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悩む心を包む素敵な言葉。でも言葉だけでは不十分。効果を発揮する条件が2つ

先輩の子供が、大学を辞めた。5月に? 4月からまだ1ヶ月だよ、と思ったら、2年生とのこと。

勉強嫌い。この学問が自分には合わないとわかった。親に相談なく辞めた。そして、やりたいことが明確にわかっている訳ではないが、専門学校で学びたいことが見つかっている。その入学まではバイト。。。

親である先輩はご憤慨しきり。

子供は親の言う通りにはならない。親の奴隷ではない。そんなことはわかっている。が、せっかくの良い大学なのに。いや、「良い」は誰の定義か? 子供の定義ではない。偏差値が高いから良いのか? そんなこともわかっている。新しい道で、本人は幸せで、成功するかも。そんなこともわかっている。

でも、相談なしで辞めるか? 自分の人生だ、と言って聞く耳なし。お金を払っているのは親だろう、と言うと、一体誰のお金なのか、本当はわからない、亡くなったおばあちゃんとおじいちゃんの遺産じゃないの!?と言うんだよ。喧嘩売ってくるよなぁ。ママは、信じて任せるしかないでしょ、もう大人なんだし、とか言うんだけどな。ま、どうするつもりもないけど、しかしイライラだ、とご憤慨。

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たまたま読んでいた本にアウレリウスの言葉として、「間違った方向を騒がしく歩いて行くよりも、よたよた歩きでも正しい道をゆっくり歩く方がよい」ってのがあった。紹介してみたが、反応なし。。。

あれれ。。。
では、他の言葉!と伝えてみる:

・「離別感」
・「信頼すれど期待せず」
・「サナギから蝶になる。蝶は編隊飛行できない」
・「あなたの子は、あなたの子ではありません。あなたと一緒にいますが、あなたのものではありません。子供に愛を注ぐが良い。でも考えは別です。子供には子供の考えがあるのです」
・「立場があがる。自分がされてイヤだったことを、繰り返すのか、改めるのか。人間性が問われる」

が、効果なし。ま、一定の知性ある先輩で、そもそもわかっているだろうし、聞いたこともあるかもだし、これらの言葉の意味も当然理解しているでしょうが、そんな気分ではない。すぐに感情変化なんて、ないでしょうけれど。。。

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さて気づく。これらが、ま、ステキな言葉だとしても、ボクが言うから効果が薄まる。さらに相手の心が遮断しているとダメ。今日の先輩には他人の言葉は心に残らない。要らない。スルー。あるいは反論。

時が解決する(自分が自然に変わる)のを待つしかないですね。イライラに疲れる、何からの喜ばしい変化が起きる、他のことで忙しくなる、あるいは、日常化して慣れる。そんな時を待つしか。。。今日の先輩は早すぎたかな。。。

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言葉の持つ偉大なチカラ。人間、言葉をメインにコミュニケーションしますものね。でも、ステキな言葉であったとしても誰が語るかが重要。そして、相手の心に受け入れ準備が今ここにあるのか、も重要。2つが揃わないと折角のステキな言葉でもチカラが失われます。

ということで、ボク自身の知性・人間性を高めないと、言葉がステキでも効果がなくなる。そのためにも本を読まないと。そして、同時にステキなフレーズを得ないと。いつか、ボクからの言葉でも素直に受け止めてくれる悩める誰かに出会うその時のために。そう思ったのでした。

今日は敗戦。でも、爽やかな春の土曜日で問題なし。本が待っていてくれるし。。。


読んで頂きましてありがとうございます
(v8_13)


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