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キャリアの考え方 -Dr.T-

来週から4月🌸

この時期は
医療機関の医師体制が
整っている時期でもあります。

医療系人材紹介エージェントは、
仕事上、色々な医師の経歴を
見てきております。

そんな中、Dr.Tの経歴は
とても珍しい部類に入ります(*^_^*)

ご自身のキャリアに対して
どんな考え方をしてきたのか?
お聞かせ頂くことが出来たので、
此方で紹介させて頂きます。


■    Dr.Tの経歴

地方の医学部を卒業。

そのまま出身大学の
医局に所属。

外科系の科目を選択。

その科目を
選択した理由は、
外来であった患者さんが、
手術適用になった際、
自分で対応できるから。

医局に約20年所属し、
満を持して、
医局を退局されました。

■    Dr.Tのキャリア計画

とてもお忙しいDr.T。

いつもはmessengerで
やり取りしていましたが、
この時は時間があるとのことで、
電話でインタビューをさせて頂きました。

Dr.Tは医師になってから、
25歳から70歳までを
15年毎に区切って、
御自身のキャリアを
考えてきたそうです。

25歳から40歳までは、
専門性・地域医療に特化するとき。

その言葉の通り、
Dr.Tは
約20年間医局に所属。

医局に所属している間に、
御自身の科目の
専門医・指導医を取得。

Dr.Tの専門科目は
癌にも関係してくるので、
その辺りの資格も
もれなく取得されています。

また、医局時代には
ご多分に漏れず、
色々な病院に派遣され、
地域医療に貢献。

40歳から55歳までは、
関東に進出され、国内外を問わず、
Dr.Tにしか出来ないこと

されてきています。

このDr.Tにしか出来ないことは
詳しくは書けませんが、
“他のDrがやりたがらないことをやってきたら、
この分野では専門家になっていた。“

と仰っています。

この関東にいらしたタイミングで
Dr.Tとお目にかかり、
ご縁が繋がっております(*^^)v

この春🌸から、
Dr.Tの15年計画の
最終章に入っていきます。

■    最終章のキャリア

25歳から70歳までのキャリアを
15年ごとに区切ってきたDr.T。

いよいよ最終章に入られる為、
転職されます。

最終章は、
地域医療に戻りつつ、
緩和ケア領域に
入っていかれるとのこと。

関東を離れ、
地方で臨床医をして
患者さんと接して
いかれるそうです。

Dr.Tの場合、
ご自身がたてたキャリア計画通りに
歩んでこられています。

ちょっと意地悪な質問をしてみました。

Q:自分の計画とは違う方向に進もうとは思わなかったのですか?
A:頭の中に先に計画があるから、それと繋がる様なことを選択してきた。
  70歳までの計画があるから、今、この瞬間は後悔のない様に思い切りやろうと思ってきた。だから今がある。

Dr.Tの経歴ですが、
なかなか異色です。

医師としてのスキルや
患者さんに対しての姿勢、
職員に対しての姿勢等が、
”とても普通で、丁寧なのが有難い”
と、私どもから紹介したアルバイト先の
医療機関の担当者から、絶賛されていました。

Dr.Tですが、
常勤の仕事とは別に
週末等を利用して
医療機関でアルバイトを
されてきました。

だからこそ、
異色の経歴から
常勤医として臨床の現場に
戻ってこれたのかな?
と推測しています。

実際、私どもから紹介したアルバイト先でも
惜しまれながら、辞める方向で
調整させて頂きました。

■  自分がどうしたいのか

Dr.Tの場合、
ご自身のキャリアを
自分で設計されて来ました。

面白いのは、
25歳から40歳までの間で、
地域医療に携わりながら、
他のDrがやりたがらないことを、
自分の趣味みたいな感じで対応していたら、
いつのまにか、その道のプロになっていたこと。

その道が40歳からの本職になり、
ご自身の中で思い描いていた様に、
世界を飛び回る仕事になったということ。

Dr.T曰く
「自分がどうしたいのか?を考えていたら、
 頭の中で思っていたことが
 そのまま現実社会で反映されていた。」

こんなことがあるんですね~。

Dr.Tの経歴については
異色すぎるので、
他のDrの参考にはならないかもしれません。

Dr.Tご自身が仰っておりました(笑)
私もそう思います。

ただ、Dr.Tの考え方、
キャリアと年齢を区切って考えるというのは、
医師の皆さんの参考になると思います。

まだ体力があるうちに、
ご自身の専門科目の専門医・指導医まで取り、
その後に備える。

どんな医療に携わっていきたいのか?

自分が関わっていきたい医療は、
どんな地域の患者さんに需要があるのか?

開業するのか、
勤務医として過ごすのか?

70歳を超えたとき、
自分は医師として働いているのか?
いないのか?

まだ先のことで
わからないかもしれませんが、
わからないなりにも、
頭の隅で意識しておいた方が
賢明なのかもしれないなと
Dr.Tのインタビューをしていて
思いました。

■ 医師の数だけ、医師のキャリアはある

医師の数だけ、
医師のキャリアはあります。

Dr.Tの様に、
自分で自分のキャリア計画を作成できれば、
とても素晴らしいです。

実際、ご自身が、
決めた道を進んでいけば、
周囲からの雑音も気にならずに、
自分の道を邁進できます。

ただ、中には、誰かに相談しながら
自分のキャリアを考えたい方も
いらっしゃるかと思います。

そんなときは、
私どもDEPOCにご相談下さい。

自分がどうしたいのか?を
一緒に探っていきましょう。

色々な先生のキャリアを
見てきていますので、
事例をあげながら、
先生のキャリアを考えて参ります。

医師の数だけ、
医師のキャリアがあります。

以上


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医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。