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THE PSYCHOLOGY OF MONEY

一生お金に困らない「富」のマインドセット

この本は、将来的に富を築いていくために、技術というよりかは「気持ちの持ち方」や「考え方」の面で多くのことを教えてくれます。

率直に感じたこととして、私たちが視覚で捉えている情報や無意識に触れている情報に惑わされ本質となる部分を見落としていることを気付かさせてくれるという点において、この本は「FACTFULNESS」と少し似たものを感じました。

私たちは、最短で、なるべくリスクを冒さずに大きな結果を出そうとあっせてしまうがためにあるべきものを見落としがちです。(目に見える富や目の前の成功など)
私自身は目標とするものを早く手に入れたいがために自分の本当の目的や存在を忘れ、道を逸れてしまったり、空回りしてしまうことがあります。

この本では、それが「富」という目的だった場合、「本当にすべきことは何か」「大事なことは何か」「そもそも『富』とは何か」を実際のデータに基づき教えてくれるようになっています。

特に、私自身が面白く感じたのは第6章と第7章です。
ここには、「半分失敗をしても富は築ける」「お金から得られる最大の配当は『時間』」という内容が書かれているのですが、ディズニーやJPモルガンアセットマネジメントの例などを加えて納得のいくように説明されています。
(どの章も、もちろん納得のいく内容だらけです)

この本には、実行に移るにあたり難しいことは何一つ書いてありません。
普段から意識のできることですし、行動できることだと思います。

本の題名には「一生お金に困らない『富』のマインドセット」とあるので、お金の知識だけが学び得られる本だと思うかもしれませんが、普段からの世の中の見方や立ち振る舞いなどを学べる良い教科書でもあると思います。

ぜひ読んでみてください!

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