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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】「この会社ムリ」と思いながら辞められないあなたへ(著:井上智介)(その5~会社を辞められない思い込みから解放された人たち②)

*自分もただいまメンタル不調をかかえています。
 メンタルが不調のときは長い文章が読みづらいです。
 そのため、メンタル不調の方が少しでもヒントとなるような書籍をゆるっと短くまとめています。

【会社を辞めて解放された人たち… Bさんの場合】
・間関係に悩んでもう辞めたいBさんの場合
・従業員10人程度の会社に勤務
・その中の1人の先輩が小さなことで揚げ足を取ったり、 何度もしつこく注意したり、仕事の指示が高圧的だったり、 とにかくBさんとは会わない
・症状を抑えながら仕事に行こうと考えて、精神科を受診
・人数が少ない会社なので、引き続きしてからでないと休むことも、辞めることもできないと考えている
・だんだん体に危険サインが出てきた
  ① 通勤中の電車で動悸が激しくなる
  ②涙が出たり冷や汗が止まらなくなる

~井上先生からのアドバイス・まずは5日間有休を使って休んでみる~
・Bさんの場合、休むこと自体が怖かった
・まずは有給を取って仕事から離れ、症状がないことに気づくことが大事
・土日の2日間と平日の3日間を合わせて5日間の連休を取ってみよう
・有給に理由はいらないが、聞かれたら使用でプライベートでと、答えればok
・5日間の休みを取って その間に症状が出ないとに気づいたBさん
・仕事に戻るとまた心身の不調が出てしまいまう
・本人ももう休職がした方がいいと判断
・しかし、仕事の引き継ぎをしなくてはいけないので1ヶ月はかかりそう

~井上先生からのアドバイス・休職や退職は成功体験の一つ~
・ Bさんのように心身の不調がある場合、しっかりとして引き継ぎ作業を行うこと自体がとても難しいと認識しよう
・診断書は郵送でも十分有効
・引継ぎは二日できれば十分、心身的にムリだったらできなくても

~井上先生からのアドバイス・人間関係から逃げるのは成功体験~
・Bさんは、ただ一人 合わない人のせいで会社を辞めるには抵抗があった
・もしかしたら、 転職先にもっとひどい人がいるかもしれないと思うと不安
・人間関係で会社を辞めたいのはよくあること
・どんな会社に入っても苦手な人は出てくるはず
・これまでと違うのは、うした人との距離の取り方がわかってくること
・人間関係が原因で休職したり退職したりすることは、成功体験の一つ
・我慢をして耐え続けるのは自分を傷つける行為
・転職先では人間関係など、新たな視点で考えることができるようになる
・休職中に体調を取り戻して転職活動することは禁止されてるわけではない
・Bさんも休職3ヶ月目に転職活動を始めて、会社を辞める頃には次の仕事が決まっていた

【私の感想】
体や心に危険のサインが確認できた場合、土日を含めて5日間ほど休むことはいいことだと思います。
月に1日休むより、続けて5日休むと回復も早くなると思います。
そして、回復しても会社に行くと症状がでることが確認できれば、休職や転職を考えるきっかけになります。
とにかく自分の状況を俯瞰や客観的に把握できることが、メンタル不調の場合には症状をそれ以上悪化させないために大事なことだと思います。
「人間関係が原因で休職したり退職したりすることは、成功体験の一つ」と思うと勇気がもらえます。


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