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M先生の経歴と転職活動

M先生とのご縁は、
メールを頂いたのが
きっかけです。


■    M先生からのメール

そのメールには、
1年半転職活動をしてきたが、
まだ転職先が見つからない
というM先生の現状が
記載されていました。

M先生、男性です。

私どもにご連絡を頂いた時は、
50代後半となっておられました。

ずうっと働き続けてきた医師に
何があったのか?

お目にかかって、
お話を伺うことにしました。

■    1年半の転職活動

M先生の転職活動ですが、
医療系紹介会社経由で
活動をされていました。

2つの会社に登録し、
エージェントとやり取りをし、
活動をされていた様ですが、
登録して半年経過すると、
メルマガしか送られてこない様になり、
そして、現在に至ると。。。。。

「私、転職できるのでしょうか?」
とM先生。

更にお話を伺っていくと、
転職活動中といっても、
求人案件が送られてきて、
M先生が懸念点を伝えると、
そこでプッツリ終了。

M先生の懸念点への返信はなく、
「ただいま確認しているので。」
とのメールが返ってくるだけ
だったそうです(=_=)。

M先生の1年半の転職活動は
実際は、何も始まっていないし、
何も終わってもいない。

そんな感じでした。

■    M先生の経歴

大学卒業後、
6年間出身大学の
内科系で勤務され、
医局派遣で系列病院(A病院)に異動。

A病院では、
内科と健診を担当します。

2年後、派遣先が変わり
B病院で専門科目である
腎臓内科医として勤務。
医局にいる間に、
腎臓内科専門医
糖尿病内科専門医
透析専門医を取得。

その後、医局を退局し、
クリニックの雇われ院長になり、
約20年間勤務されています。

M先生が就職されたクリニックは、
法人が経営しているクリニックでしたが、
本部の手助けは一切無し。

院長一人で、
外来・健診・透析も診る。

そして、職員のフォローも
院長が対応。

夜間透析もし、
自宅とクリニックの距離がある。

長年の疲労が溜まりに溜まって、
自分の心身を守る為、
やむにやまれずに
お辞めになる決意をされました。

M先生、このとき
50代半ば過ぎでした。

■    M先生の希望。

腎臓内科を専門としているM先生。

M先生のご希望は、
・専門医を活かせる職場
・入院透析は避けたい
・夜間透析出来れば避けたい
・院長職は避けたい
・自宅から近い処
以上5点。

医師として
必要とされている処で、
長く勤務していきたいという
M先生のお考えが反映された希望ですが、
最初に伺ったときは、
“厳しいな。。。”と思ったのが
正直な処でした。

M先生には、正直に
“厳しい。。。”ことをお伝えし、
転職先を狭める理由(避けたい理由)を
伺いました。

M先生も真摯に回答下さいました。

”自分が透析クリニックで20年働いてきたのは
患者さんたちが入院にならない様に、
今の生活を維持することに重点をおいてきた。
なので、病院で入院患者さんと診るとなると、
今までの自分のやってきたことを否定というか
敗北感が強すぎてちょっと。。。。。”

M先生の回答を聞いたとき
私の中で、とても腑に落ちたのを、
覚えています。

とある医療機関に、
M先生の想いを伝えた処、ご縁が繋がり、
M先生、ご希望に添える医療機関に
転職することが出来ました。

■    M先生の今。

私どものアテンドで
勤務医として入職されたM先生。

3年経過した頃、
院長打診を受け、
現在は院長として
勤務されています。

M先生。

ご自身のお人柄も良く、
なおかつ、後輩の面倒見も良いので、
皆さんに慕われていらっしゃいます。

医師の数だけ、医師のキャリアがあります。

転職活動でも、
クリニック開業でもそうですが、
ご自身がどうしたいのか
どうなっていたいのか、
という原動力になるものを
ご自身がわかっていらっしゃると、
ご自身が望んだ方向に話が進んでいくんだと
M先生の転職支援をしていて思った次第です。

医師の皆さん、
ご自身が望む職場は、必ずあります。

転職活動がうまくいっていないなと思われる先生、
DEPOC梅澤にご相談下さい。

以上



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