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違和感は当たる(事もある)

師匠・仁平幸春氏と初めて会ってから、弟子入りするまでの半年の間や弟子入りしてからの初期の頃に、何人もの社会人の大人の方々に出会いました。それは、大体、師匠の知り合いであったりお取引先の方であったりしました。そして、その方々とは私が弟子として働くようになってからも、色々な場面でお会いする機会がありました。会うだけでなく、色々なお話も伺いました。

初期の頃は私もまだまだ社会人として未熟ですし、話の内容の全てを理解することは難しかったです。特に業界の事は何も分からない...という状態でした。しかし、徐々に成長してきますと、会話の中にて、「ん?変だな」と違和感を持つ事が度々ありました。

例えば、呑みの席などで師匠が席を外すと「君の師匠は大したことない。私の方が優れている(要約)」という内容を話し始める。

例えば、「君の師匠は素晴らしい。その師匠と同じレベルの私も素晴らしい。よって君は、私の事も師匠と同じように敬う必要がある(要約)」という事を匂わせる。

例えば、「君の師匠は何かズルい事をしているに違いない。でなければ、あんな風にやっていける筈がない。何か知らないかな?(要約)」と探りを入れられる。何を探られているのか検討もつかないので、とても的外れな事を言って恥ずかしい思いをする羽目になる私...可哀相。(あんな風にやっていく=どこにも所属せずに、何の支援もなく、創作だけで、自宅と工房の2件を維持し、家族とスタッフを養う事)

などなど...。大学生の頃は師匠と毎日顔を合わせている訳ではありませんでしたので、違和感を持ちつつ、師匠の知り合いであったりお取引先であったりしますし、伝えて良いのか悪いのか...と悩む場面もありました。しかし、大学を卒業して、師匠とほぼ毎日会うような環境になりましたら、見えて来る事もありますので...そして面倒ですので、あった出来事のほぼ全てを師匠に報告するようにしました。

そうするようにしまして、約10年が経った今、当時お付き合いがあり、当時違和感を持ったような方々とは、現在御縁はございません。経験の浅い人間でも、違和感は当たるんだな〜と思う昨今です。


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