香港でソーシャルワーカーに出会ってカルチャーショックを受けた話。
精神保健福祉士の和賀です。
5月にSOLIT!主催の香港のDE&I研修ツアーに参加しました。3日間、濃厚で濃密な時間を過ごしました。
私はカルチャーショックを受けました。それは、物価の高さ、スペースの狭さ、ソーシャルワーカーの立ち位置など。生活、暮らしは日本と同じではないとわかっていても、知らないことを知ることは楽しいことでもあり、ショッキングなことでもあるのだなと思います。
初日に訪問した会社で社会起業家さんからは、何度となく「ソーシャルワーカー」という言葉が聞かれました。日本とは制度が違うので少し違うかもしれませんが、所謂、障害のある方の就労支援をしている場所です。利用される方の紹介やその他常にソーシャルワーカーと連携を取っていると聞きました。香港では社会起業家とソーシャルワーカーの繋がりが不思議ではなく、むしろ必要不可欠なことなのだと知りました。
言われてみればそもそもソーシャルワーカーとは、社会中での垣根を超えて人を繋げる役割を持っているわけです。日本ではソーシャルワーカーというよりは社会福祉士、精神保健福祉士と資格名で縦割りも起こりやすく組織内に留まっていることが多い。連携、連携と叫ばれてはいるものの業界内に限って使われている。他業種をも巻き込んで繋がっていこうとすることは、比較的サンプルが少ないと思うのは私だけでしょうか。
香港の研修ツアーで1番驚いたのは、有料老人ホームの入居金の高額さでした。なんとその額、20億円!!
私は何回も聞き直したくらい驚きました。そして、月々は30万円。さらに入居者の生活レベルは富裕層ではなく中間層の人がターゲットとのこと。驚き過ぎてしばらく何にも情報が耳に入ってきませんでした。しかも、香港の住宅事情としてスペースの狭さがあります。私が宿泊したホテルも驚く狭さでした。有料老人ホームも居室も、日本の有料老人ホームで考えたらとても狭いけれど香港では広い方とのこと。日本と香港の国土の違いもあるのでスペースについても単純な比較は出来ませんが、久しぶりに驚き過ぎた時間を過ごしました。
社会起業家のシェアオフィスでキャリア50年のソーシャルワーカーにお会いしました。
とにかく元気で、ペースが早い!香港のペースは早いのか?地下鉄のエスカレーターは恐ろしいほどスピードが早く、3日間何回か体験しましたが、最後まで慣れませんでした。
自己紹介も1分を超えると容赦なく「はい、次の人」ときっていくのです。社会起業家、スタートアップのアドバイザーをしているだけはあるなと思わず納得しました。参加者の中に理学療法士さんがいました。思わず、日本ではこんなソーシャルワーカーはいないよね?と苦笑い。また、なんでも聞いて!とオープンマインドだったので、香港のソーシャルワーカーの平均のお給料を聞きました。平均は50万円位で、公的な機関に勤めることが多いらしく公務員的な立ち位置のようでした。これだけ聞くと日本の2倍以上!と思いますが、香港の物価は高いのでその意味では単純な比較はできないかなと思います。
今回の研修ツアーは日本から5名の参加でした。同じ仕事をしている人は1人もおらず、香港で初めまして、でした。それでも、それぞれの興味関心を持ちながら質問したり感想を言い合ったりしながら、理解を深めていく時間でした。こういうまさに一期一会な関係での旅は、本当にエキサイティングだなと思います。これだから旅はやめられないと思います。
今回の香港に行ったメンバーで報告会を行います。それぞれの観点からの気づきや感想はきっと聞いている方にも何かの観点に繋がるかもしれません。ご参加お待ちしています!
話すことは、身体から離すこと。
話してみませんか?こんなこと言っていいのかなを、どうぞ私に話してください。HUGするように、話をお聞きします。
自分や、もしかしたら近くの家族、友人、知人、会社の人にもしかしてこれはHUGが役に立つのかもと思ってくださったら、LINE公式より是非ご連絡ください。
2025年2月15日から22日までインドリトリート@リシケシュを行います!こちらも参加申し込みが始まりました。是非内容をご覧ください。
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