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ボクともぐらと 63_上昇志向が無い仲間。ぜひ、持って欲しい、その理由

ボクともぐらさんは会社の同僚。2人はやさしいひとになり、あり続け、やさしいリーダーになることが夢。やさしさは強さがないと実現できない。やさしくても強い組織を作れる、そう信じている。「ぼくモグラキツネ馬」という絵本に2人で共感し、日々ページをめくり、気づきを得て、やさしさを学んでいるところ。その日々の徒然草。

「のっくのっく」もぐらさんがやって来た。「こんにちわ。ランチタイムですよー。昨日の約束通り、ランチ行きましょう。さよならんち」。「あ、ですね。今日が最後ですものね」。もぐらさんは転職が決まり9月から新しい会社。8月はお休み。だから、今日が最後。悲しくなるなぁ。でも、やさしいリーダーになる学びの旅は適宜、リモートで続けましょうと約束。

「で、これ、ちょっとした焼き菓子です。ボクさんの部署でもどうぞ。お世話になりましたぺこり。」「ありがとう。そしたらここにでも置いておくね」。”お世話になりました”付箋付きの焼き菓子。あとで頂きまーす。

で、近くを通ったアイム君が「ええええええ!!!って、もぐらさん、辞めるんですかぁ?!?!」 ということで3人でランチとなりました。さよならんち。三密避けたテラスランチ。

で、アイム君が:「もぐらさんは転職で給料あがったんですかぁ。今の時代、厳しいですよね。。。ぼく、なぜか、上昇志向無いのです。役職あげたいとか、偉くなりたいとか。ブランド品が欲しいとか全然無いし。。。今も給料安いけど、その前なんていわゆるブラックでもっと安かったし、人とか何というのか、サイテーでした。。。」

「えええ、アイム君の前職はそんなだったの? この会社も相当問題あると思うけど。」とボク。「で、もぐらさんはお給料あがったよね?」

「うーん、あまり具体的には言わないですけど、とてもあがりました!!!あ、でも、ボクさんのご指導のお陰かもしれません。3割以上のアップっぷです」。「いえいえ、そんなボクは何もしていないよー。もぐらさんの実力。でもね、コツはあるよ。ランチおごってくれたらおしえるー」「わぁー、ひどー。わたしは知っているけど、アイム君に教えてあげてくださいよー。か、のてこさんに書いてくださいよー」。最近、もぐらさんはnoteのことを”のてこさん”と言う。「そうね、そしたらいつかどこかで書こうかな」。「のてこさんって何ですか??? でも、本当に上昇志向ないんですよねー、ぼく。」とアイム君

転職でお給料をあげるコツは今度またnoteに書こうかなと思うのですが、今日は「上昇志向が無い」という課題についてボクの思うところ。

上昇志向、ボクの仲間には、ぜひ、持ってもらいたいです。なぜなら、組織の中で給料をあげる主要な方法だからです。給料を上げて欲しいからです。

で、上昇志向を持ちたくなる、そのためのボクの思う考え方です。

ワークライフバランスとか、責任重いは嫌とか、ストレスになる、とか、それは別の議論かなと思うのです。上昇志向の結果、”上昇”して、何か嫌だったら、止めたらいいかなと思うのです。それはそれで。

では、本題。

まず、誰でも人として組織で活躍できるように成長できますし、したいですよね。「3年後、5年後の自分を舐めるなよ!あなどるなよ!」って話です。以前の”のてこさん”(=note)にも書きました。

大学がどこであれ、高校や専門学校がどこであれ、最初の会社がどこであれ、最初の給料がどうであれ、まず、それとは別のところで、自分は成長できる、と信じて欲しい。これがとても大事かなと思うです。ボクの会社では、リーダーが仲間を信じ、仲間も自分を信じ、学び合いながら、助け合いながら日々歩むと、みな成長しました。とボクは思ってます。なので:

1.まず、自分は必ず成長できると信じる(成長ってなんだ、って議論はここではちょっと無しです)。成長したい、と思っている、でもいいかな。成長はしたいですよね!

次。卒業した学校や最初の会社の給料が”いまいち”だから、もうダメなんだ、って思ってしまう。アイム君も「卒業大学が有名だとイイですよね。ふぅー、ボクは違うので。でも仕事はどうなんだろう、同じレベルの偏差値高い大学の人と同じ仕事しているとは思うです。」とのこと。

自分の卒業学校や最初の会社の給料、転職する前の給料に縛られがちは現実です。“自分は上昇志向が無い”と、自分に言い聞かせて、悔しさを排除しているのかも。でも、1.の通りで、まず成長できると信じることにしましたね。

そしたら、アイム君の場合、仕事できるし、諦めないし、好奇心あるし、やさしいし、仲間思い。だから更なる成長を信じて成長したら、社長になれます。ステキなリーダーになれます。

だから「自分の成長を信じる」・「成長したい」を「社長になりたい」、つまり、「自分は上昇志向がある」に換言するんです。

2.成長したいイコール上昇志向と定義。上昇志向があるとあえて発言。

次。組織学(心理学)の本を読むと、役職や給料をあげることを餌に仕事をさせると効果が続かない、という記述(実験結果)はよく読みます。役職や給料という外的要因ではなく、内なる理由で、自分の貢献がもっと大いなる理由のため、社会、他者のためになると思えれば、ひとは積極的に自発的に動く、みたいな。

そうかなとは思うけど、自分が自分の給料をあげたい、という気持ちは良いと思う。でも、給料”だけ”をあげたい、という考えは組織ではちょっと受け入れ難いのも正直なところなので、”上昇志向”がある、と伝えるのです。役職をあげたい、ということの示唆であり、給料をあげたい、ということの示唆。だって、言わないと組織の上の人たち、わからないもの。

3.組織は、給料を上げて!は嫌がる性質あり。上昇志向があります!は受け入れる性質あり。

で、次も大事です。4番目。何のための上昇志向(≒給料をあげる)か。「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」になるため、です。これは比喩ですが、いつもがんばってくれる仲間にランチを奢ったり、ちょっとしたプレゼントをしたり、子供たちに様々な学びの環境を提供したり、年取った両親のために、祖父母のために、とか。自分のためではなくて、大切なひとを幸せに近づけるために、感謝を示すために、困っているときに手を差し伸べられるために、などなど、上昇志向の結果、上がったお給料を使えるんです。頑張る気、アップしないかしら。利他主義的な・・・。だから:

4.自分のためではなくて、大切なひと(/社会)のための上昇志向。

次も大切かな。5番目。もぐらさんにとってのボクがそうだったら良いのですが、給料をあげることにサポートしてくれる仲間(上司)を見つけられるといいです。ボクは仲間と作った会社では、いわゆる責任ある立場でしたけど、入社してくれた仲間は人件費ではなくて、人だと思い、だから、辞める時も次がより良くなるように、良い会社に就職できるように、給料があがるように転職理由を一緒に考えていました。去る者追わずだけど、去る者を無視する/邪魔するなんてセコいことは嫌。

今回のもぐらさんもそうで、どうやったら給料があげられるか、一緒にいろいろお話しました。実力はあるんだから、今が安いと思うから、力になりたかったです。たすけて、って言われたら、たすけますよね。

5.上昇志向を喜んでくれる、人件費ではなく”ひと”として接してくれるリーダー/仲間を見つける。

もぐらさんは、同じ世代、同じ役職、同じ仕事内容なのに、給料が高くは無い業界を渡ってきたためこの会社で低い給料とのこと。でも、転職で、給料を3桁万円?あっぷ。本当によかったと思います。上記の1~5があったからだと思います。信じられますかしら?

ところで、優秀な方がボクのいる会社から去って行く。それの手助けをする。変かしら。でも、こんな会社に、回り回って優秀なステキな人が集まると思います。

最後はいつも「ぼくモグラキツネ馬」より:

「”かんがえてみて。おそれるこころがなければ、どこまでやれるのか”」

「”いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?” ぼくがたずねると、馬はこたえた。”たすけて”」

「”たすけを求めることは、あきらめることとはちがう” 馬はいった。”あきらめないために、そうするんだ”」

「”なにかがおきたときにどうふるまうか。それこそが、オイラたちに あたえられている さいこうのじゆうって もんさ”」




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