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#7【おすすめ本】のぼうの城

小説など様々な本を、
年間200冊以上読んだ私おすすめの本を紹介していきます。

1.のぼうの城

”のぼうの城”は、日本の小説家和田竜先生が発表された歴史小説です。
2012年に野村萬斎主演で映画化もされています。

この本は日本の戦国時代末期を舞台に、豊臣秀吉による小田原征伐の中で最後まで抗戦した忍城での戦いを小説にしたものです。

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説!
                        ※上記サイトより引用

2.おすすめポイント

登場人物が兎に角魅力的なこの小説ですが、やはり主人公である成田長親は不器用ながらどんな身分の人間にも分け隔てなく接する優しさと度量の広さはとても魅力的です。

この作品の魅力としては他に登場人物の個性もあります。
肉体派がいたり頭脳派がいたりとにかく真面目な人がいたりと登場人物がひとりひとり魅力的で印象に残ります。小説を読んでいるはずが漫画の登場人物を見ているような感覚ですらすらと読むことが出来ます。

約500人の兵士と農民によって構成された忍城の守りと数万に及ぶ石田三成を大将とする豊臣秀吉の小田原征伐軍という図が、少数かつ力に劣る忍城方が強大な戦力を誇る包囲軍に対してどう戦っていくのかという所が読み手にワクワク感を与えてどんどん読み進めてしまい止まらなくなります。

この本に出てくる人物たちはどこか飄々としていながら、それでいて熱い心を秘めていて見ていて不快感の感じる人物が出てこないので読んだ後の後味なんかもとてもいいです。

3.まとめ

この小説はとても読み易く、今まで紹介したようなカッチカチの歴史小説という訳ではありません。これまで歴史に興味があった方もなかった方も一つの読み物としてかなり読み易い作品だと思います。
「ちょっと本は、、、」という方は映画から入ってみてもいいかもしれません。

私は和田竜先生の作品が好きで、のぼうの城以外も楽しく拝見させていただいています。
また他の作品も機会を見て紹介したいと思います。

上記サイトやamazon・楽天ブックスにもあるので、電子書籍でもいいですし本を買ってもいいと思います。
是非購入して読んでみて下さい。


おわり。

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