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教えて下さい78:自分をより高みに導くのは「結果」?「過程」?(v5_もぐらさんの悩み)

9月17日。日曜日。先日、5年程ぶりに再会した友達がゴルフを始めた、とのことで一緒にプレー。近くの墓地に眠る両親の墓参りもかね御殿場へ。彼は社会人になった頃に仕事でイヤイヤやっていた(やらされた)が、その後、20年以上封印。コロナもあってふと再開したら楽しい、とのこと。彼は過程はボロボロなのだけど(まぁ初心者だから)、でも、ラッキーもあり【結果】は「悪くない!」と喜んでいた。110は超えていたけど。。。ま、楽しくできて満足のご様子で良かった良かった!一方、ボクは【結果】は良いのだけど過程がイマイチで、嬉しくない。

あれ?ふと思う。「過程がイマイチ」って過程を評価しているということはつまり、過程は過程ではなく【結果】ではないのか?と自問・・・。 むむむ、結果と過程ってなんだ?

例えば、プロ野球で言う良い【結果】とはなんだ?
・日本一になって給料を上げられたという結果か?
・ま、つまり日本一になるという結果か?
・その前のリーグ優勝という結果か?
・それを決める重要な試合に勝ったという結果か?
・重要な試合に至る迄の1日1日の試合にたくさん勝ったという結果か?
・それに向けての日々の練習で目指すことができたという結果か?
・そしたら練習で目指すことを正しく定義できたという結果か?

多数の、色んなレベルの、「結果」がある。よく考えると「結果」の連続なのだ。それを最終的な、常識的にマジョリティがすんなり理解できるレベルの「結果」(=野球ならおそらく日々の試合で勝つことと、リーグ優勝と、日本一)を捉えて一般的に【結果】と言われ、その他の「結果」が過程に定義される、のか。過程にも常に「結果」があるのに、そして、常に物事には「結果」があるのに、【結果】とは言われない。むむむ、そういうことか。

とにかくボクは思う。最後の最後の「結果」が【結果】と呼ばれ、それ以外が過程と呼ばれるならば、過程が大切だと。だって、【結果】からは学べないから。過程からしか学べない。それに過程に対してしか努力はできない。日本一になる【結果】に対する努力はできない。そのために日々の試合に勝つための練習の遂行ならびにその価値ある練習のためのプランづくり、体力・筋力・ケガしない体・健康づくり(=過程)にしか努力ができない。だから【結果】を重視する、の意味が良くわからない。ビジネスは【結果】だ、【結果】を出せないヤツはダメだ、がうまく理解できない。ゴルフで闇雲に打って良い【結果】で嬉しいのか? こういう風に打って、こういう打球で、あそこにボールを打つと宣言・公表し、そうなるはずの打ち方をする。失敗。だけど結果オーライ、は喜べない。これが繰り返されて最後の【結果】で良いスコアが出ても嬉しくない(=今日のボク)。

今日の悩み: ”何事も【結果】が重要、過程や手段は関係無く何でも良い。なのか、【結果】は重要ではない。その前の過程(の「結果」)が重要なのだ、なのか”

案1:
【結果】を重要視するとか、重要ではないとか、好きな意見を言えばいい。しかし、どういう意見をひとが持とうが、最後の最後の【結果】で人生は決まる。過程の結果がすばらしくても最後の最後の【結果】が良好でなければ、目標は達成できていない、望む将来は得られない、ということだ。もちろん当然に【結果】を直接得るための努力はできず、過程に対してしか努力できない。が、結局のところ【結果】が出るなら/出たなら、その手段や過程はすばらしかった、となる、それだけだ。実際には単なるラッキーであってもズルであっても(バレない限り)。。。何事も望む【結果】が得られたという事実が重要であり、それはつまり、その【結果】が出たそこからの将来が決まるという意味での重要だ。

あるいは

案2:
社会は、最後の最後の【結果】を評価して、そのひとの将来に影響していく。結局のところ社会・周囲・他者は【結果】でしか評価できないからだ。どんな勉強したのか知りようが無いが東大に合格したら賢いひとだ。更に高度な教育の場を提供したくなる。大企業は採用したくなる。でも、社会や周囲はそう思うが、自分が自分をどう思うか、を忘れてはいけない。自分は知っている。自分なりに努力したかどうかを。過程・手段を適切に選んで”がんばった”かどうかを。過程が不適切で、偶然のラッキーでたまたま【結果】が出たところで、開けるはずの将来に対し、臆病になるだけだ。ボロがでるかもって。一方で【結果】がダメでも、過程(の「結果」)に自分が自信を持って満足ならば、社会や周囲が自分を低評価しようとも(東大に落ちたひと)、期待しないであろうとも(うちの企業では採用できないな)、自分は自分を高く評価し、そこからの将来でより高みへと自分が導いてくれる。社会や他人は関係無い。自分が自分をどう評価し、どういう将来を切り開いて行くか。ここにに注視・徹底するならば、過程(の「結果」)を重視すべきだ。【結果】は気にするな。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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