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読書記録を残していきます。

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最近の記事

知られざる皇室外交

#知られざる皇室外交 #西川恵 . . ゴシップネタばかりが取り上げられがちな印象のある皇室。 恥ずかしながら、ご公務の内容や意義はなんなのか、はっきりとわかっておらず。 . この本には、各国の王室や政治のトップを向かえた際のエピソード、 そして、天皇や皇太子が諸外国を訪れた際のエピソードや、訪問前後の二国間の政治的・国民感情的な変化について、わかりやすくまとまっていた。 戦後、昭和天皇から平成天皇に繋がる各国トップとの交流の数々。 . 戦後、捕虜の扱いにより反日感情の大きか

    • ロシア、旅の思い出。

      コロナ禍前、最後の旅先が、 ウズベキスタンタシケント入り ↓ サマルカンド観光 ↓ ロシア モスクワ観光 ↓ ヘルシンキ経由でmarimekko購入のち帰国 もうね、今思い出しただけでも すっっっごく楽しい旅だったんだ サマルカンド→モスクワの航空券がよくわからん海外のサイトでしか取り扱いなくて どうしよーと思ってたら なんと近畿日本ツーリストで取り扱いあって 安心して購入できたこととか タシケント→サマルカンドの電車移動で指定席なのに下の等級の車両に案内されそうだった

      • 出会った故の不幸

        先が気になってどんどん読み進めて、読み終わって脱力中… 「そしてミランダを殺す」 ピーター・スワンソン まず男女の出会いから物語集が始まる。 男の視点から、女の視点から、 少しずつ物語のパーツが集まっていき、 さぁこれから、、というところで 第一部が終わる。 第二部は第一部の後始末に終始する。 さらに別の男女の視点を行き来しながら、物語はクライマックスへ。 そして第三部。ハラハラし、やっぱりそうなるよな…と終着を予想し、予想外の展開にそっちで終わる?と思っていると…

        • か弱き人々の集合体

          この人が描く世界には、キラキラした人は一切登場しない。 地味に生活し、地味な嫌がらせや不運にうんざりしつつ、自分の世界を保って生活している人々。 大好きな作家、津村記久子さん。 「つまらない住宅地のすべての家」 もうね、最高傑作じゃないでしょうか。 私は既刊だと、「ポースケ」に個人的な思い入れがあって大好きなんです。 働けなくなった女の子が、眠れぬ深夜に外国語講座を見たり、エスペラント語をマスターしたり、身に染みるエピソードがあって。 あとは、「真夜中をさまようゲー

        知られざる皇室外交

          旅行にいけない、そんな日々

          とにかく海外旅行のために働き、現地の下調べを趣味に、休日は次の旅先を考え情報収集をしていた、そんな日々も、気がつけば随分と遠い思い出に。 そんな私のここ数年の息抜きは、旅のエッセイでした。 そして今回紹介するのは、旅がテーマとなったこちらの小説。 「たまごの旅人」近藤史恵 主人公は新人の旅行添乗員。そう、ツアコン(ツアーコンダクター)です。 旅好きの私にとって、客室乗務員と同じくらい憧れていた職業。 でも雇用形態も厳しいし、変な客多そうだし…と結局は選ばなかった仕事。

          旅行にいけない、そんな日々