「雫姫」と「陽だまりに月」あとがき
■あとがきのまえがきこのところ立て続けに小説ばかり書いているので、読書によるインプットが少なくなっています。今は限られたリソースを食いつぶして小説を書いているようなもので。
それを顕著に感じたのが、「河童狂騒曲」と「陽だまりに月」のどちらも主人公の末路が似通ってしまっているというところです。
銃が持ち出された以上、舞台中でその銃弾は放たれなければなりません。それが主人公に向くというのも物語の型の一つではあるでしょう。
ですが、立て続けに似た型を用いた、それが妙に心の中に棘