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ボクともぐらと 87_正しい組織の3要件 + 並外れた凄まじい熱意

ボクはボク。もぐらさんはもぐらさん。2人の大好きな絵本「ぼくモグラキツネ馬」からそうお互いを呼び合う同僚。2人は偶然、やさしいひとになり、そうあり続ける、という共通の夢を持ち、会社の色んな悩みから、強く素敵な組織を生み出す”やさしいリーダー”を定義し、互いにそうなろうね、と約束。その日々の学びの、気付きのnoteです。

組織とは、リーダーの実現したいビジョン、夢、想い、存在意義、目指す姿、パーパス・・・言葉が何であれ、それと、仲間(=社員)の個人としての成長目標、夢、ビジョン・・・の両方を実現する場、だと思っています。

上場して金持ちになりたいなんて自己中心的な”夢”を持つリーダーに付き合いたい訳ではない。一方で、大企業のサラリーマンとして首にはならないから、無難に存在して、退職まで過ごそうと思っている仲間の成長を実現させるつもりもない。

リーダーのビジョン・夢・想いに相乗りして、共感するから、それが実現することも自分のビジョン・夢・想いになりえるから、その会社に属する。でも、もちろん、個人としての成長したい、実現させたいこともある。正直、無い時もあるけど、いずれ出てくる。

その時、リーダーは、組織は、マネージャーは、仲間の個々人の成長を実現させるために努力することが責務だ、とボクは思う。

ビジョンが無いリーダーの会社やビジョンに共感できなくなったら会社辞めるべきだし、リーダー自体が腐ってきたら辞めるべき(あるいは、どうにかする施策を練る!?)、仲間を歯車の一部として人件費とだけ見ているような会社は辞めるべき、かな(あるいは、社内改革していく!)

お金がついて、社員が増えて、お客様もついて、天狗になり、ピノキオになり、コウモリになり、カメレオンになり、裸の王様になり、腐るひとは普通にいる。私利私欲。セクハラ・パワハラ。残念ながら自分が属した組織でもいらっしゃいました。そしてそんなTOP(リーダーとは呼ばない)を見ると社員もやる気無し無しですね。反面教師。ああはなりたくない、という夢?を持たせてくれました。ある意味感謝。「会社は頭から腐る」(冨山 和彦 著、ダイヤモンド社)という本を読んだことがあり、このタイトル、正にそう。いつも肝に命じています。

だから、組織というのは(ボクの思う正しい組織の3要件):

1.”やさしい”リーダーがいる:
自分で素直で、隠さず、愛嬌があり、仲間に興味があって、仲間想いで、気遣いがあって、行動力があって、くじけず、信念のある、自信もあるけど、弱虫でもある、心が強い、こんなリーダー(ボクともぐらさんは”やさしい”リーダーと呼んでいる)がとにかくいること。これが何にましてスタートですね。この”やさしい”リーダーがいて、次には

2.明確なビジョン・夢がある
組織として目指したい明確なビジョン・夢がある。でも、もちろん存在しているだけでは不十分。リーダーは繰り返し、なぜそれなのかを物語るし、発信するし、共感を促す。そして、心から共感するから仲間となり、そして一丸となってその実現に向かっていて、同時に

3.仲間個々人の夢、成長を実現する
このビジョンに惹かれて集まってくれた仲間の個人的な自身の夢・成長目標を実現できる仕組み・仕掛け(マネージャー層)があり、会社のビジョンと夢と個々人の夢が両方が実現されていく。もちろんその組織とはとても関係ない突拍子も無い夢は困っちゃうけど、でも、まずは検討だと思う。

これが、ボクの思う”組織”のあるべき、最低・最低・最低必要な要件。正しい組織の3要件。

上記の「会社は頭から腐る」(冨山 和彦 著、ダイヤモンド社)を本棚から取り出してパラパラしてみたら、こういう表現がありました。

「人の行動を支配している動機づけやその人の人間性と、組織として追求しなくてはならない目的や戦略が同期するとき、両者は最小限の葛藤で最大限の力を発揮する。」「これができれば経営者自身も含めて個々には弱い人間の集まりを、企業体として極めて強力な戦闘集団へと昇華させることが可能となる」。

力強い言葉が使われています。ボクの好きな言葉とは違いますが、メッセージは同じかな、と思っています。

本当、リーダが腐ったらお終い。リーダー・組織にビジョンが無いなら存在する意味がない。大切な仲間を組織のためだけに利用するのも意味不明、なら、独りでやればいい。

と、この”3つ”が最低必要と思っていた。けど、足りなかった!

「チーム全員が夢を叶える手助けをしようという店長の熱意は並外れたもので、目の当たりにすると凄まじいものだった。彼の貢献はチームにエネルギーを与えており、メンバーたちのスキルと相まって、店の優れた業績の原動力となっていた。」というのを読んだのです(「ハート・オブ・ビジネス」ユベール・ジョリー著、英治出版)

”並外れた目の当たりにすると凄まじい熱意”

そっか。”熱意”が大切だ。”熱意”がないとダメだ。やさしいリーダーがいて、ビジョンがあって、個々人の成長を実現するいわゆる人事的な仕組み・仕掛けがあっても、熱意が無いとダメだ。

思い出したのが、稲盛和夫さんの「心」(サンマーク出版)です。

「よく私は、人生のあり方について、「人生・仕事の結果=考え方✕熱意✕能力」という方程式を用いて説明するのです~」、とのこと。ちなみに考え方はマイナスもあるから、マイナスの考え方に基づいて(例えば自分のカネのため、とか暴力でひとを動かすべきだ、とか)熱意と能力があっても社会の役は立たないし人生没落とのことです。

”熱意”、当然ですけど、やっぱり大切。ですね、ビジョンを伝えるにしても熱意がないとだめだし、仲間の成長、夢を実現しようと思うリーダー、マネージャーにはそれに対する本気の熱意が必要ですね。

結局、組織も何事も、人の営みです。色んな人間性の、個性の、性格の、仲間で作り上げるのですものね。熱意が大切。熱意が無いと何も伝わらないし、やる気にが起きないし、一緒にいたくないですね。本気か、本音か、生身の人間的か。熱意は感じられるか。皆、見ています。熱意、大切にしたいです。

でも、静かな熱意、を大切にしたい。熱意とは、大きな声で、身振り手振りも大きくで、いわゆる「熱く語る」、という意味では無いですね。静かな者の燃え上がる静かな熱意、ありえますね。こっちを目指したいです。

そういう意味でも、やはり、仲間に対して心からの言葉で熱意を持って語る”やさしい”リーダーは必須の必須ですね。組織全体に熱意を生み出すのはリーダーの仕事になりますものね。


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