露」と「感染」は違うようです。ウイルスが喉や鼻の奥に付着していてPCR検査で陽性になっても、症状が出ていないのであれば、それは「曝露」でしかない。ウイルスが細胞の中に侵入して初めて「感染」になるみたいです。つまり今の状況は「感染」者ではなく「曝露」の無症状者をどんどん検出しているに過ぎないということになります。「曝露」になっても免疫がウイルスを殺してしまえば発症しないのに、その状態の若者も含めて陽性者=感染者としてカウントし、隔離しているのです。

もちろん無症状であっても誰かにうつすリスクはあるでしょう。でもそれならインフルエンザと一緒で一定期間自宅にいればいいことで、エボラ出血熱でもないのに隔離するのはやり過ぎです(そもそもPCR検査の精度自体が7割程度。PCRは本来スクリーニングではなく具体的な治療方針を決めるための検査です)。ましてや同意なしでクラスターの出た飲食店の名前を公表するなんて。インフルエンザの患者が大量発生してもそんな吊し上げはしないのに。クラスターの内実が元気な若者たちの「曝露」であっても、今の状況だと誰もそのお店に足を運ばなくなりますよね。死刑宣告です。そしてPCR陽性で「感染」者扱いされた無症状のピンピンしている「曝露」者が大勢入院させられることでベッドと人手が足りなくなり、本来助けるべき患者を助けられなくなる。これが医療崩壊です。

もう感染者数の発表、やめませんか? それって「曝露」者と「感染」者を合わせた数ですよね。大雑把過ぎますよ。東洋経済オンラインなどで細かいデータまでチェックする人はほとんどいないんですから、ざっくりとした数を見て必要以上に恐れている人が大半じゃないですか。重症者数か、明らかな症状が出ている数の発表にしませんか? だって治療が必要な患者はその人たちだけなのですから。



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