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広報部〜同じ月を見上げて〜

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本を読んで、日記を書いて、思いを巡らせている。言葉にならない思いを抱きしめている。日記は10年以上。書くことが好きです。コメント嬉しいです。フォローお気軽にどうぞ。
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#本

【広報日記】 自分の人生が「愛おしい」と感じた日。私にとって「死とは何か」を考え続けたい。

皆さん、こんにちは。このページは、広報である私の思い・考え・学び・気づき、読んだ本のことを書き記しております。 文章を通して人と繋がること、これもまた意味深いことであり、新しい機会であると思います。今日もお越しいただきありがとうございます。 今日は、先日開催しました「僧侶といっしょに 死生観対話」 企画はこちらです。この日に気づいたこと・感じたことをお話したいと思います。 最期の瞬間に立ち会ったことはない  おじいちゃん、おばあちゃん、親戚のおじさん、おばさん、色々な人

【広報日記】 考え続けることの大切さを考える。今日も同じ空を見上げて。

 皆さん、こんにちは。前回の記事にも書かせていただきましたが、このページは、広報である私の思い・考え・学び・気づき、読んだ本のことを、書き記しております。 文章を通して繋がること、これもまた意味深いことであり、新しい機会であると思います。今日もお越しいただきありがとうございます。    弊社に『ビジョンマップ』がありまして、見たこともある方がいらっしゃるかもしれません。以前にもご紹介したことがあります。 経営理念をまとめたものになります。ミッション・ビジョン・バリューと

【広報日記】 読むこと書くこと、自分と出会うこと。今日も同じ空を見上げて。

 皆さん、こんにちは。広報である私の思い・考え・学び・気づき、読んだ本のことを、今日も書き記しております。文章を通して繋がること、これもまた意味深いことであり、新しい出会いであると思います。大切にさせてください。今日もお越しいただきありがとうございます。 前回の記事から二週間ほど経ちまして、GWのお休みをあいだに挟み、日常に戻ってきました。朝ランニングしていますと、目に映る緑が濃くて、また鮮やかで。うっとりするほど美しい。そして何をするにも気持ちいいです、読書にも昼寝にも最

【広報日記】 人生の扉、頬を伝う涙、本の力。

 今日は日記を書きたい気分なので、最近わたしが思っていること・感じていることを綴ることにします。 人生の扉。何年ぶりでしょうか。久しぶりに竹内まりやさんの『人生の扉』を聴きまして。この歌詞泣けますね・・・流れる涙が、止まらない。 40代に入って、受け止め方も変わったせいもあるし。 身近な人たちや大切な人が亡くなり骨になったのをみると、 残りの人生の数を、あと何回桜が、紅葉が。みれるのだろうか あと何回この人と会えるのだろうか、と思ってしまいます。 _ _ _ _ _ 

【本とわたし】 書くことはまさに自分との再会なのだから。

だめをだいじょうぶにしていく日々だよ、と。そっと声かけられているようなタイトルに惹かれた。 だめ・だめを、だいじょうぶ・だいじょうぶ、にしていく日々。著者きくちゆみこさんの、丁寧に紡がれた日常を読みながら、自分もなんだか救われていくような気持ちになっていた。 ●いてほしいときに、いてほしいの!ビー、ヒア、ナウ!(Be here now!!) ほんとうにそうですよね! そうですよね!と深く頷けた言葉。シンプルにこれです。私もあなたも求めること。 子どもと共に暮らしていると、

【本とわたし】 あなたは静かに生きることができるはず。

 本を読んでいるとき、立ち止まってちょっと考え巡らせたいな、そう思える言葉と出会えるとうれしい。読書体験がより深まるから。 冒頭の『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた/著者・若松英輔』の中にあるこの言葉が、私の胸に響いてる。 自分自身を読者に真剣に言葉書くこと、それはきっと・・・魂にふれる言葉なんだ。私自身から発せられる言葉が、わたしを救うのかもしれない。 つい先日読み終えたばかりの、こちらの本が良かった。付箋がたくさん付いて正直まとめるには時間もかかるし、note

【本とわたし】 読み終わらない本。

あなたにも読み終わらない本はありますか。 読了したあとも、時々開いてはまた付箋をつけたり、日記に言葉を書き綴ったりしている本が3冊あります。 何度も読み返そうとするのはなぜだろう。 何でこんなにも求めてしまうのだろうと思ったとき。 今のわたしが、どうしても見つめ直したいことがあること。 必要としている言葉がここにあること。 この文章を通して考えておきたいことがある。 そういう気持ちがあるから。 答えを急がずに、考え続けたい。 シンプルに、そういう思いがある。 時間をか

【本とわたし】1月の読書記録

『運が良いとか悪いとか言う前に、運は天から降ってくるものではなく、自分自身が運ぶものであると認識する。』 偶然に見かけた記事の言葉に、目が留まった。 運は自分自身で運んでくるもの。私もそう思います、、と心の中でつぶやいた。もっと言うと『そう思えるようになりました』という方が正確な表現かもしれない。 運は、私自身のこの手に委ねられている。本質を見ようとするならば、それは自分自身の心=人格にあるということ。  一月も振り返ってみると、心豊かな一ヶ月だったと思う。それはけして

【本とわたし】 絶望の淵にある人を救うのは、「ことば」です。

 二月に入った昨日、一通の手紙が届きました。手紙は、本を贈ったAさんから。そこには便箋五枚にわたって綴られた文章、御礼の言葉とともに、その言葉が綴られていました。私は、静かに泣きました。  私の話す言葉ではなく、本が静かに伝えてくれる。その人に、そっと気づかせてくれる。本は、人を救う。言葉は、人を救う。自分も救われた経験から、そう強く信じていたけれど。こういう手紙をもらうと、やっぱりそうなんだと確信する。  生きていこうと思える、力のある、一筋の光のような言葉は、一体どこ

いよいよ本日発売!『第三世界の主役「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢』 

「紛争」と「石油」以外に中東は何を秘めているのか? ということを、この本を通して知っていただけたら嬉しいです。 今もっとも注目を集めている『中東』   読むのは「今」です。 おかげさまで3刷決定。発売前重版に加え、さらに1月30日3刷が決定しました。(累計発行部数:15,000部) 皆さま、ありがとうございます。 本日は“広報の私からの視点”ですが、本書について綴りたいと思います。ぜひお付き合いください。 ▼はじまりの日。 著者の石田和靖さんと初めてお会いした日を、

【本とわたし】 素直なことばで、本当のことだけを語りたい。

 先日東京に雪が降った翌日。その日もともと親子でデイキャンプに参加予定で、思いがけない空からのギフトに私たち親子も、参加した皆さんも大喜びでした。  見上げれば、冷たく澄み切った青空。鼻に入る空気の冷たさ。吐く息の白さ。目に映る一面の雪景色。太陽に照らされた森は、きらきらと輝いて眩しい。それはそれは美しかったです。  1月に入ってからnoteを綴ろうと思っても、何を思いを気持ちを書けばよいのか迷ってしまいずっと手が止まってしまいました。これまでも手が止まることは何度もありま

【本とわたし】  心に残った3冊。

 来週二十二日金曜日に「冬至」を迎えますね。昼が最も短くなり夜が最も長くなる日。この日が過ぎるとまた、夏至へ向かってゆっくりと日中の時間が長くなっていきます。そして冬至が過ぎれば、子どもがウキウキ楽しみにしている「クリスマス」も近づいてきます。  さて、この一年で読んだ本の数は、今のところ71冊。その中で心に残っている(最高だった)3冊をご紹介します。宜しければ是非お付き合いください。 「生きることと死ぬこと」がずっと横たわっていた 今年、わたしの読書の軸になっていたテ

【ありがとう】 2023年 広報日記 トップ5

 今年2月からスタートしたブックダムnote。『出版屋の社長』『午郎’s BAR』『広報部』それぞれの立場から綴られる今と想い。たくさんの方に読んでいただきました。本当にありがとうございました!    今年最後の記事ということで、広報部の中で特に読まれた記事 トップ5をご紹介したいと思います。ぜひお付き合いください。 第5位 言葉を温めている時間。 11月は一番読めなかった。けれど、自分の心のなかで言葉や思いをずっと温めていた時期だったと思う。 第4位 読書の深みを感じる

【本が読めなくなった】 11月の読書記録と記憶。

   本が読めなくなった。悲しいとき、苦しいとき、本が読めなくなる。だから今は、そっと積んでおくことにする。  自分の日記が精一杯で、誰かに宛てた文章も書けなくなった。心が萎える日々。崩れ落ちそうな自分の精神状態を正しく保つことで精一杯だった。毎日『自分がどう在るか』が常に問われ続けていたように思う。身体と心に与えるもの、目に見えるもの・目に見えないものも含めて、ひとつひとつに意識を向け与え続けた。眠れない日もあり、一睡もできずに翌朝を迎える日もあった。それでも朝が来ると、太