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童貞日記

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本を読む童貞のつれづれ日記
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記事一覧

どうせ阿呆なら

アホ臭えという言葉、これは核爆弾、ダイナマイト、プレミアムガソリンである。最近はもうホン…

一作
2年前
16

青空が爆薬で濁る

作家ゴーゴリがウクライナのヴェルィーキ・ソロチンツィの正教会礼拝堂で、洗礼を受けてからわ…

一作
2年前
7

頭痛恨み節

何かしら理由をつけては酒を飲むという愚行をやっているのだが、その後に必ず来るこの頭痛には…

一作
2年前
9

町田康氏について語りたい

あかんではないか。 町田康氏の文章と出会ったのはつい最近のことで、昨年の11月、親友とドラ…

一作
2年前
23

圧倒的ゴーゴリ

夜中になり天涯孤独、一人パソコンのキーボードに向かいて、ああでもないこうでもないと書くべ…

一作
2年前
15

雪かきと文学

雪かきというのはなんとも不条理な営みである。雪は少しでも暖かくなればすぐに溶ける存在であ…

一作
2年前
12

駅前の寒い寒い出来事

本日駅前を歩いていたらロータリーの中央部でたたずむ爺さんが俺が通りかかると同時にビラを一枚ひらひらと掲げてきていったい何の事かしらんと目を上げてそのビラを読み上げれば「アベ政治を許さない」とか何とか書いてあったのである。その爺さんは普通のおっさんであり真冬なのに麦わら帽子をかぶっているところが粋というかダサかっこいいというか降り積もる齢を感じさせる落ち着いた雰囲気を顔に浮かべながら通りがかりのさまざまな人々に綺麗なお辞儀をしながらビラを渡していくのであった。だが通りを歩く人々

自分の中の子どもは大切にしよう。

創作には高揚感があります。頭の中でなんとかひねり出した物語の糸口を、撚ってこねて搗いて一…

一作
2年前
32

ブランコ考

ブランコというのは不思議な乗り物である!1枚の板が2本の平行なロープによって吊り下げられた…

一作
2年前
6

綺麗なのにトゲのない花

その人は花道教室の受付にいた。 その人、といっても、歌舞伎町あたりで投網を打ち、引っかか…

一作
2年前
5

ハイボールの中にある真理

ネグレクト、という言葉がある。電子辞書を引けば、「①無視。否定。」などと書いてあり、その…

一作
2年前
11

下半身にも休日を!

ああ、この俺、この俺の美しい大腿よ!汝はむくりと膨らみ、重き上半身を少しでも高みへと連れ…

一作
2年前
3

キャビアで一杯

ぜいたくは敵だ!なんて冬の夜、一人で叫ぶ。贅沢、美味しいもの、楽しいこと、うふふと笑って…

一作
2年前
8

頽廃これ避くるべからず

一杯機嫌ですらすらと書く文章、これまた美麗なこと限りなし、そんな仕事をする作家に対して憧れがある。人間不器用に必死にやっている姿よりも、ははは、またこれね。こんなもん、ちっちーぱっぱとやってしまうに限る、なんて言って凄まじい集中力。そして書き上げた文章、これまた筆舌に尽くしがたし、目で追えば追うほど引き込まれる圧倒的な世界観、どうしてもそんなものに憧れてしまう。勤勉、我慢、生真面目さ、これらはまごうことなき美徳だけれども、このようなスマートさというか、カッコよさというか、セッ