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過去記事を振り返る 発達障害児、次男4年生の今

前回までのお話はこちら↑

次男が学校へ行けなくなったのは、一年生の夏休み前のことでした。思えば色々な事がありました。いい事も、そうでない事も、葛藤も、落胆も、どん底も、そして愛も幸せもありました。

あれから3年。明日どうなるのかなど誰にも分からないので、あえて『今』を語るとするならば、『今の息子はとても良い』です。それはこれからも続く保証はどこにもありません。未来がどうなるのかの見通しなど、誰にも分からない。それが真実なのです。けれど、『今』が幸せかどうかは分かります。私の目から見て、息子は『今』幸せそうです。

ニャロナ休みでスタートした4年生。新学期は始業式のみで、ゴールデンウィーク明けまでお休み。お友達とも会えず、遊びに行ける場所も、できることも限られていました。4年生の勉強は自主学習で進めなくてはならず、誰かの支持を頼りにしていた子どもたちの中には問題を抱えてしまう子どもも居たようです。

新しい環境に慣れることが難しく、イレギュラーに対応する事に人一倍疲れてしまう次男。このニャロナ関連のイレギュラーっぷりは、大人でも疲れてしまうほどでしたから、ずっと次男の事が気がかりでした。

ところが、新しい環境が自宅という慣れ親しんだ場所であった事で、彼はとても落ち着いていましたし、元々、一人遊びが得意な子ですので遊びも大した問題にもならず、自主学習に至ってはYou Tubeなどの動画を活用した事もあって、何度も繰り返し動画を見ることで自分のペースを掴んでいきました。

彼の様な特性を持つ子どもにとって、自分でペースを決められることはとても重要です。集団生活のストレスは周りのペースに合わせることの連続ですから、マイペースの次男にとって集団というのはとても疲れる事なのでしょう。ニャロナ休みは、心理的な負担はあったものの、集団生活のストレスが無くなった事で、余力が生まれ、心理的な不安を強めることなく、上手に怖がり、クリアーしている最中です。

昨日からは通常授業が開始され、また集団生活のストレスを抱えることとなりますが、折り合いを付けながら乗り越えていけるよう、日々の体調管理に気を配り、規則正しい生活を心がけて行きたいと思います。

4年生の担任の先生とも、何度かお話をさせていただき、

『できる限り失敗から学び、わちゃわちゃしつつも、次への一歩が踏み出せるような関わりを』

と言う事で、あまり過度な支援は避け、励ましや応援をお願いしてきました。

自分の事は、自分で選択して決められる子に育って欲しい。そんな私達夫婦の元で育った二人の息子は、定形発達の兄も、発達障害の弟も、今の所、問題なく危機を乗り越えて行っています。彼らの人生がちゃんと、彼らのものである事を切に願い、時には突き放し、時には雷を落とし、時には放置します。おかげさまで彼らはたくましく成長を続けていて、今後がますます楽しみになってきました。

Withニャロナで、後どれくらいイレギュラーが続くのか分かりませんし、イレギュラーがレギュラー化してしまうかもしれませんし、もっと急激な変化が待ち受けているかもしれません。けれど、息子たちは言います。

『大丈夫っしょ』

『なんとかなるっしょ』

『まあ、どうにかするわ』

『グダグダいってても、しょうがないから』

『ぐちぐち言ってても、どうにもならなんから』

(=^・^=)アンタたち、母ちゃんの子だねぇ。

高学年男子は、(´∀`*)ウフフ面白いです。

そうそう、最近は次男も小さい子が好きになってきました。お世話してあげたり、かわいがってあげたり、一緒に遊んであげたり、低学年の男の子や、幼児の男の子とのふれあいがとても上手になり、ちい兄としての自覚が芽生えたようです(о´∀`о)

末っ子の次男には、小さい子がする事を、これまでは『かわいい』とは思えませんでした。それは、年がまだ近かったり、できる事が変わらなかったりと、何かとライバル意識のような感覚もあったように思いますし、いつも通りの末っ子のポジションを取れない不安感のようなものを感じていたのかもしれません。

高学年になり、猫も三匹に増え、様々な成長を遂げた次男は、小さい子をニコニコしながら見守って、ペットボトルのキャップを開けられない男の子に

『かわいいねぇ』なんていいながら、
『お兄ちゃんがやってあげるよー』

と言ってペットボトルの蓋を開けてあげて、一緒にジュースを飲み、ジェンガを上手に手加減しながら盛り上げて、ちい兄をやってくれたりしています(=^・^=)

もうすぐ10年。折返しです。良く育ったもんだなぁと思います。後の10年も楽しみ楽しみ。

上手く飛び立てるように。

飛び立ったあと、自ら航路を決められるように。

自分の選んだ世界に納得し、幸せを感じられる大人になるように。

彼らの人生の主人公が、彼らであるように。

私の挑戦も、まだまだつづく


ご興味のある方は、ぜひこのnoteで一緒に子育てに参加してみませんか?

ボンボンのnoteを読む事で、あなたの横を通り過ぎた子どもたちに、微笑ましさのような気持ちを持ってもらえたり、騒がしい子どもたちを、『┐(´д`)┌ヤレヤレ 元気だねー』なんて思ってもらえたら、そんな喜ばしいことはありません。それは立派な子育てだと私は思うのです。

未来をつくる子どもたちが、大人たちに受け入れてもらえる。そんな世界であって欲しいなと思います。子育ての範囲は母子や、親子という小さな世界ではありません。大人と子どもが存在し、この世界で生きている。子育てなくして世界はできあがらない。ほんの少しの微笑みが子ども達を守ります。そしてほんの少しの温かさが、子ども達を育みます。関係ないようでいて、実はとても深い関係にある、大人と子ども。

本当は、みんなが参加している子育て。意外と気が付いていないかもしれませんが、皆さんの子育て支援のおかげで、今日も子どもたちは成長を続けています。大人の皆さま本当に温かい子育て支援をいつもありがとうございます。どうか末永く、世界中の子どもたちを温かく迎えていただけたらと思います。

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