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私という現象がひとつの波であるなら、エメラルドグリーンの透き通った穏やかな海で揺れたい


波のひとつひとつ

ひとつ ひとつ

打ち寄せるひとつ ひとつ

けれども どれも くっついて


波のひとつ ひとつ

ひとつ ひとつ ひとつ

ゆっくり打ち寄せる

けれど 

大海とくっついて


波のひとつ ひとつ

何色?

ううん ううん

何も色はついてない


波のひとつ ひとつ


音がする?

ざっぶ〜んって


ううん ううん

音なんかしてないよ


それは

空耳

地球のいたずら


ぼくは

ずっとここで揺れている


静かに 静かに 

揺れている


遠い遠い昔の

遠い遠い未来から

やってきて

帰って行くのさ


もうどれくらい往復したのか


ざっぶ〜ん


波のひとつ ひとつ


なんでもないし

なんでもある

なんにもないし

なんにもある


ざっぶ〜ん


波のひとつ ひとつ

だけど みんな

くっついて


全部くっ付いたら透明なのさ

眩しくて見えない

透明なのさ

遠くて見えない透明なのさ

近すぎて見えない

透明なのさ


ひとつ

ひとつ

ざっぶ〜んと

空耳残して


素晴らしい世界をたくさん見たい。たくさん感動したい。知らない世界を知りたい。幸せは循環させたい。ありがとうございます。