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創価学会平和委員会様主催上映会の感想のご紹介

2022年3月創価学会平和委員会様主催のオンライン上映会が行われました。
「SDGsオンラインシネマシリーズ」第6回上映会&トークイベントに、ぼくゼロを選んでいただきまして40分版を上映いただきました。
上映後は鳴門教育大学眞野教授による講演が行われました。
このイベントには370名の方がご参加くださいました。

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ご紹介が大変遅くなりましたが、たくさんの感想をいただいております。
ぼくゼロをご覧いただき、みなさまそれぞれの思いを書いてくださいました。
掲載の許可をいただいておりますので、ぜひお読みくださいませ。

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*Detransitionを扱ったものを日本で見ることができて画期的でした。欧米ではたくさん見ていましたが、日本で見たのは初めてでした。

*とても考えさせられる内容でした。主人公の方のこれからの毎日が大切に積み重なっていきますようにと願いますし、自分自身も誠実に生きようと思いました。

*小林さんが、今幸せと言っている笑顔が美しい。ジェンダーについてもっと深く知りたい。差別偏見に気づくよう心がけることをしたい。

*9年間この繊細なテーマに、カメラを回し続けたことが尊いです。空雅さんのお母様の優しく、複雑な表情に胸が詰まりました。心の性も突き詰めると不可思議で、こうとは言い切れないものがあるからこそ、多様性を尊重していかなければならない。そのことを改めて実感できる大変良い映画でした。誰も性別を理由に悩んだり、自殺したりしない世界を、私も自分の行動から始めていきます。

*主人公は自分の気持ちに正直に行動していることに勇気があってすごいと思います。最後に「幸せ」と言っていたので本当に良かった。誰でも自分らしく生きていける社会にしたい。

*このみさんの「世界一自分が好き」という言葉がとても心に残りました。世界一自分が好きだから、自分の生き方を自分の心を大切にして自分の心にちゃんと耳を傾けて悩み苦しみ乗り越えながら生きているのかなと感じました。自分が自分らしく生きるということは大切な事であるし、とても難しいと思います。共にこの世に存在する仲間として生きていけるようにしたいと思いました。誰もが幸せになれるように。

*改めて自分の性別を考える。どんな性別でも差別無い世の中になるには、「学校教育とそれを取り巻く大人の考え方の変革が大事」。まずは、私達大人から行動していきたいしていきたい。

*とても複雑な心境になりました。母と一緒に拝見しました。全体を通してLGBTについて学びがあり、関心や尊重が深まったことと共にこの話がLGBTの一部分でしかないのだと実感しました。

*私の周りにも、何人も悩んでいる方がいらっしゃるので、大変に勉強になりました。そして、日本は企業にしても、組織にしても、まだまだ性別としての枠組みがあると思います。のびのびと個としての「らしさ」を引き出して、生きられる社会を目指していかねばならないと思いました。

*とてもよい映画でした。自分にとって「性とは何か」を考えさせられました。

*勉強して話す言葉も磨いていきたいと思いました。人の心は変化するけど、目の前の等身大のその方を大切にしたいです。

*自分は性別に対して偏見は無いと思っていました。でも、自分が思っていた以上に性別が多様であることに驚き、性別でこんなにも苦しんでいる人が沢山いらっしゃることに驚きました。

*今まで当たり前と思っていたことに対しても、一度立ち止まってじっくり考えてみることの大切さに気づかされました。

*主人公が、手術をすれば、男になれば…と自分らしさを求めて最初は生き生きしていましたが、それを得た喜びはつかの間で、また自分とは何かに悩む様子に「心から満足する人生を歩んでほしい」と思いました。充実は自分の中にある生命力を汲み上げていく以外に無い、「足下を掘れ、そこに泉あり」だと感じます。仏法では過去世には男に生まれたり女に生まれたりしていると捉えるので、生命にはどちらもあって、それが仮に和合して今の自分だと考えると、今回教わった「性の連続性」のどこかに自分も他の人々も位置するのだと自分のなかで整理がつきました。女らしく男らしくと言うことにあまり敏感になっても、何も言えなくなってしまう生きづらさがあります。ひとりの人を、多面から温かい眼差しで見ようとしていくこと、そのような生き方をする人が増えるよう、自分自身も努力し、また、声を発していきたいと思いました。

*まだまだ理解できていないことに気づきました。男でも女でもない。どちらかに決めつけること自体が違うということ。どんなことにも当てはまると思いました。

*今の日本の制度やサポートなどについて考えさせられる内容で、まだお若いこのみさんの行く末を祈らずにはいられない気持ちでした。私も中学生くらいから大学1年の頃まで、男性になりたかったのを、そんなことはずっと忘れていたのに、思い出しました。あの気持ちは何だったのだろうとこのみさんほど深く考えたことはその時も今もなかったです。今考えてみると、女性のイメージが私にとって興味がなくて、近づけそうにもなくて、でも周りの人たちは女性のイメージを違和感なく自分ごとにしているように感じていて、私自身は女性ではない何かになりたかったのかもしれない、と今なら考えられました。女性でも男性でもない中性的でもいいんだという、そのようなイメージを社会としてロールモデルなどで示すと、生きづらい人が減る気もします。このみさんは白黒はっきりつけたい方なのかもしれない、若いうちに重大な決断をし、その後の情報や社会の移り変わりに戸惑うことがあるのかもしれないと、勝手に想像しました。このみさんごめんなさい。生殖器をなくさないと戸籍上の性別が変えられないなんて、私としてはおかしいと思います。後の講義であったように、生殖器自体が男性とも女性ともはっきり分からない人もいる中で、それを切除してしまう、もう元に戻る可能性まで奪って良いのかと思いました。何を管理したくて、男女の区別をしなければいけないのだろうとも思います。将来子供ができるカップルである可能性の証明のために、そのことをはっきりさせるメリットしか分かりませんでした。このみさんは若くてもしっかり考えて、決断されたと思いますが、本人が希望しているからと、切除してしまってよかったのかな、とも思いました。私もひと時は男性になりたかったけれど、子供を産みました。幸いなことかどうか分かりませんでしたが、子供は自分の性に対して特に疑問は感じていないようです。こんなマイノリティーな親からでもマジョリティな子供ができたのか、と思います。私が女性的でないからか、ママ友には溶け込めず、ママ友は全くできませんでしたが、子供が大きくなってからは子育てはしやすくなりました。社会を変えるには、10%未満のいくらだったか忘れてしまいましたが、その人たちが変わっていけば社会は変わると聞いたことがありました。私もその一人となりたいです。このような地道な運動を続けていってほしいです。関係のないことも書いてしまって申し訳ありません。でも映画を見た後、改めて感じたことでした。

*自分自身を真剣にみつめてどんどんつき進んでいくその強さに圧倒されました私がもっていた差別の心をとかしてくださいました。

*自身の今に感謝するとともに、誰もがみんなありのままでかけがえのない大事な生命なのだと思いました。

*現実だとは信じたくない悲惨な事態を知った。それでも、想像を絶する困難な中でも前を向く人や奮闘する人がいるという事が美しかった。人間の強さや残虐さについて考えた。

*とても勉強になりました。私は、自らの性別に悩むこともなく生きてきたので、自らの性別に対する違和を感じながら、生きていくことの苦しさを少しでも感じることができました。八代さんという78歳にしての決断もすごいと思いました。女性として生まれ、男性になり、男性としても違和を感じ、性別ゼロとなる。多くの方に見ていただきたい映画だと思いました。

*鑑賞させて頂きありがとうございました。このみさんのありのまま素顔、素直な語り口に私も一緒に過ごしているような自然体のドキュメンタリーでした。最後に「自分が好き」と満面の笑顔で言われていたことが心にジーンときました。今ウクライナ侵攻で戦争が広がる現実の中にいます。核の脅威を撤廃するための署名や展示を進めてきました。社会の底流で1人1人が繋がり平和を目指して行動することが大きな渦をつくると信じて、ジェンダー平等や子どもたちの人権の推進のために行動に移していきます。

*性の多様性に対する私の認識は浅いと感じた。ある考えに対して、たとえ同意できなかったとしても、違いは受け入れることの大切さを学べた。

*身体と心。戸籍上、自分が望む性別になったとしてもそれだけでは解決しない問題もあるのだと改めて感じました。

*自分自身は全くの未治療ですが、心の性の移り変わり方に似たものを感じ、共感する部分が多かったです.このみさんが「今の自分が好き」というシーンも印象的で、自分も内面外面共に「今の自分が好き」と言える姿となって生きていきたいなと思いました.

*社会の多様性について考えさせていただきました。自分の周りにも気がつかないだけで、映画のような悩みを抱えながら生きておられる方がいらっしゃるとも思います。もっと理解しないといけないと思いました。

*性別は、女性でなければ男性というどちらかに分けられるものではなく、ひとりひとり違ってまさに桜梅桃李だと痛感しました。男の心女の心とは何か。やはり男女ではない私自身なんだということに行き着きます。ひとりひとり違ってそれが素晴らしいと思える、生命尊厳の世界構築の為頑張りたいと思いました。

*この放映会があった二日前に小学校の卒業式がありました。コロナ禍で二年ぶり一同が集えた卒業式でした。参加した卒業生の服装がこれまでの形式とは異なり、多種多様の様相でした。特にズボンを着て参加した女の子が多数みられたのが印象的だったことを、この映画を視聴しながら思い出しました。世の中には色んな車が走っています。多い車。小さな車。色とりどりで形も違います。交通ルールを守ればどんな車も街を走らせることができます。それと同じように、社会というの「公共ルール」を守りながら、自分の生きやすい選択肢を選ぶことができても良いと思います。人間や社会はそもそも多様性であると思います。その状況を受け入れる心の余裕を、多くの人が持ち、理解者になることを望みます。

*個人の考え方や生き方を型にはめて行く教育を、親も、学校も、社会の仕組みも変えていくべきだと思いました。みんな違ってそれで良い。まさに桜梅桃李の理念を宣揚したい。

*なんて勇気のある行動なのだと思った。マイナスだと感じられることも、それをゼロへそしてプラスにしていく、何度でも。その強さと周囲の理解とサポートに敬服しました。知らなければ解らない。違ってもいい。沢山のことを学ばせて頂けました。伝える行動をおこしています。

*男の人なのに女性の格好をして化粧をして女性専用車両に乗っていた人がいて、どういう人なんだろうと、向かい側に座ったその人をじっと見てしまいました。今回のトークイベントで性についてグラデーションがあると知ることが出来たので、不思議な気持ちで相手を見たり思ったりした事が失礼だったなと反省しました。職場にも女性だけど女性が好きな人がいたり、身近にも性の事で悩んでいる人がいるので今回のトークイベントで学んだ事を話して性について理解が深まる様に行動して行きます。

*衝撃でした。人それぞれ様々な葛藤がある事を学びました。よくぞ勇気をだして映画にして頂いたと感謝します。

*今まで無知無関心であったことを実感しました。男性女性の二種類だけでなく性の多様化の認識で人を差別なく接していける自身に成長していこうと思いました。

*大変興味深く視聴させて頂きました。たかまささんになるまでの20歳という節目まで、とてつもなく長く苦しかったですよね。それから、痛い思いもされました。勇気を絞り出したに違いないですね。お母様が堂々とされていたことが心強かったんじゃないでしょうか。このみさんになり、少しでも落ち着かれていたらいいなと願います。

*男女で二分する事に、疑うこともなく今まで生きてきました。性差で苦しむ方達の事も近頃はよく話題になり知ってはいましたが、今回参加させていただき、想像を超える生きづらさに改めて深く考えさせられました。まだまだ理解できないところも多々ありますが、人それぞれが個性も皆違い、それぞれの人生を頑張って生きているという点では、みんな同じなんだと。桜梅桃李の人生を皆が認め合って生きていけたらと願います。

*性別は二つではなく、自分らしく生きる事を選び、公表する事の勇気に驚きました。それを受け入れられる社会の構築と、自分の価値観を変えていけるための一歩となりました。

*まずは映画の作成ありがとうございます。ご本人も勇気のいることだったと思います。そして、作成に携わって下さった方々もありがとうございます。私は日頃、自分の性について考えることがあまりありません。自分の性についての考え方、感じ方を普通だと思っているからでしょう。この映画は私の概念を揺るがすものでした。主人公の方がとても愛らしくご家族の愛情も感じられる映画でした。これからも考えていきたいと思います。

*本を読むよりわかりやすく、肌感覚で感じられ、スッと心の中に入ってきました。性のありようを知ることだけでなく、相手を知ること、自分の偏見を知ることが大切だと感じました。

*30歳になる娘の友人から深刻な問題として相談を受けたと聞き、話し合いましたが答えが見つからないのです。全ての人が、どのような形でも幸せに生きる権利がある。誰にどう思われようと、自由です。でも、人に認められてこそ、幸せ!そんな価値観も否定出来ません。強く生きるしかないのです。又、私は何者か?当たり前に思っていた自分自身を考え、桜梅桃李の人生に自信を持って生きていい!自分自身が解放され、楽になりました。それは、自分自身の中にある”普通”という価値観。人と同じが当たり前という価値観。に縛られているんだと自身を見つめる機会になりました。

*実はこの映画を観るのは2回目です。自分の思いをカミングアウトした勇気を褒めたいと思いますし、それを支えた母親も立派だと思います。今の日本ではこういった事が普通に出来る環境では無いですから。100人いれば100通りの生き方・考え方がある事が当たり前になる社会に日本という国が成長する為には、そこに住む一人一人が差異を受け入れる心を育んでいかなくてはならないと思いますし、何よりもっともっと視野を広げていく事が必要だと感じます。

*自分がジェンダーについてとても無知で、また作られた先入観にとらわれていたのかを痛感しました。二元論ではなく、性の多様性について、もっと学んでいこうと思いました。ありがとうございました。

*性について様々学ばせて頂き、家族にも話し、一緒に考えました。女性として違和感を覚えた主人公が、手術をし、男性を手に入れた後も男性として違和感を覚えた事、男性でも女性でもないと感じる人がいる事を初めて知りました。けれども、主人公が、ありのままな自分が一番好きと捉え前向きに生きようとする姿に心打たれました。

*葛藤の経緯の中で自己をみつめ、様々な決断・実行につなげていかれる意思の強さに感動しました。改めて、性について考える機会をいただきました。また、お母さんが我が子を信じ・理解されて応援される姿にも学ぶことが多いでした。80年生きてきて、疑うこともなく当たり前のように受け止めてきたことに多くの問題が含まれていること改めて気づくことができました。このような機会をのがさず、これからも積極的に学んで、これからの残された人生をいきたいと思います。ありがとうございました。

*90歳の母と見ましたが、同年代のお話しをお聞きし、理解が深まったようです。年代時代関係なく性別問題があることを知りました。子供の名前を決める時に、性別問題を意識して太郎が男、花子が女のように、思わせない名前を考えたいと、お聞きしたことがあります。周囲の意識改革、理解が、悩める御本人の心を軽くできることだと思えました。


たくさんのご感想をお寄せいただきまして、ありがとうございました。
それぞれの受け取り方、思いはひとりひとり異なります。自分らしさというものも、ひとりひとり異なります。
それぞれを尊重し合える社会が訪れることを願っています。

Musubi Productionsでは、ドキュメンタリー映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜』を上映してくださる方を、引き続き募集しております。

中学生、高校生向けの授業での上映に関しましては、学校無償プロジェクト(小さな木の実)40分版を無償にてお貸し出ししております。

詳しくは公式ページをご覧ください。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
(Musubi Productions 広報)



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