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一読の夢~短編小説集~

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ジャンル問わず、全短編をまとめたものです。 更新は不定期。小説を読みたい方はぜひ読んでみてください。
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#恋愛小説が好き

ゆうぐれあさひ~after story~

■これまでの話はこちら■本編 家に帰ると、久しぶりに書置きがされてあった。母からだ。  …

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月を捨てる

今回の小説は下記のとおり、クロサキナオさんの企画に則って書いたものになります。 6月の誕生…

水瀬 文祐
10日前
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虚構日記~6月2日~

■これまでの日記はこちら■本編 六月二日(日)  今日は生憎の雨模様だったが、日曜という…

水瀬 文祐
2週間前
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虚構日記〜5月31日〜

■前回までの日記はこちら ■本編 五月三十一日(金)  紫をおもちゃ屋に連れて行ったら、棚…

水瀬 文祐
2週間前
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虚構日記~5月30日~

■前回までの日記はこちら■本編 五月三十日(木)  台風が近づいてきているが、天気は曇り…

水瀬 文祐
3週間前
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虚構日記~5月28日~

■前回までの日記はこちら■本編 五月二十八日(火)  今日はシャルには留守番を任せて、私…

水瀬 文祐
3週間前
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ゆうぐれあさひ~SIDEゲーテさん~

■前回のお話はこちら■本編 書店員の朝は早い。十時の開店に備えて、それまでにある程度の新刊を店に並べておかなければならないからだ。  正社員で朝の時間帯の責任者である僕は、出勤すると店舗裏手にあるスタッフ用の通用口の警備を解除し、鍵を開けて中に入る。このとき大体七時半頃だ。  ユニフォームに袖を通し、売上管理用の端末を立ち上げ、各種システムの電源を入れてスタンバイにすると、売り場に出る。  その日入荷の商品が風除室のコンテナに山積みされているので、それを書籍と雑誌に分けて、書

幽世電車

 智臣は走っていた。  真夏のアスファルトの上を、息を切らし、頬を伝って流れる汗を拭いな…

水瀬 文祐
1か月前
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空色のダイヤモンド

 世界には空に穴の空く場所があって、その穴の中には空色をしたダイヤモンドが眠っている。 …

水瀬 文祐
1か月前
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カメリア~紅蓮~

■前回までのお話はこちら■本編「椿、着替え終わったか」  ノックもせずに扉が開けられ、そ…

水瀬 文祐
1か月前
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ゆうぐれあさひ

■あらすじ小説家志望の男と同棲する翠。しかし現実を直視しようとしない男に愛想がつき、自分…

水瀬 文祐
2か月前
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白い気球と追憶のペン

■My note!私は基本メモをとるとき、スマホのメモアプリを使います。 携帯性と利便性で考え…

水瀬 文祐
3か月前
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