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ケアマネージャーはらはら日記

パートナーから、
ケアマネージャーに対しての物言いがありました。

そこで、実は、私、医療業界の片隅にいながら、
看護師さんでケアマネージャーを取得している方の転職を扱っていながら、その仕事の詳細を理解していなかったな~、反省しながら、
手に取ったのが、こちらの本でした。

【ケアマネージャーはらはら日記】
著者:岸山真理子
発行元:株式会社三五館シンシャ


■ 目次


まえがき
第1章 ケアマネの多難すぎる日常
第2章 「老い」と「死」の最前線
第3章 人間関係はいつもヤッカイだ
第4章 まだまだ辞められない
あとがき

■ ケアマネージャーの仕事って??

この本を読んで、
率直に思ったのが、
良い言い方で言えば”高齢者のプロフェッショナル!”
悪い言い方で言えば”高齢者問題のなんでも屋”

ここでは事細かに触れませんが、
気概を持ってなければ、できない仕事だなと認識しました。

そんな仕事だからこそ、
日々、人に振れまわされながらも
使命をもって取り組んでらっしゃるんだな~と
なんとも言えない気持ちを持ちました。

まあ、冒頭にも書いた様に
相方の訴えを聞き、この本を手に取りましたが、
この職種、気概がないと、なかなか大変な職種だと
今、認識をあらためております。

■ 人間関係に関しては、医療も介護も一緒。

本を読んで感想なので、
断言はできませんが、
医療業界のエージェントとして、
日々相談にのっている私としては、
医療業界も、介護業界も、ヤッカイな人は
相変わらずいるんだな~と。

で、率直に思ったのが、
このヤッカイな人たちは、
何を得たいのだろう??と思いました。

具体的には、
出来ない事をあげつづけ、
それを責め立てることをしています。

責め立てることで、何を得たいのか?

ここは推測になりますが、
”他人が出来ていないことを指摘する私って、凄い!”
”あの人に出来ていないことを教えている私って、素敵!”
とか思っているんでしょうかね??(苦笑)

言葉が過ぎると承知していますが、あえて
”バカなんじゃないの??”
と私は思います。

出来ない事をあげ続け、
その人を責めて時間が過ぎていくよりも、
”これから”に繋がる対策を練った方が
今後に繋がる気がします。

これは、あくまでの私の考えです。

時間って有限なので、
出来ない事に注力して、
他人の時間も、自分の時間も使うよりも、
皆が心地よく、過ごせる時間を共有した方がよいのでは??
と思ってしまいます。

その人の得意分野は、その人にお任せし、
自分は自分の得意分野を任せて貰う。

なんだろ?
この本を読んでいて、
”ああ、こういう人っているな~。

こういう人がいる職場って、
人が長続きしないし、
他人を退職に追い込み
最後は自分が同じ様な感じになる”
をいうことを、
以前の職場でみてきているので、
申し訳ありませんが、
納得しかありませんでした(笑)

■ 自分が、どうしたいのか?


岸山さんは、
人間関係でヤッカイなことになったとき、
色々考えながら、自分で決着をつけました。

そのあたりは、本を読んでください。
痛快です( *´艸`)

結局、他人責める人は
そのまま自分が受け取ったことを
自分で意味づけし、相手にぶつける。

相手にぶつけ、相手が辞めてしまったときに、
その人がやっていた仕事が、
全部自分たちにのしかかってくる事実を見ていない。

まあ、そこまで腹括って、
相手に対し、責め立てているのか?はわかりませんが、
こういう人、医療業界には実在します。

実在しますけど、
その人物がそこを意識していないので
始末が悪い、とエージェントとして
思っています。

最後の方は、
エージェントとして
よく頂く相談になってしまいました。

ただ言えるのは、
岸山さんが実行した様に、
自分が決断すれば、
物事や、自分の周囲は動いていきます。

何事も決断が大事です。

ケアマネージャーの仕事を知りたいと思って
購入した本ですが、
”自分がどうしたいのか”を
問いかけられた本です。

業界に関係する人も、しない人も
自分や、自分の親がケアマネージャーを
必要とする際の知識として、
読んでおくのも良いとお勧めします。

因みに、パートナーに感想を伝えましたが
なかなか、そんなにスッパリいかないという話がありました。

この件については、気になるので、個人的に追ってみます。

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業界あるある

医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。