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【本086】『株式会社タイムカプセル社』

著者:喜多川泰 出版社:Discover

みなさんは、タイムカプセルを埋めたことがありますか?もしくは、10年後に届けます^^といった郵便のイベントに参加したことがありますか?

この小説は、10年後の自分に宛てた手紙を届けられなかった人へ直接手紙をわたしに行く「タイムカプセル社」の物語。

手紙が届けられない=住所不明になった人ほど、真っ直ぐではなく、でこぼこした人生を歩んでいることが多いもの。そんな彼らに届けられた自分宛の手紙は、柔らかな力を放ち、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

「読む人のことを、心から大切に思って愛を込めて書いた手紙は、読む人の人生を変えます」

たとえ過去の自分が未来の自分にあてた手紙であったとしても、「重さ」をもった言葉たちは人生を変えるほどの強さを持ちます。

同じ世界をみていても、どんな言葉を使ってそれを表現するかによって未来は変わります。人生に「希望」という言葉をあてた瞬間、見える世界は変わるのです。そんなことをこの本は教えてくれました。

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