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【遠距離恋愛】10000km離れた恋人を想うということ。(前半)

私は、今遠距離恋愛をしています。
私は日本、彼はヨーロッパのとある国に半年間の留学中です。

そんな半年間の遠距離恋愛ももうすぐ終わりを迎えそうなので、このタイミングで半年間の気持ちの変化を振り返っていきたいと思います。

長くなることが予想されるので、今回は③まで、そしてそれ以降は後半としてまた別のnoteに書いていこうと思います。

①出国の日まで

私が彼から留学することを聞いたのは、付き合ってすぐの頃でした。
付き合って日も浅く、留学すると聞いてから実際に行くまで1年近く期間があったので、実感が全く湧かず、正直な感想は、へーそうなんだーでした。

そこから月日は流れ、週末はどちらかの家で過ごし、お花見に行ったり、花火を見に行ったり、たまには旅行をしたりとどんどん二人の思い出は増えていきました。

そして、一緒にいる時間が増えれば増えるほど、彼の存在が占める割合がどんどん大きくなっていき、半年も会えないという事実が怖くなっていきました。

遠距離が始まる1か月前には、また来週会えると分かっていてもバイバイする時に泣いてしまったり、電話しているときに半年も会わずに続く気がしないから一旦別れる?なんて話し合いもしていました。

実際は、私から一旦別れる?なんて言いながら、実際は全く別れる気なんてなかったし、正確に言うと別れる勇気なんてなかったんですけどね。

そんな日々を過ごしているうちに別れの日は刻々と近づいていきます。
出国前日の夜、もともとは会えない予定だったのですが急遽会えることになり、彼の家に行きました。

通常明日から半年間海外留学へ行く、しかも部屋も退去するという状況の人間の家はすっかり片付いて、空っぽの部屋に大きなキャリーケースがぽつんと佇んでいると思いますよね。

しかし、さすが私が好きになった男。
彼は全く違うのです。

私が家に着いたのは夜の11時近くだというのに、部屋はいつもの生活感そのまま、新品のキャリーがほぼ何も詰められず置いてありました。

そこから深夜までパッキング、次の日は部屋の片づけ、大きな家具の廃棄、段ボールの運搬などやることは山積みでした。
最後の日くらいは別れを惜しんで、ゆっくりしたいと思っていたのに、汗だくで重い段ボールを持って近くの宅配営業所まで4往復することになるとは、、

ようやく部屋が片付いたときには、もうすでに家を出る時間。

私はなんで最後くらいちゃんと時間を作ってくれなかったの?という感情が頭の中をぐるぐるしていました。

私が不満そうな雰囲気を出してしまったのが悪いのですが、
それからは険悪な空気が二人の間に流れていました。

最後だから、楽しく過ごしたい。
最後だから、会えなくなる分好きって伝えたい。

2人とも同じ気持ちだったはずなのにどうすればいいか分からず、ただ空っぽの部屋で、同じ方向を見つめ泣くことしかできなかったのです。

あぁ別れるときってこんな感じなんだろうな

こんな感じで半年間も遠距離できるのかな

なんて、そんな最悪の空気でした。

でも、このまま遠距離が始まるのは後悔すると思ったので、私は準備していた手紙と香水をプレゼントしました。

彼は泣いて、すごく申し訳なさそうな様子で

ごめんね、と呟き
手を握ってきました。

しばらく感傷に浸りたいところでしたが、もうフライトまで時間がないので、手紙を読む暇もなく成田空港へ向かいました。

空港に着くまではなんだか実感がなかったのですが、飛行機の便の案内板や両替された外貨を見ると、本当にこれから海外に行くんだと実感が湧いてきました。

フライトまで少しだけ時間があったので、ベンチに座り、さっき渡した手紙を読んでもらいました。
彼は泣きながら、ありがとう、絶対に戻ってくるからねと約束してくれました。

そんなことをしていると、ついに搭乗口に向かわなくてはいけない時間。

ゲートに入っていく前、人目を気にすることもなく、強く抱きしめお互い最後の言葉を交わしました。

この時ばかりは、少し冷静な自分もいて、これ映画でよく見るやつじゃんとも思いました(笑)

留学に行ってほしくないあまり、これまでなんで留学なんて行くの…?って言ってしまっていたこともあったので、最後にちゃんと心からの頑張ってねが言えたことはよかったなと思っています。

このような感じで私たちの半年間の遠距離恋愛が幕を開けました。

②最初の2週間

ここが寂しさのピーク。

初日は実感がなかったものの、夜になるといつもの時間に気軽に電話を掛けられないこと、買い物途中で彼氏の好きそうなお菓子があっても食べさせてあげられないことなどで、どんどん実感が湧いてきました。

いつもは1,2時間以内には帰ってきたLINEが時差と海外の通信環境が整わなかったせいで、半日以上帰ってこなくなり、既読が付かないトーク画面を見ては病み散らかし、

仕事のお昼休みに外に出て散歩をしている途中、シャッフル再生で流れてきた恋愛ソングを聞いては涙が溢れてくるような散々な病み具合でした。

2週間ほどこんな感じの生活を送り、あまりの辛さに私はもういっそのこと連絡をしばらく取るのをやめてしまった方が楽なんじゃないかと思い、

もう連絡取るのやめよ、って連絡していました。

まぁ結局彼氏に絆され普通に連絡はその後も取り続けるのですが、、

この時期は、最初から病むことを想定して毎週末予定を入れてはいたけれど、何をしても思い出すし、

夜になると布団の中でひとり寂しく泣いている毎日

そんな感じで、慣れない時差と急に日常が変わったことへの変化についていけず、それにとにかく寂しくて辛い日々を過ごしました。

③1か月目

さすがに一か月もすると彼がいない生活にも慣れ始めます。

もちろん寂しくなる時もあるけれど、突然涙が出てくるようなことはほとんどなくなりました。

時差がある生活に慣れてきたので、返信来なくてもあんまり気にならなくなったし、むしろ私が寝ている間に何件か毎日LINEを入れてくれるのでそれを毎朝の楽しみにできるくらいには順応してきます。

人間の適応能力はすごいね

お互いリズムがつかめてきて、病むことも少なくなったので、初期の頃より仲良くいられた気がします。

なんならちょうどいい寂しさがずっとあって、彼氏が一番愛情表現をしてくれたのがこのころかもしれません。

しかし、ここで新たな課題が生まれるのです。

一か月もすれば、彼氏には現地の友達もでき、休日に旅行に行ったり、イベントに参加することが多くなってきました。

一方私は、最初の数週間は事前に予定を詰めていたものの、さすがに毎週土日どちらも友達と会うというのもそろそろ限界が来るので、休日は暇な日が増え、平日はつまらない仕事を繰り返すだけの単調な毎日を送っていました。

LINEで送られてくる楽しそうな写真

留学でこんなことを勉強してるよ、こんな成果を出したよ報告

それがめちゃくちゃ辛かった、、

そしてそれを見て彼氏の幸せを素直に喜べない自分がどんどん嫌になっていきました。

ただでさえ、私は彼氏に対して劣等感を持っていたのに、何も成長していない私とどんどん距離が離れていく気がする

周りには私なんかよりもいろんな得意を持っていて刺激を与えてくれる人がいて私と話してて楽しいのかな

それにこんなにいろんな国を旅行していて、私と行く居酒屋や散歩を楽しんでくれるのかな

なんで彼氏都合で遠距離になったのに私ばっかりこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだろう

なんて嫉妬と不安で毎日押しつぶされそうでした。

寂しさが薄れてきた分、余計なことをたくさん考え始めて、
最初の寂しい期よりも本格的に辛さから逃げるために別れようかなという思いがちらついてきた時期でした。


長くなってしまったので、今回はここまで!

すぐに続きも書こうと思っているので続けてみてもらえたら嬉しいです。




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