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SAPIENS A BRIEF HISTORY OF HUMANKIND PARTⅠ

今回紹介するのは「サピエンス全史上巻 文明の構造と人類の幸福」です。

この本は、簡単にいうと、地球という惑星が形成され、有機体(生物)が出現し、そこから私たちの祖先とされる「ホモ・サピエンス」の誕生、そして彼らが繁栄していった歴史について書かれている本です。

私は、現代を生きる人類に備わっている本能、そして当たり前のように「国家」という枠の中で生きているこの現環境の成り立ちを目にした気がしました。

もし、歴史に興味があり、人類がこれまで歩んできた道のりを知りたと思うのであればこの本を読むことを強くお勧めします。

なぜ、私たちは本能的に将来のことを心配するようになったのでしょう?
なぜ、私たちは意思疎通を図ることができるのでしょう?
なぜ、私たち人類は統制が取れているのでしょう?

私は、今まで生きてきてこの疑問を抱いたことは正直ありませんでした。
なぜなら今の生活が当たり前になっていて、この生き方に慣れているからです。

上記3つの疑問のうち、一つだけ答えを言ってしまうのであれば、
最後の疑問の答えは「虚構」です。

私は、この本で一番衝撃を受けたのが「虚構」の影響力です。

人類がここまで繁栄できた背景にはこの「虚構」が必ずと言っていいほど影響を与えています。

私たちが、守っている「法律」は目に見えないですし触れられるものではありません。
なぜなら、「虚構」だからです。なのに私たちは「法律」を信じ守っています。
それにより「国家」として統制が取れています。

祖先となる人類は、この「虚構」を使って統制を取ってしました。

我々人類は、架空のものを作りあげ、それを信じることによって繁栄を続けてきました。

この話以外にも、この虚構が生まれる以前の革命やそれ以降の「貨幣」の誕生など
今の世界の始まりを理解するのには十分なくらい面白い内容が書かれています。

ぜひ読むことをお勧めします!

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