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悩みに対する「割り切り」と「腹決め」。似るも非なり。後者であろう


1.悩みに対して「割り切り」で行動するか、「腹決め」で行動するか


日々、様々な悩みに直面する。

答えが本当にわかるのか、結局わからない気もするという類いの悩みがある。例えば、人生をかけてどうやって生きたらいいのか、どうやって成功したらいいのか、どうやって幸せになればいいのか、どうやって結婚生活を組み立てたらいいのか、どうやって子供をすくすくと自分らしく、人生を楽しみ、利他の心で、社会に役立つように育てられるのか、とか。。。

一方で、短期的な悩みもある。会社でどの事業に幾ら予算をかけるか、とか、誰を採用するとか、お客様からの難題をどう対応するか、断わるか、とか。日々、悩みは尽きない。

そんな悩みに対して「ま、これでいいか」と思考をストップさせ、八方美人に妥協点を探したり、ロジカルだな、なんてそれが万能薬かのように説明して決める。どれでもいいが、ま、これで。つまり「割り切り」。

同じようで違うのが「腹決め」。「ま、これでいいか」ではなく、「よしもう思考はやめだ。これでいこう!これが自分達にとっての最善だ!」。そう信じ、でも、思考をやめる訳ではなく、考え続けながら、時に改良改善しながら、行動していく。

同じようで違う。

「腹決め」して決めたことにはとことん首を突っ込み、真剣に、取り組める。そして、より良くする思考をやめない。が、「割り切り」で決めたら、なんだか、なぁーなぁーで、テキトーに扱ってしまい、ダメならさっさと止めるだけ。

なにかの本で読んだのか、誰かから聞いた話なのか忘れたが、今日、ゴルフの試合を見に行って、プロのプレーと表情を間近で見て、「割り切り」と「腹決め」を思い出す。


2.プロゴルフの試合で感じた「割り切り」と「腹決め」


今日、ゴルフのプロの試合を見にいったのです。で、「割り切り」と「腹決め」を感じたのです。

さて、プロゴルファーの皆様、様々な情報を得て、熟考し、次の手を決める。

例えば、ピンまでの距離、ピンの周囲の条件、グリーンの形状、その速さ、その速さの今の雨での影響度合い、グリーンの周りの障害物の条件、風の強さ・方向・頻度、自分の今日の調子、先に打ったひとの結果、絶対に起きてはいけないことは何か、キャディーさんの考え、今の自分の順位、競争相手の”今日”、勝負すべきか、無難に行くべきか、などなど、これらの情報を得て、短時間で判断する。

さて、”今”、自分は何をするか。

悩みながら、「もう時間ないし、ま、これでいいや」の「割り切り」の場合、結果が悪いと、はぁあーと後悔。結果が良くても苦笑い。次への糧にならない。

一方で、「腹決め」した場合。よし、これでいこう!と自分を信じて。で、結果が悪くても微動だにしない。結果が良くても微動だにしない。そこから学び次への糧になる。

なんてね、本当にそうかはわからないです。ま、「割り切り」と「腹決め」の話を知っていただけの、こじつけ、ですかしらね。


3.「腹決め」での結婚は強固?「割り切り」での結婚はあやうい ?


で、次は結婚についてふと思うこと。

理想と現実の最たるもの。「割り切り」か、「腹決め」が必要。

「腹決め」した結婚は、相手を尊重し、人間関係の良質化に努力する。ので、長続きする。長続きするために、相手を幸せにするために、思考し続け、改善し続けるから。永遠に答えは無いし、永遠に努力が必要だとわかっている。永遠に悩みが続く問いに対して「腹決め」して、挑戦するぞ、と、実行した。だから続く。なんて思う。

一方、「割り切り」での結婚は、どうだろう、うまくいかなければ、多少の抵抗はするが、離婚になりがちか。あるいは離婚しないまでも、不平不満を互いに言いながら、子供がいるから、などを理由に淡々と続くだけ。自分が受動的で、幸せにしてくれるなら、自分の好きなように動くことが許容されるなら、と、互いに不幸にしあっている。なんて思う。


4.ということで、悩みに対して「腹決めしたぞ!」と宣言して行動するのはどうかな


悩みに直面し、それに対して行動を起こすとき、「割り切りも大切ね」と思い発言するのではなく、「腹決めをしたぞ!」と高らかに宣言し行動すると、なんかインパクトが違いませんかしら。その決断への重み、その決断後の行動への真剣度が違って来ませんかしら。

言葉のチカラです。コミュニケーションの多くは「言葉」。自分以外の人とのコミュニケーションのみならず、自分と自分でも(自分の脳みそに対しても)「言葉」で対話しています。

だから、「しょうがない。割り切るか・・・」、ではなくて、「よし腹決めだ!」と少なくとも自分に言い聞かせて悩みに対処するのはどうかな。そう思うのでした。


読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_63)


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