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【広報日記】 人生の扉、頬を伝う涙、本の力。

 今日は日記を書きたい気分なので、最近わたしが思っていること・感じていることを綴ることにします。



人生の扉。

何年ぶりでしょうか。久しぶりに竹内まりやさんの『人生の扉』を聴きまして。この歌詞泣けますね・・・流れる涙が、止まらない。

40代に入って、受け止め方も変わったせいもあるし。
身近な人たちや大切な人が亡くなり骨になったのをみると、

残りの人生の数を、あと何回桜が、紅葉が。みれるのだろうか
あと何回この人と会えるのだろうか、と思ってしまいます。

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春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ

陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる

信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ

I say fun to be 20
You say it’s great to be 30
And they say it’s lovely to be 40
But I feel it’s nice to be 50

満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう

ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

I say it’s fine to be 60
You say it’s alright to be 70
And they say still good to be 80
But I’ll maybe live over 90

君のデニムの青が あせてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ

I say it’s sad to get weak
You say it’s hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it’s worth living
But I still believe it’s worth living

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年齢を重ねるたびに思う、この人生の尊さ。
今年また、私も歳を重ねてゆくけれど、
きっと、美しさは増してゆくのだと信じている。



頬を伝う涙。

「自分の薪を燃やす」とは、ミンデルの言うように、「まずは自分のために涙を流す」ことなのだ。

わたしがわたしとして生きてきたことで得た、怒り、喜び、悲しみ、許せないこと、恥ずかしかったこと、受け入れられないこと、罪の意識。そうして湧き上がってくる感情をそのまま受け止め、自分を、鏡のなかに写った自分自身を細部まで大切に扱うこと。そしてその鏡は、きっと外の世界へと通じていく。

だめをだいじょうぶにしていく日々だよ

3月はよく泣きました。涙があふれ落ちてゆく。
その涙も辛くて・苦しくて・悲しくて泣いているということではなくて、自分の心の内側から何かがじわじわと湧き上がって、そして流れ出るというような感じ。

1回目は、ドラえもんの映画を見ていた時に。2回目は、プラネタリウムで星を眺めていた時(絢香さんの「三日月」が流れていた)。3回目は、海にて、裸足になって、波を見て、太陽の光を浴びている時に。

共鳴して、わたしの心が動いているんだろう。その何かはうまく言語化できないのだけれど。

涙を流す時間も、大切な、必要な時間だと分かってきている。毎日にこの暮らしのなかで、少しずつ少しずつ、心と身体に積もっていくそれ。それを定期的に涙として流すこと。そうじゃないと、私の身体がもたないんだろう。

頬に伝う涙は止めない。出し切ること。頬に伝いながら、ぽたぽたと落ちてゆくそれを感じながら、『生きている』ということを確かめているようにも思う。


光り輝く波がきれいだった。忘れたくない日。


  

本の力。

 自分の人生のなかで、一度でも、「本」が寄り添ってくれた経験をしたことがある人は、「本には力がある」ことを信じているんだと思う。友との対話で、そんなことに気づいた。

本は、そっと寄り添い、静かに佇んでいる。

書かれている言葉によって、著者と、あるいは言葉と。私の生命、あなたの生命と(ことばと)繋がった気持ちになる。大袈裟な表現になるかもしれないけれど、自分の魂ここにある!って思うことさえ確かにあります。

それって、生きている実感にも通じるのかもしれない。

本の力を信じている。どんな本が誰の心に響くのだろうか、誰の胸を叩き、心を動かすのだろうか。

春の雨もまたよい。


この平凡で、ささやかな毎日に、かけがえのない喜びがある。その小さな一つひとつを、今日も抱きしめて生きている。

今日もありがとうございます!
春風とともに、これを読んでいるあたなに幸せが訪れますようお祈りいたします。お身体大事にお元気でいてください。