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世界メンタルヘルスデー。メンタルヘルスの予防について考えていること。【福利厚生としてのHUG】

精神保健福祉士の和賀です。

本日10月10日は世界メンタルヘルスデーですね。

世界メンタルヘルスデーとは

世界精神保健連盟が、1992年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
世界精神保健連盟より、2024年世界メンタルヘルスデーのテーマは、「今こそ職場でメンタルヘルスを優先しよう」であることが発表されました。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/about.html

1992年からというのを見て、私が精神科病院で働き始めたのが1995年(随分前!)だったので、それよりも前だったのかと驚きました。そして私が働き始めた頃の社会の状況は、「メンタルヘルス」という言葉すら一般的ではなかったように思います。そして、職場のメンタルヘルスという言葉が一般的に言われるようになったことは良いことだとも思います。

そして、そもそも精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士とは

 精神保健福祉士は、精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)に基づく名称独占の資格であり、精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいいます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/seisinhoken/index.html

精神保健福祉士という名称の知名度はまだまだ低く、未だに「初めて精神保健福祉士の人に会った!」と言われることが多いです。結局何する人なのか、と言われれば。その人の話を聴き個別の課題に対して一緒に、解決の糸口を探してその人のより良い人生を支えることを仕事としています。病気や障害を治療する立場ではなく、個人の持つ健康な部分に焦点を当てて相談者の人と一緒に悩み、考えて進んでいくというスタンスです。

メンタルヘルスの大切さを、掛け声だけに終わらないようにするにはどうしたら良いのか。メンタルヘルスという言葉が一般的になったとはいえ、まだまだメンタル不調やメンタル弱い、はネガティブなワードとして使われていると感じます。

精神科病院に24年勤務していた時にはわからなかった、相談することのハードルの高さ。退職後、社会の中での働く人のメンタルヘルスの状況、そして、企業内にある様々なメンタルヘルスや身体の健康管理に対する制度が充実しているからといって、社員の人は積極的に使わないこともあると知りました。そんな背景を、PRTIMESストーリーに想いを書いたのでぜひお読みいただきたいのと、読んだ後にいいねを押してもらえると嬉しいです。

精神科医療に勤務してきた経験と、退職後株式会社ニイラを立ち上げて現在5年目となり働く人の様々な相談を受けてきました。また最近では、経営者の方の相談もお受けすることが増えてきました。50人以上の従業員がいる企業には産業医が置かれていますが、「福利厚生としてのHUG」は、従業員が50人未満の小規模企業のご相談もお受けいたします。

当然のことながら、個人の悩みは1人1人違います。話をする時には会社名などは横に置いて、話しやすい環境を用意できること。メンタルヘルスの専門家として長くやってきたからこそ、個人を取り巻く環境と人との関係性、メンタルヘルスの予防から、医療機関の受診の可否も含めた危機介入、そしてその後のケアやサポートが出来ると考えています。相談については、対面またはオンラインでの対応が可能です。またご希望に合わせた柔軟な対応も可能ですのでまずは是非ご相談ください。


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