新しいことをはじめるには？？

医療系人材紹介エージェントなので、
「梅澤さん、医師紹介して。」
とか
「看護師さん、紹介して。」
とかの御連絡を医療機関から頂きます。
 
はい、これは私の本業だと認識しているので、
これは有難いな～と思っています。
 
ただ、最近違ってきたのは、
職場の人間関係の相談が
チラホラあります。
 
人間関係の相談は、
とても悩ましいので
私ごときが対応できるのか？と思いましたが、
転職を考える人のお話を伺うと、
人間関係で辞める方が多いのも事実。
 
なんとかならんかな～と思ったとき、
思い出したのが、
自院に電子カルテを導入するのに
苦労した院長のお話でした。

■  猛反対にあう！

 
自院に電子カルテを導入しようと
院長が思ったきっかけは、
思いつきだったそうです。
 
思いつきだったけれども、
紙カルテだと場所も取るし、
探すのにも手間がかかるだろう。。
これから医療業界にもITがどんどん入ってくるだろう、
だったら電子カルテにしちゃえば！！
と自分の閃きに自画自賛!(^^)!
 
次の日、医療事務の方に、
「電子カルテをいれることにしたから！」
と告げた処、予想外の反応が！
 
「なんでいれるんですか？」
「今のままで良いじゃないですか？」
「ええーもう決定なんですか？」
と猛反対にあったそうです。
 
なんでこんな反応なんだろ？？
 
院長としては、
思いつきとはいえ、
電子カルテ導入のメリットを考えたら、
確実に医療事務さんの負担を減らせるのに。。。
 
WHY????
と思ったと仰っておりました。

■  時間をかける。

 院長は？？？と想いつつ、、
手を変え、品を変え、
電子カルテを導入することで
自院にとってはメリットになる！ということを、
職員さん達に時間をかけて話したそうです。
 
時間をかけて話していく内に、
猛反対だった姿勢が、
ちょとずつ緩んできて、
“猛”がとれて、
導入には賛成できないな～位の
空気になったときに
一人の職員さんが仰ったそうです。
 
“電子カルテをいれることで
　新しいことを覚えなきゃならない。
　それが億劫です。“と。
 
なに？そんなことなの？
 
院長は思ったそうです。
 
でも、それを微塵もださずに、
電子カルテ導入に際しては
時間をかけて研修をすること、
電子カルテをいれたら
〇〇さんが云う様に慣れるまでは
大変かもしれない。。
でもね、慣れてきた頃には
きっと患者数も増えているし、
患者数が増えるということは
皆さんに還元も出来るはず。。。
といった事を、時間をかけて伝えた処、
職員全員の了承を貰い、
無事電子カルテ導入となったそうです。

■  不安を取り除く。

 
このお話。
 
院長から直接お伺いしましたが、
素晴らしいな～と思ったのは、
“俺が決めたんだ！従え！”的な姿勢を一切ださずに、
職員が何に対して不安を覚えているのか？
何に対して抵抗しているのか？
その辺り時間をかけて
解きほぐしていった事だと思います。
 
その結果、
今まで出来ていること、
十分に通用していた業務の流れを変え、
新しいことを覚えなきゃいけないことに
職員は不安を抱いていることがわかりました。
 
新しいことをはじめるには
周囲の理解が必要です。
 
時間をかけて話していくことで、
不安に思っていたことを探り当て、
そこに寄り添っていくことで
職員の気持ちが変わっていきました。
 
職場で新しいことをはじめるには、
周囲の理解を得ることが、
とても大切です。
 

■  新しいことをはじめるには？？

 
繰り返しになりますが、
職場で新しいことをはじめるには、
周囲の理解を得ることが大切です。
 
そして、理解を得る為には、
自分の言葉で、
相手に伝わる様に話す、
相手が理解できる様に話すことが大事です。
 
これって、
新しいことをはじめることだけではなく、
対人関係にも通じていますよね。
 
転職を考えるとき
理由の上位に、
人間関係が入っています。
 
自分が人にどう接しているのか？は
回りまわって自分にかえってきます。
 
では、自分が新しいことをはじめるには？
 
自分で決めて
行動すれば良いだけです。

■  辞める理由は人間関係

 
医療系人材紹介エージェントとして
職場の人間関係の相談を受ける私としては、
辞める理由を人間関係にしない様にするには
どんなことが出来るか？を考えます。
 
・挨拶をする
・人の話をきちんと聴く
 
上記２つは、
相手の存在を認めているから
出来ることです。
 
人が辞めていく職場をみていると、
上記が出来ていない処が結構あります。
 
人を紹介するエージェント業をしておりますが、
ただ単に人をお連れしているワケではありません。
やはり人を大事にして頂ける処に、
お話をお聞かせ下さった院長の処に
人をお連れしたいと思っております。
 
DEPOCでは、定着率をあげるお手伝いをしたいと思い、
こんなことにも取り組んでいます。
 

 
DEPOCにご興味をお持ちになった方、こちらからお問い合わせ下さい！