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孤独な僕が嫌いなら、君はここを去ればいい。

「あなたのことが好きで、私、夜も眠れません。」

「あなたのことを考えて、胸が苦しくなるんです。あなたは今、どこで何をしているのかなって。あなたは今、誰といるのかなって。」

君が好きなのは、私ではないよ。

君は、君が大好きなんだね。

その、君が大好きな君を、輝かせる方法を、君だけの時をもって、見つけていけばいいじゃないか。
そこに僕は必要ないはずだ。

僕は、僕が大好きだ。
だから孤独で構わないんだ。

はっきりと言えば、僕にとって君は必要ない。要らない存在だ。
そして、君にとっても僕は要らない人間だよ。
君が孤独を手に入れて、君自身を手に入れたら、僕のことなんかすぐに忘れてしまうだろう。

でも、僕はそれを悲しいとは思わないんだ。
むしろそれを、嬉しく思うね。
もしかしたら、そのときが来て、新たに君と出会ったら、僕は君に恋をするかもしれない。
孤独な僕が愛せるのは、孤独な人だけなんだ。

「あなたから聞きたい言葉は、そんなものじゃなかった。」
「そんな小難しそうな言葉ばかり並べられても、よく分からないわ。」

僕のことをそう感じるなら、それでいいじゃないか。
そのままここから、消え去ってくれれば、それでいいじゃないか。

君と僕が出会ったのは運命的かもしれないが、僕らの運命は「出会った」、ただそれだけ、そこで終わりだ。
それ以上の運命はない、それだけのことだ。

君はきっと、僕から離れて、君だけの言葉を見つけたり、或いはそれを君自身が望んでいないのであれば、僕でないほかの誰かから貰う言葉に満足して、満ち足りたような気分になって、僕でも君でもないほかの誰かの世界のなかで、生きていけばいいじゃないか。

君が、こんな僕を愛せないように。
僕は、孤独を愛せない人間を、愛することはできないんだ。愛してみたいとも、思わないんだ。


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