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教えて下さい30:言葉。誰に言われるかが大切か?(v5_もぐらさんの悩み)

7月31日。月曜日。もぐらさんがやって来た。「のっくのっく、ボクさん、こんにちわ。コーヒータイムです。どうか奢ってください。上司の言葉で不愉快です。どうか奢ってください」。いつもの反りが合わない上司から何か言われたご様子。で、タリーズでちょっとだけお茶タイム。

「変な格言を言ってきます。いつものように。でも、なんかイライラします。言っていることはわかりますけど、彼に言われると。いろんな言い回し知ってるんです。でも、トラウマです。それを聞くと嫌になる。今日は、”悲観主義者はいつも問題点を見る。楽観主義者は逆に問題に機会を見いだす”とかそんなです。チャーチルとのこと。今どき、チャーチル知っている若者いますか? 政治家の言葉なんてダメ。で、お前はあまりマイナスばかり考えるな。やればいいんだよ、やれば。とのことです。なんでしょう、ますますやる気がちーんです。お前ってのもむかつくのですです。。。」

今日の悩みは ”言葉はそれだけで価値がある。誰が言うかは関係ない。あるいは、そうはわかっていても誰が言うかで心が左右される” なのか。

案1:
メンター制のある会社に何度か勤めた。が、そのメンターなる人物とは1年に数回しか会話しない。ボクのことなんてわかりようがない。そしてこちらも正直な気持ちや相談を吐露したくもならない。このメンターだって組織の上下関係のどこかに位置し、ボクより「上」だが、ボクの上司よりは「下」だったりする。意見されても薄っぺらく聞こえ、自分のために言ってくれているのか、裏に何かがあるのか、わからない。つまり、言葉の価値は当然ながら「誰」が言うのか/「誰」に言われるのか、とイコールだ。

あるいは

案2:
古今東西の著名人、成功者、歴史的人物。何人かは名前は知っている。その人達の偉業も知っている。でも、実際には何を知っているのだろうか。本すら読んだことが無いケースがほとんどだ。歴史的に真実なのか、メディアでの賞賛は本当なのか、わからない。でも、言葉自体に感心、納得したり、座右の銘や人生のヒントにしたり。それで良いのでは。言葉自体の価値を認めよう。自分のことなんて実は気にかけていないメンターであっても、有言不実行の言葉だけの上司であっても、自分にとってプラスの言葉なら受け入れ、学び、実行に移そう。

というのも、珠玉の言葉は歴史的に綿々と受け継がれる。皆が実体験無しに真似してくれるから。だが一方で、すばらしい人物なんてそんなにいない。だから、言葉だけで良しとしないと、学び・成長がなくなる。人物すらを評価し、その結果でその人物の発する言葉の価値を同期させてしまったらほぼ学びは全滅だ。言葉だけを中立に受け取ろう。

人物◎+言葉◎   ⇒ 限定的。こんな人に出会いたい。こんな人になろう
人物✖+言葉◎ ⇒ これで学ぼう
人物◎+言葉✖ ⇒ 楽しい雑談の時間
人物✖ +言葉✖   ⇒ 回避したい時間

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。皆様はどう思われるかしら。

大切なのは:
1.
自分に素直・正直であること。わからない時は迷い、結果を気にせず自分の心に従えばよい。結果から学べばよい、なんて言うけど、過去の結果が今や将来に役立つかも不明なんだから。それに素直な気持ちが変わる時もある。変わりたければ変わる。変わる自分を楽しむ。これが人生。

2.
それに、正解は1つでは無く、自分も迷い、時と場合で変わりえるなら、他人は自分と違うし変わり得る。ならば当然、自分と違う考えやスタイル、そのひとらしさを批判せず、差別せず、受け入れる。分断なんて後回し。

3.
そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、心を落ち着かせ安心させられる温かい言葉を選びプレゼントする。どっちの考え方が今のその大切な人に役立つのか。その時のために色んな考えを貯めておこう。

そんな風に思ったりします。皆様はどうかしら。。。

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