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ロシア、旅の思い出。

コロナ禍前、最後の旅先が、
ウズベキスタンタシケント入り

サマルカンド観光

ロシア モスクワ観光

ヘルシンキ経由でmarimekko購入のち帰国

もうね、今思い出しただけでも
すっっっごく楽しい旅だったんだ

サマルカンド→モスクワの航空券がよくわからん海外のサイトでしか取り扱いなくて
どうしよーと思ってたら
なんと近畿日本ツーリストで取り扱いあって
安心して購入できたこととか

タシケント→サマルカンドの電車移動で指定席なのに下の等級の車両に案内されそうだったこととか

サマルカンドの空港で日本のパスポートを見に職員が集まってたこととか

そしてロシア!
ちょっとね、恐いイメージありました
旅行ブログみると、出入国でじろじろ見られたとか
そもそも情報が少なかった

それが
行ってみたらもう本当にいい国で

聖ワシリィ大聖堂を生で見た感動は大きかったし
郊外のマトリョーシカ売り場かわいすぎるし
スーパーでお菓子や紅茶見るのも楽しいし
なにより、ボルシチおいしすぎ!

伝統的なレストランに行ったとき
カジュアル~な服装だったけど食事もできて
(めっちゃ入口脇の席だったけど笑)

グム百貨店という高級百貨店では
リーズナブルに優雅にお茶が楽しめて

あーこれは、次はサンクトペテルブルクに行くしかないな
この物価感でおしゃれな異国感を味わえるモスクワ最高だな
絶対女子旅はやるでしょ!
とか思ってたら
コロナが始まり、
そして今に至る

痛ましいニュース…胸が痛みます
わずかばかりですがウクライナへ寄付をしました

そう、ロシアは気づいたら近くて遠い国になってしまった…
しばらくは気軽には旅できない国に…

ロシアの旅でいちばん印象的だったことは
人の優しさ
なんです

あれほど旅ブログをみて恐れていた出国窓口のお姉さんね、
何回もチケットに書かれたゲートと集合時間をボールペンでぐりぐり教えてくれたの

地下鉄に乗ってたらなぜかおばあさんが
さっと席をたってまっすぐこっちきて、
座りなさい的なロシア語で席譲ってくれて
いやいやわたしまだ若いし、
おばあさんが座ってて?と混乱したよ

駅の中のホテルに泊まったんだけど入口がわかんなくて
駅にいる警備員さんに聞いたら
ロシア語でめっちゃ何回でも説明してくれた
なに言ってるかわからなくて、ありがとうもういいですよ、て行こうとしても
待て、て感じでずーっと教えてくれて、最終的にわかったり
(ちなみに主要駅だけかもしれませんが、
駅の出入りは手荷物検査があって
安心かな?と駅中のホテルを選びました)

夜景のきれいな丘に行きたくて
最寄り駅の駅員さん?警備さん?のおじいちゃんに道聞いたら
こちらも全然わかんないけどずーっと道を教えてくれて

最後、空港へ行く電車にのったら隣にコワモテなおじさんが座ってきて
○○空港?て聞いたら
○○空港!て何回か繰り返してくれて
ジャパン?て聞かれたり
降りるときも降りるんだよって目線をもらったり

なんだろう、みんな優しかった
だいたい女だけで旅行すると嫌な思いするんですよ
どこかのタイミングでなめられた態度とられたり
ぼられたり(女に限らず日本人だからかな)
変に絡まれたりね

そういうの、ほんとになかった!

それにしてもなんでおばあさんが席を譲ってくれたんだろう…て疑問だったんです

それが、こちらの本
「ロシア点描」小泉悠
を読んだら、冒頭数ページで答えが載っていた!

ロシアの国民性は基本、他者を信じない
だけど一度心を許したらどこまでも身内の扱い
(だからコネも賄賂も多い)
そして
相手を保護の対象と認めたときの
おせっかいが強い、とのこと!

なるほど!あの電車のおばあさんは、おせっかい目線だったのね~
アジアの細っちい女が立ってるわ、座らせてあげましょう
って感じだったのかなぁ
優しいねぇ

著者の方が軍事研究者とのことで
秘密の地下施設の話なんかも興味深かった

冷戦博物館とか、旅行前に知ってたら行ってみたかったなぁ
住宅事情の話は米原万里さんの本にも載っていたのを思い出した
別荘コミュニティがあるあたり、優雅でいいなぁ

政治の話も豊富で
インド、トルコ、中国との関係性、大変勉強になりました

リアルタイムの情報が載っている勉強になる本でありながら
とても読みやすい本でした
まるでYouTubeやテレビで話を聞いているような

あとがきによると、当初口頭で述べたものを本にまとめていたが
より正確性を高めるため、ウクライナの情勢も鑑み
ほぼほぼ書き直して完成した1冊とのこと

そして、もうこうした本を出すことはないとのこと
なぜなら著者の研究テーマからして
今後ロシアへの入国は叶わないだろうこと
ロシアの空気感が時間が過ぎることで遠くなってしまうこと

残念です…
もっと読んでみたかったな
他にもロシア関係の本がでているようで
また読んでみようと思います

こちら、ロシアについて知りたい方の入門書として
読みやすくおすすめです!

正直、今のロシアを好きとは到底言えません
でも、旅で出会ったロシアの人々はとても優しかった



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