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長所と短所は裏表。人と人は補完関係。人に完璧を求めず、良い点を見よう



1.「私のどこが好きなの? 教えて!」と言われて答えられないよー


大学生の親戚(男)とぺちゃくちゃ”恋話”をしていると、こんな話に。

彼女が、ときどき、こう質問してくる、とのこと。「ね、私のどこが好きなの? 教えて。そういうの聞くとなんだか嬉しくて!」

で、彼いわく、「いや、さぁ、や、好きな点はあるけど、ま、そういうことじゃなくない。ま、彼女なわけだけど、結婚するわけではないし、1人より2人がいいし、近くにいて、流れで、ってのもあるし、すずちゃん(広瀬すずさんのこと)がイイけど、近くにいないしな」。

ということで、テキトーに好きな点を答えるらしいけど、なんか嘘くさい、と図星らしい。

なんとも正直すぎる反応。テキトーに演技をすれば?とも思うけど、そうもなれないまっすぐな若者くん。


2.彼女の好きな点ではなく、ひととして「良い点」を伝えたらどぉ?とアドバイス


で、こうアドバイスしてみた。

「自分の好みに合致する好きな点を彼女から探そうとするのがダメだよ。広瀬すずちゃんと比較して、より好きな点を探してるだろう? そりゃぁ、なかなか出てこないよ。それに、まだ若いから可能性を見るからな、広瀬すずでもありえると思っているだろう!?

そうじゃなくて、人間として良いと思われる点を言えばいいんだよ。それを自分が好きかどうかは関係なくて、良い点。そういうことって内面から出てくるから、あ、この人、私の外見だけじゃなくて、内面も好きなのかな、って思って喜ぶかもよ」。

「あ、いや、そこまでしておだてる必要ないんだよ。お世辞でつなぎとめておきたい、という程でもないから。向こうは俺のことどう思っているか知らないけど(笑)」とのこと。

おっと、なんだかモテる色男のセリフだけど、「おまえ、そんなにモテモテなのかぁ???!!!」と突っ込むと、「まぁ、ね!」とのこと。


3.長所と短所は裏表。人類は保管しあって、種の保存・進化を実現している

ひとの欠点、短所、至らぬ点、未熟な点、できない点、劣っている点などなどマイナスなことを探そうと思えば無限に見つかる。

なぜなら、自然の摂理だから、なんて思っているのです。地球上のモノは有限です。人間は比較的無限の思考力を持っていますが、とは言っても、体も、脳も、時間も有限です。だから、何かに秀でると何かが劣るものなのです。

長所と短所は裏表。

「あのひとは何でもできるわね」なんて話はありますが、本当に何でもできるわけはないし、そのそれぞれのことをより良くできるひとは当然にたくさんいます。

考えてみたら当たり前。そんな何かが得意で何かがダメダメな人が多々集まって、それぞれで保管しあって、集団として人類は豊かさを実現し、ある意味、種の保存・成長・進化ができているのです。

だから、人を批判すること自体が無意味なのです。その批判する対象の性格やら行動やら思考のクセの逆側にある長所・強みが、なんらかの形で役に立っているのです。

ピッチャーとキャッチャーとバッターとコーチと監督とトレーナーとデータ分析担当とロジ担当とそれぞれが役割を担っており、それ以外は役割を担えずチカラ不足であると同じように、ひとそれぞれ出来ること、出来ないこと、思考が及ぶこと、及ばないことがあるものです。


4.良い点を見よう。欠点の裏の長所を探そう。一人の人間に完璧を求めるのはやめよう

だから、良い点だけを見ればいいのです。欠点がどうしても目についてしまいますが、どうしてそういう欠点を引き起こすのだろうかを考えたり、その裏にあるセットの長所を考えてみればいいのです。

でも、そうすると欠点は克服されないし、その人の成長も進化もないのでは、と考えられますが、どうして一人の人間にそんな完璧さを求めるのでしょうか。長所を伸ばして、より強固に優れた特徴にしていくことも成長であり、進化だと思うのです。欠点・短所を無視しても。

人間、補完しあっているはずなのに、どうしても自分を優位に位置させて自己満足したくなる。だから、他者の欠点、短所を探して、指摘して、第三者に告げ口して満足してしまうのですかしらね。

ま、少なくともひとは批判せず、その欠点なるものを批判して、自分が嫌ならば自分が気を付ければよい、かな、と思うのです。

「あの人ね、本当ダメなのよ、いっつもあんなことしでかして。サイテーよね。いくら言っても治らないの」「えー、そうなのぅー、ダメねー」「私たちとは違うわねー」なんて会話ではなく(って、こういう会話をするひとがいるとしてそれを批判してる訳ではありません)

「あの人、あの点がすごいのよね。尊敬する!素敵よね。私にはできない、すごいことね。で、私はこの点を伸ばすべくがんばりたいと思っているの。何かいいアドバイスとかあったら教えてね」なんて会話の方がボクは好きなのでした。。。

なんて、親戚の若者と恋話をしていて思ったのでした。




読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_78)


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