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■前回までの話はこちら■本編 父の七回忌で故郷に帰った。僕が今暮らしている町よりもずっと…
■前回の話はこちら■本編 ここに一枚のコインがある。 見慣れないコインだって? それは…
胃潰瘍で数日間入院することになった。 胃の痛みなどはほとんどなく、自覚症状としては胃…
■これまでの話はこちら■本編 家に帰ると、久しぶりに書置きがされてあった。母からだ。 …
今回の小説は下記のとおり、クロサキナオさんの企画に則って書いたものになります。 6月の誕生…
■これまでの日記はこちら■本編 六月二日(日) 今日は生憎の雨模様だったが、日曜という…
■前回までの日記はこちら ■本編 五月三十一日(金) 紫をおもちゃ屋に連れて行ったら、棚に並んでいたコルクでできた積み木を気に入ったので、少し値は張ったが買って帰ってきた。 コルクで軽いので、普通の木の積み木よりも危なくないと思ったのだ。……私が。 なにせ紫は鬼の子だけあって膂力が強く、鉄鍋でさえ軽々と持ち上げ、振り回すのだ。おまけに投擲能力も高く、狙った獲物を外すことはない。おかげで私の顔には生傷が絶えない。 積み木を三つ四つと器用に積んでいくと、拍手をして喜んでい
■前回までの日記はこちら■本編 五月三十日(木) 台風が近づいてきているが、天気は曇り…
■前回までの日記はこちら■本編 五月二十八日(火) 今日はシャルには留守番を任せて、私…
■前回のお話はこちら■本編 書店員の朝は早い。十時の開店に備えて、それまでにある程度の新…
智臣は走っていた。 真夏のアスファルトの上を、息を切らし、頬を伝って流れる汗を拭いな…
世界には空に穴の空く場所があって、その穴の中には空色をしたダイヤモンドが眠っている。 …
■前回までのお話はこちら■本編「椿、着替え終わったか」 ノックもせずに扉が開けられ、そ…
■あらすじ小説家志望の男と同棲する翠。しかし現実を直視しようとしない男に愛想がつき、自分自身を顧みたとき、職場の上司である「ゲーテさん」のことが気になるようになっていく。小学生の朝陽などに背中を押され、ゲーテさんから打診された小説家になるという道を考え始める翠。 ゲーテさんと翠の関係は緩やかに進展していくが、お互いがお互いを意識し合いながらも、なかなか踏み込むことができない。しかしゲーテさんの誕生日を契機に、関係は変化していく。 二人の「あさひ」は成長して同じ高校に通うように