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ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする? どうなる?

私の趣味は、
スキューバダイビング。

ですが、これは
年1回しか行けません(;^ω^)。

そこで、変な言い方ですが、
普段の趣味はなんだろう?
と考えたら、
ビール
ウォーキング
読書
となりました。

休日や、
営業先で時間があると、
本屋に立ち寄ります。

まず、自分の好きな作家さんの本をチェック。

次に、自分が興味ある分野をチェック。

今回、ご縁があり読んだ本は、

【ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?】 
著者:長谷川嘉成Dr
発行元:かんき出版

でした。

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■ 目次

はじめに
第1章 ちょっと変な春【認知症予備軍】
第2章 かなり不安な夏【初期・軽度】
第3章 困惑の秋【中期・中等度】
第4章 決断の冬【末期・重度】
おわりに

■ 認知症専門医が見ている認知症の患者さんたち。

この本に出逢えて良かったと思うのは、
2つあります。

認知症の患者さんたちの進行具合を、
春夏秋冬であらわして下さっているので、
順番にこういう風になっていくんだなと、
認知症の経過がなんとなくわかること。

認知症専門医の長谷川先生が書いている
トコロドコロノ言葉に、
介護者の心が楽になること。
そして、常に張り詰めていなくて良いこと。

認知症専門医の長谷川先生が、
“まずは、患者さんよりも、介護者の心身を守ること”
と言い切ってくれていること。

そして、認知症の進行具合とともに、
介護者の関り方、
デイサービスを使う利点、
グループホームの利点等
具体的な情報をあげてくれているのは
これから、介護に関わる可能性のある私としては
情報を知れて良かったと思っています。

■ 個人的感想

医療従事者ではない私が
医療業界の片隅で仕事をしています。

そうであるのに、
認知症の進行具合は全くと言ってよい程
知らなかった現実に、
ノックアウトされたのが
“はじめに”の処を読んで。

認知症の定番?
という感じで聞いていた
「私のお金盗んだろ!」発言。

実は、これは、
そのままの発言ではないんだよ。
認知症患者さんのお世話を一番している人に向けられる
勲章みたいなものだんだよ。

そんな事知りませんでした。

嫌われている、憎まれているからのこその
発言だと思っていたら、実は違う。

私の親族でも認知症を患った方がいます。
介護者は、お嫁さんで、長い時間
一人で頑張ってくれてました。
ですが、最後は離婚ということに。

認知症の症状や、患者さんが辿る経過を
知っているのと、知らないとでは、
介護する側の心の持ちようが違う。

そして、近くにいる介護者の家族の
心持も違う。
遠くにいる親族の心持も違ってくる。

認知症の症状や、患者さんの辿る経過を
知っていのると、知っていないとでは、
全然違う。

家族が認知症になったら。。。

親族の離婚という結果を通して、
なんとなく大変、心が荒む、自分の時間が持てない
暗い道をさまようような感じと
負のイメージが張り付いていました

でも、この本を読んだら
そうでもないかも??と。

介護は酷なものと決めつけないで
“介護楽しんでやろう!”と
まだ現実感がないからかもしれませんが
そんな気持ちが出てきました。

この本、お勧めします!

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医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。