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道明さんで組紐を

「道明」さんは、東京国立博物館に行った際、何度かお店の前を覗き見しておりました。その度に、「今日は具体的に何が欲しいかわからないから...」と入らなかったり、お客様がいらっしゃって入ることをやめたり...と、中々入店出来ずにおりました。

道明さんの組紐は、百貨店の催事にて1本だけですが購入した事がございます。その時は、同行して下さっていたお着物の先輩に選んで頂き、とても使い勝手の良い色を購入出来ました。自分では選ばない色でしたので、少し不思議な感覚でしたが、取り合わせをする度に出番が多く、和装の取り合わせは奥が深いなぁ...と学ばせて頂いた1本です。

そんな経験から早数年経ち...本店にも行ってみたいという気持ちも高まり...持っている着物や帯、着姿の写真をiPhoneのアルバムのまとめて、予算も何となく決めて...行って参りました。

そして、購入したのが以下の組紐...帯締めです。

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ネットで見ている時とは、見る目が変わる...選ぶテンションが違うのが、自分のことながら面白かったです。お店の方には、写真をお見せして「無地の物しか持っていないので、少しチャレンジもしてみたいです」と、お伝えしましたら、一番初めに上の帯締めを提案して下さいました。

正直に申しますと、予算の面で少しオーバーしておりましたので、「他のものでも良いかな...」とも悩みました。その時、師匠と一緒だったので相談したところ「結局はキュンとするものを選ぶのが良いのでは?」と助言を頂き...その助言に従う事にしました。

どのコーディネートに使いたいという具体的イメージはないものの、最終的にはキュンとしたものを選びました。工芸品を得た実感があり、とても良い気持ちです。

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今回、道明さんで組紐を頂いた事をキッカケに「そうだ、私は工芸が好きだった」というシンプルな事に再確認...気がつく事が出来ました。

組紐の陳列の仕方、包装の仕方、接客の仕方...大変勉強になりました。1度伺ったら、次は一人でも大丈夫な気がしましたので...また上野に行く際には、訪れたいと思います。次、購入したいものは、実はもう決まっているのです。次に伺うのが、今からとても楽しみです。


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