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「同棲は何のためにするか知っていますか?」 の答えに妙に納得。

女性友達から、同棲することになった、と連絡が来た。多少の不安が漂う。相手はとても良い方なのだけど、ま、どうなることやら。それに家具にお金をたくさん使ってしまったよ。。。などなど、つぶやいている。

ランチ中にお店のマスターに話を振ってみた。「友人が、同棲するんだって。上手くいくと良いけど、同棲して上手くいった話、聞かないよね」と。ボクは「同棲から結婚した」ケースを知らない。

するとマスターは「いえいえ、僕は同棲してましたけど、そのまま結婚になりましたよ」と反論。そこにスタッフの女性が口をはさむ。「私は4年ほど同棲しましたけど、別れましたよ。彼が超キレイ好きで細か過ぎ。この人とは一緒にいられないやって」。

その後、3人の知っているケースを色々鑑みると同棲で結婚できる率は10%ほどになった。当然か。同棲は、そもそも結婚に踏み切れないから、するもの。決断できない優柔不断があり、何か引っかかるところがある。本気になれない。だから同棲。そういえば、同棲中にできちゃったケースも聞かない。

あるいは、結婚にはまだ若いからちょっと一緒に住もうよ。家賃節約。会う手間も省ける。そんな色んな意味での「便利」追求もあるでしょう。

こんな、いつ止めても良い「気楽さ」があると困難への努力は無理。同棲中の各種困難を乗り越える必要性すらない。乗り越える本気さは出てこない。なのでラクに流れ同棲を止める。仮に新しい家の家賃や家具を揃えるのにお金をかけたとしても、サンクコスト。あっけなく途絶える。

さて、仕事も同じだと思うのです。本気・熱意・自主性があると、困難を乗り越えようとするし、諦めない。本気・熱意がないと続くわけなし。。。

そして、「何のため」に自分は人生を生き、「未来の何」を目指しているのかが、本気や熱意のベース。自分の中で心から「何のため」の人生かが定義されるならば、それに自然に取り組み、そして熱くなる、困難を乗り越えようとする。

誰かと一緒に暮らすのは「何のため」なのか。これを取り違えると、続く訳がない。結婚でも同棲でも、誰かと一緒にいるのは、効率のためではない。あるいは、愛されるため、幸せをもらうため、でもない。金銭的な安定を得るため、でもない。世間的にもそろそろの年齢だから、でもない。この逆。

自分が愛されるためではなく、この人の今も未来も幸せにするため、であり、この人の夢を実現するサポートをするため、であり、そして、子供がチカラ強く自分の道を自信を持って選択し、努力して歩める人間に育てるため、と思うのです。利他のために自分が能動的に熱く自主的に行動する。これが一緒にいること(結婚)の「何のため」。

外的要因(子供や家柄、お金、世間体など)の「チカラ」も借りているのは現実ですけどね。ま、でも、外的要因だけの受け身では簡単に途切れる。

でも、ひとは弱いもの。受け身もないとつらいです。。。愛し愛されのバランスがないとです。。。相性が本当に良くて、いつも一緒で幸せ、というミラクルスーパー偶然な夫婦は、利他主義+利他主義なのでしょうかね。


そしたら、お店のスタッフの女性が、「というか違いますよ、何の為に同棲するかというと、結婚したくないから、別れたいから、同棲するのですよ。外圧に屈しながら、屈しないということですよ」とのこと。

あ、そういうことなの? これは新たな視点。なるほど。あれれ、上記の話が意味なくなってしまったけど、なんだか納得。言い得て妙です。


読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_89)


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