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簡単な幸せの享受方法【幸せについて】感想

こんにちは、レイです。

唐突ですが、あなたは幸せになりたいですか?

人はみんな、「幸せになりたい」という思いを、根底には抱えている。その思いは、決して無駄なものではなく重要な想いだ。心の底から渇望している願いだが、その思いの裏腹に「人は不幸になる」という感覚がある。

その事実に気が付いたときに、人は人生をむなしく感じる。「死にたい」と思ってしまう。でも、でもね。人生なんて平凡でいいんだよ。ドラマチックな、お姫様のような人生でなくていい。

当たり前の「等身大の日常」というのを愛して、日々の幸せを堪能して謳歌していこう。


内容

まもなく87才、詩人・谷川俊太郎さん。
「幸せについて」今考えるすべてを語った1冊です。
人生を楽しむヒントが詰まっています。

俺、いま幸せなんだよね。
歳とってカラダが重くなって、朝っぱらから昼寝をしたい気分だけど、
ココロはなんか余分なものがなくなって、軽くなってる。軽いのは軽薄とは違うよ。
快活っていうのが近いかな、青空みたいなココロ、でも少しは雲もある。

幸せについて

「幸せについて」で学べ

谷川俊太郎先生著書の「幸せについて」では、彼の人生で築かれた幸せの心理が書かれています。紹介文にもあるように、「俺、いま幸せなんだよね」という言葉。

ある意味で、この言葉の中にそのすべてが詰まっている。

人が幸せになる為には、映画のような人生ドラマは必要じゃない。感動的な物語も、白馬の王子サマも、お姫様もいらないんだ。等身大の自分で、日々享受できる当たり前の毎日を愛すればいい。

あなたが心の奥底から欲しているなにかが、あるのかないのか。それは分からないが、小さな幸せを集めて、その当たり前に感謝する。その心を失い、自分を見失って「幸福」を語ると、確実に不幸になるんだ。

幸せなんてもっとプライベートなもので、他人と比較できないものだ。君が生きている上で知らなければならないのは、幸せに関する「日常」「探求」「軽い心」ということだ。

谷川先生の「幸せ」に関する価値観を語った、唯一の一冊。この本から、貴方が幸せを感じて充足した毎日を送るための秘訣をゲットしてみよう。


「幸せについて」で見るべき三つの事実

「幸せについて」で学ぶためには、三つの観点が重要だ。それは先述しているが「日常」「探求」「軽い心」である。これを意識してみることで、君の人生における幸福度というのは、爆増する。

日常

本当の幸せというのは、日常の中にしかありえない。多くの人は忘れているが、あなたは「既に幸せ」であり、「等身大の自分」というのが大事なんだ。

貴方は今の状態で実は幸せを享受している段階で、それは「当たり前の毎日」の中に存在する。戦争のない現代なんて、本当に幸せなことだよね。大きな幸せも、特別な幸せも。そんなもの、毎日消費していればそれは「当たり前のもの」となってしまう。あなたが「特別幸せだ」と感じているのは、それが『特別なこと』であるからだ。

本書の中では、幸せというのは「低温のBGMのようなもの」であると紹介される。これは、「気が付かないくらいのあたりまえの幸せ」である。その、気が付かないくらい小さな当たり前の幸せを感じて享受できて、自覚できる。
その状態が、「本当に幸せである」ということなのかもしれない。

そして日々の中で幸せになるには、「等身大の自分」というのは重要だ。等身大の自分で、ありったけの幸せを感じればいい。できる事をして、わかる事をして。感じられる幸せに手を伸ばし、その幸せを感じればいい。

あなたが本当に欲しているものは。小さな幸せというのは、そこにあるのだから。無理をして、虚構の幸せを捕えようとしなくていいんだよ。

幸せの探求は無粋

幸せというのは、「ソコにある」と言った。つまり、そんな「探求して見つける」という作業はいらないんだ。重要なことではない。

未来も過去も、思い返してみると幸不幸の波の連続で、碌なものではない。未来なんて、考えたところで不安なことが多くて、きっとマイナスな未来しか描けないだろう。でも、あなたが今幸せになりたければ、やることは違う。
今を見つめることをしなければならない。

今の幸せを味わい尽くせ。現実を見つめ、愛し、幸せを感じ取れ。些細な喜びを、小さな幸せを感じて愛してくれ。その幸せを、大切にしてほしい。

そして、忘れてはならないことがある。それは、「幸せはあなたの内側にある」ということだ。外を見たって、そこにあるのは「後付けの理由」だけなんだ。その後付けの理由にどれ程の価値を見出しているの?そんな重要じゃないんでしょ?

だって、それは誰かと比較している相対的なものなんだから。

誰かと不幸を比べて比較しても仕方ないだろ?それじゃあ、君は一生幸せになれないままだ。自分の内側にある心の喜びを感じて、内なる自分に目を向けなさい。

心は軽く

幸せに関しては謙虚なくらいが丁度いい。心は「快活である」くらいがいいんだ。軽くなるのであって、軽薄であれとは言っていないことに、要注意だ。
幸せにとても深い意味なんてなく、「幸せだ」と感じ取れることが重要で、それがすべてなんだ。

だから、「幸せってなんだ」「私は幸せか」なんて考えている今が。その時間が一番不幸である。ならば、「今感じている幸せを最大化」するほうが、よっぽど生産的でいいことだろう。

幸せも不幸も結局は儚いものだ。幸せは感じ取るしかなく、ちょっとしたことで、消え去るものだ。ただ、あなたの人生を彩る為にある、一つの要素でしかないんだよ。だから、そんな重たく考えることが、もったいない。

もっと軽い心の持ちようでいいし、深く意識する物でもないんだ。

幸せは、簡単に定義できなくて難しい。あなたが想像するよりも、もっとプライベートで個人的なもの。人と比べられないし、感じ取るには苦労することもある。

小さな幸せをたくさん集めていこうよ。

この本から学び活かす事

本当に君が幸せになりたいと思い、行動するのであれば「等身大の自分」で「日常の中」で「幸せを受ける」ということが大事だ¥。無理に自分をよく見せたり、見栄を張ったり、重く考えたりする必要はないんだ。

ただ、幸せを追い求めて考えて不幸になっても、それは意味がない。幸せになるために、今不幸になるのは本末転倒だ。

今すでに幸せなんだから、その幸せを味わえばいい。今幸せであることを感じて、感謝して。感じられる幸せを感じて、その幸せを集めていこう

そんな思考が大事なんだ。

今見つけられる幸せで、君が溢れたら。そしたら、今度は少し心を大きくして、そして新しい幸せを探せばいい。今ある幸せを大事にしながら、些細な事をまた集めていこう。

無理無茶無謀の、お姫様で王子様な自分を追い求めなければ、君はきっと幸せになれるだろう。

感想

僕が「幸せについて」という本を読んで感じたのは、「当たり前の事実を見つめる」ということだ。忘れてしまいがちだが、著者も言っているように「日常の中にこそ幸せはある」のだと、僕も思う。

無理に背伸びをして、思い切り手を伸ばし続けるのは疲れる。そして、続かない行動だ。その反動を考えると、とてもではないが僕にはできそうもない。難しい行動だ。

「日常に」「探求しない」「軽く」をキーワードに、僕は幸せを享受していこうと思う。一番難しいのは「軽く」だろう。無意識のうちに人と比べたり、無意識のうちに深く考えたり。意味を求めてしまったりするかもしれない。

それは、人間がオートで思考してしまうものなんだ。その無意識を無くし、軽い言葉で自分の幸せを表現すればいい。そんな毎日を味わって、大事にしていこうと思う。

そのために必要な、「今の日常を見直す」というのが、目下僕がしなければならないことだ。だから、まずはそこからじっこすひて行ければいいなと思いました。

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