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リーダーへ。BTSが愛される理由からリーダーシップを学んでみよう。

金曜日。ちと休憩でタリーズへ。途中で同僚のもぐらさんに出会う。
「ボクさん、こんにちわ。あれ、また会いましたね。先週も金曜ですよ」
「おぉ、だね、金曜だったね。。。あ、コーヒー行かない?」
「あぁ、、、そうですね、、、ちょっとだけね。ご馳走様です!」

「ところで、ボクさん、来たんですよ。日本に」と始まった。最近、出会うとネタのようにこの話になる。

「BTS?」
「ですです。2人のメンバーが来たんです。ちなみに全員で7人ですよ」

「知ってるよお。名前も全員覚えたよ。もぐらさんのせいよ」
「ありゃ。貢献してますね、私。でね、なぜか韓国の音楽祭が東京ドームでやるんです。なぜか韓国以外の国でやるんです。なんとか歌謡祭とか紅白を他の国でやるような感じ。たぶんそれに出てくれるんじゃないかと」
「え、そうなんだ。さすがKPOPね。外貨稼ぎね」
「あぁ、そういうことですか?」
「たぶんね。でも日本のファンは大喜びでいいじゃない」

「はい。で、昨晩3,000人が羽田に集合ですよ。その2人の到着待ちで」
「えええええ??? 300人じゃなくて3,000???」

びっくりだ。300人なら空港にとって誤差だろうけど、3,000人が一時にゲート前は大変だ。本当なの???ちょっと信じがたい。。。

羽田の2022年の旅客数は5,033万人。1日あたり13万8,000人。出発・到着で半分にすると到着が6万9,000人。国内・国際で同じく単純割すると国際便で3万4,500人。12時間ぐらいの営業時間として単純に割ると1時間あたり3,000人ほどの到着数。違う試算で考えると、1日の到着数は500便ほど。12時間営業として単純割りすると1時間に40便ほど。国内と海外で2等分すると20便。飛行機の座席数は150~250席で、200席で計算すると1時間あたり4,000人ほどの到着。

羽田には、まぁ、だいたい1時間あたり3,000~4,000人がうろうろ。旅行者以外に迎えの人もいますしね。

なので、3,000人が羽田の到着ゲートに追加で集まったら2倍です。そりゃ大変。大変どころの話ではない。本当に3000人? こうなったら裏口からこっそり出るか、カルロス・ゴーン方式しか無い・・・。

ところで、ある会社で:

社長が本社から来るとわかると、えええ、面倒だなぁ、と本音をもらし、営業に出ますね!といなくなる。外出できる理由があっていいなぁ、なんて管理部の本音も。。。

BTSの2人に3,000人が集まる一方で、TOPリーダーが来ると社員が逃げるのが会社なるもの。普段も出張で不在がありがたい、なんて本音。

ここまでの”本音”を言うかはわかりませんが、会社なるものは似たりよったり。社長/リーダーは嫌われろ、なんて主張もありますが、大丈夫です、十分嫌われています。うざがられています。

でも、会社リーダーってどうしてこう魅力を感じられず、うざがられ、逃げたくなるのでしょうか。スポーツ界には、映画・アニメの世界には一緒にいたくなる素敵なリーダーが多々いるのに。会社には少ない。。。

強制と自由は共存できる。
威厳と親しみも共存できる。
厳しさとやさしさも共存できる。
君臨しつつ野に下り、汗水流すことも共存できる。
だけど前者しか無い。。。

こんなANDの才能が無いのです。
一方ばかりなら、そりゃうざい。

両方必要です。心が強いからやさしくあれる。そんなリーダーだからこそ事業を成長させられる。部下を犠牲にせず、部下が「営業に行ってきまーす」と逃げ出さずに。一緒にいたいと思うリーダーになろうと目指すくらいで丁度良い。強制や威厳や厳しさや偉そう感はまんまんだろうから。。。

「真のリーダーシップとは、従わない自由があるにもかかわらず、人々が付いてくることだ」

ビジョナリーカンパニーZERO:ジム・コリンズ他 著、土方 奈美 訳、日経BP

まさにBTS。羽田に来てくださいなんて誰も言っていない。努力・愚直・挫けない心、ビジョン・大志・大義、利他・信頼・仲間想い、やさしさ・笑顔・愛嬌、素直・誠実・自分らしさ、の賜ですね。

職場を良質にするコンセプトv6_46
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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