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発達障害児と実践!セルフコントロール[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。

(ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。

前回の記事はこちら↓

セルフコントロール

最近よく耳にするセルフコントロールという言葉。難しいと考える人も多いかもしれません。
でもね、以外とかんたん♪です。これを続けて行くためにも、周りを巻き込んでやることをオススメします。一人でやっていると、これまでの状態の方が慣れ親しんでいる分、気を抜くと勝手に元の状態に戻ってしまいます。

一緒にやってくれる人や、もうすでにできてる人にお願いして、元の状態に戻っていないか、お互いにチェックしあえるとスムーズに事は運びますよ。

今回紹介する方法は、内面や過去は全然関係ありません。だれでも、今すぐに始められる。そんな方法です。(怠惰な私が選ぶ方法はいつもそのパターンw)

心を変えようとか、生まれもった性質を強制しようとかね、そう言うのは嫌なんですよ。心が変わりたくないって言ってんだから、無理矢理変えさせたって、後で歪みが出ますからね。生まれもった性質は、宝物なんですから、生かすことはおおいにやって、殺すようなことはしなくていいんですよ。

脳は否定形を認識できない

『○○じゃない』
『○○ではない』
『○○ない』

と言ったり、言われたりしたとしても、脳の反応は

『○○だ』

と言ったり、言われたりしたときと、同じ反応です。

例えば、

『私はもうダメだ』と言われて、
『ダメなんかじゃないよ!』

みたいな答えを返しがちですよね。
でも、

『私はダメだ』
『確かにダメだね』

って会話と脳は同じ反応をしています。

脳の反応は主語を識別できない

この会話をした二人とも、自分はダメだと2回言われてるのと同じです。共倒れですね。負のループですね。回りくどい上に、言いたい事の本質は伝わってない。そして、双方にダメージをくらう。

だから、人の愚痴を聞くってダメージ大きいんですよ。愚痴を言う人も、もう少し考えてから、別の表現に変えた方が自分の為にもいいですよ。

ダメ出しも同じです。ダメ出ししたほうもダメージをくらう。どっちが先に言ったのか、とか関係ないですね。どのみち、主語は無い状態で言葉の意味だけに反応してるんですから。

そして、会話する事に対して楽してる。目先の楽を取るとろくなことにならない。考えることなく前の文脈につられてしまって同じこと言っちゃう。で、じゃないよで打ち消したつもりでも、結果はダメの念押ししてるだけ。

日々の使う言葉を変えていく

これが、大切。今まではどうだったかは、もうどうでもいいんです。今からこれから変えていくんです。

行動分析学でも、アドラー心理学でもね、同じような事をいってますよ。とにかく、過去に原因を求めても何も変わらないんです。過去は過去。事実は事実。けれど、現在は過去と繋がってるようで、繋がってないんです。繋がってるって言う前提を、まずはとっぱらいましょう。

現在から変えていくと、不思議と過去の捉え方は変わっていた。と言うことはあり得る話です。けれど、やっぱりそこはあまり関係無いですね。

現在から変えていく事で、未来を作る方が大切です。



日々使う言葉を変えるために、参考にしていたのはこちら。当時、うつ病を患っていた夫が買ってきた本。ムック本とかいうやつですかね(定義がよくわかってませんが)雑誌サイズの大きめの本です。とっても見やすいし、あっという間に読めますよ。なのにめっちゃ重要なことがいっぱい書かれています。

潜在意識は、あなた自身の口から出た言葉に純粋に反応して、無条件にしたがいます。あなたの潜在意識は、あなたに常に『かしこまりました』と言っています。気分や体調だけでなく、人生のあらゆる場面において、私たちが無意識にやることすべてをコントロールしています。

潜在意識は、自分自身が口にしたどんなことでも、その言葉の意味を読み込み、無条件に従います。そして、気づかないうちにゆっくりと、そのことば通りの現実につくり変えていくのです。

騙されたと思ってやってみてください。ビックリしますよ、本当にそうなっちゃうんですよ。


息子の例を挙げる前に、私の体験談を一つ。

結婚してまだ、子ども達が小さかった頃の私は、夫の事が嫌で嫌でしょうがなかったんですね。『なんで手伝ってくれないの?』とかね、『そんな言い方しないでよ!』とかね。まぁあれです。育児疲れです。

でね、ある日から、そうやって思ったりしてることに、自分自身が疲れちゃうの。どこまでも怠惰な私としては、負の感情を持って生活しているって、かなり疲れることだと思うのです。だから、試しに言葉を変えてみたんですよ。

仕事から帰ってきた夫にね、

『おかえり~お疲れ様。あなたのおかげて、私は、毎日楽させてもらってるわ♥』

この時点ではね、思っても無いこと。よく、いけしゃあしゃあとそんな言葉が口から出たもんだね。と内心では、blackボンボンが、ケッケッケッと笑っておりましたよ。

それから毎日の様に、同じような言葉を言うようになりましたところ、blackボンボンは完全に姿を消しました。本当に心から、

『良いところにお嫁に来たもんだなぁ』

なんて思うようになるんだから面白い。面白くなって来たのをいい事に、こんなことを始めました↓

相手から、どうこうされたから、関わりたくない!と無視してると、そのまま嫌な気持ちをずっと引きずるし、自分の中で消化するのにめちゃめちゃエネルギー使うでしょ?

ならばいっそのこと、思っても無いことを言ってみると、すっごく面白い展開になりますよ。そんなことしてたら、ほとんど嫌いな人って存在しなくなっちゃった。合う合わないは確かにあるけど、嫌いな人はやっぱりほとんどいないなぁ。



ではでは、息子のセルフコントロールにどうやって活用していったのかに話を戻します。

一年生の頃の息子の口癖

『嫌だ』
『できない』
『やりたくない』
『どうせ僕なんて』

ほぼ、これで会話を成り立たせようとしてくる息子w

面白い。受けて立とうじゃないの!

当時、息子は発達障害(ASD ADHD)の診断が下った頃で、私はスクールカウンセリングを受け始めたばかりでした。

息子が論理的な話を好むように思う。と、イケメンカウンセラーさんに聞いたところ、発達障害の多くの人がそのような傾向にあること、そしてロジックがあれば、ストンとそれを自分に取り入れて行くことができる。と教えてもらいました。

よしよし来た来た!いけるじゃ~ん!ロジック作って説明するってこれまでもやってきたけど、間違って無かったってことね♪ありがとうイケメンカウンセラーさん!続けるわ♪

まずね、息子がご機嫌な時とか、寝る前のベッドの中とか、二人で話ができるときに、脳の反応について説明しましたよ!そんな話はものすごく興味を持って聞いてくれる子なので、とっても助かりました。

息子『じゃあさ、できるっていったら、できるようになるわけなの?』

私『そういうことです!試しにやってみようよ』

息子『えーやだよ』

私『やだよっていちゃったら、変わらないわけだ。でも、そのままも嫌なんでしょ?』

息子『そっかー。わかったよ。やるよ。』

私『お!やるよ!って言えたじゃーん。やるよって言ったら、やれるんだもん。脳はそうなってるんだから。後は脳が勝手にやってくれるよ』

息子『勝手にやってくれるとかすごいね!』

私『ねー!脳ってすっごいよねー。人間ってみんなそうなんだってよ』

こんな話しを繰り返し繰り返し。『はい』って言っちゃったら体が勝手に動くとか、『○○になる』って言っちゃったら、本当になっちゃったりとかね。結局、発した言葉の辻褄をあわせようとするために、未来から逆算して現在を動かすようになるわけです。矛盾を修正していくわけですね。

ルフィは『海賊王におれはなる!』っつってんのになんでならねぇんだよ!
サトシは『ポケモンマスターになる』って、いつになったらなるんだよ!

ってそれは、あれです。面白くなくなっちゃうもん。延々続くためには叶えちゃいけないんだもの。あ。だから、愚痴る人って変えたくないのね。面白い。ってことか。



昨日、兄ちゃんが面白いことやってたので、またこの脳の話しになったんです。兄ちゃんは、ゲームするときのハンドルネームに『○○社長』○○は自分の名前にしたと教えてくれたんです。だから、

私『あなたは本当に社長になるよ。毎日そうやって、自分で自分の事を社長っていってるんだから、脳は必ずそうなるように行動するからね』

兄ちゃん『おー!いいねぇ。』

なりたい自分を自分で設定すればいいんですよ。勝手にそうなるんですから。自然とそれに見合うように行動し、ちゃんと結果が付いてくる。後は、どれくらいの頻度でそれを語り、どれくらいのリアリティーで口から出てくるのか?そう言うところでの差はあれど、人間なんてそんなもんです。兄ちゃんが『○○社長』のビジョンを持つようになれば、そうなっちゃうでしょうね。

過去や生まれもった性質に囚われている時は、人間ってものを過大評価してしまいます。だから、『今の自分は、所詮この程度の人ですから』などと謙遜する。それって、人間はもっとすごくないとおかしい。みたいな過大評価。それと比べてるんだと私は思います。けれど、私たち人間はもっと単純な生き物ですよ。

発達障害だろうが、定型だろうが、大人でも子どもでも、男性でも女性でも、経験があろうが無かろうが、過去がどうだとかそんなのは全く関係ないんです。だって、みんな人間で、動物でしょ?

私は人間じゃない!って人には…あらまどうしましょ。

変態には抜群に効きましたけどもね。変態といえども、人ではあるんで。

さてさて、次回はそうやってセルフコントロールを学びながら、息子はどうなっていったのか?セルフコントロールとアンガーマネジメント的なお話しですよ。

本当にコントロールできるようになるわけ?怪しいもんだわ。そんなんで変わるならとっくにみんなやってるんじゃないの?


ウフフフフフフ♪

~To be continued~

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