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cafe boneko & boneko books
2020年7月19日 22:17
句集「むずかしい平凡」自解その35。 この句、とくに解説もいらないですよね。 冬の薔薇が咲いている。母がシューベルトの歌を歌っている。歌は上手いかどうか、それは想像におまかせ。ちょっと音痴ぐらいのほうがいいですかね。まあ、シューベルトと冬の薔薇というのはちょっとつきすぎ、と俳句の先生なんかには言われそうです。 でも、シューベルトはつきすぎでもいいじゃないかって思います。旋律に憂いがあ
2020年7月19日 17:15
句集「むずかしい平凡」自解その34。 もうずいぶん昔のことですけれど、冬の上野公園で見た風景。それがわりあい最近になって頭の中で映像化されることがあって、なんなんだろう、と思いながら句にしてみた次第。 「木のベンチ」が唯一の救いでしょうか。なんとかしっかり眠って、今日を生き延びていってほしいなと思いますが、この国の非情さは、なかなか木のベンチに眠る人には届きにくいところがありますから、ど