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「社長ならば3人の腹心を持て!」から考えるリーダーが求める居て欲しい3人は?

「社長ならば3人の腹心を持て!」。 お客様の社長さんと雑談しているとこんな話に。彼の先輩社長に昔、言われた、らしい。


「自分のために動き、自分のために進言し、運命共同体的思考。そして、自分のように動き、財務やら営業やらの何らかの専門性がある、そんな信頼できる3人」とのこと。「今、1人もいないけどね」とのぼやきも。。。


まるで、毛利元就が3人の息子達に諭した「3本の矢」
まるで、デュマのダルタニアンの「三銃士」。
まるで、桃太郎の「犬、猿、キジ」
まるで、横山光輝のバベル2世の、3つのしもべ「怪鳥ロプロス、 人型ロボット ポセイドン、黒豹ロデム」(ちょっと古い)

最近のエンタメ界ではキャラ数が多い。3人では収まらない。アニメも漫画もアイドルも。”技術進歩”で多くを作りやすい・表現しやすい。またゲーム化やグッズのライセンス販売で「発展性が高い」。消費者側が誰かは好きになれる。なので”仲間”が増えがち。一方、ビジネス界では数字の「3」が大好き。「3」を使えば賢く聞こえる。「理由が3つあります」「選択肢は3つです」「3つの軸で評価します」「前年比1.3倍を目指します」とか。


横道にそれたけど、何もないところに3人の信頼できる腹心は現われない。そばに居てくれるかは社長の魅力次第。それにそもそも信頼は構築するもので、最初から信頼できる人/できない人の区別なんて不可能。それに、現代において「自分のために働かせる」「運命共同体」なんて思考がそもそも間違い。その先輩社長の時代は許容されただろうが、今は時代が違う。


そして、この雑談が発展し、社長として周囲に居て欲しいのはどんな3人か、を言い合うことに:

この社長さんの3人:
1.会社のためという基準でディスカッションできる
2.いちいち判断を仰がずに曖昧・不確実の中でも自己判断で動く
3.財務、経理、人事などの(法律の)知識があるひと


どうかな? これも答えですね。でもあえてこうも言えるかな:
1.は絶対に期待できない。サラリーマン社員である限り、情報が制限される限り、無理。共同創業者同士でも異なる意見になる。会社って一体なんだ?って話に答えはない。ひとそれぞれになる。
2.は社長のリーダーシップ次第。社内、組織を自分がそう育てれば良いだけで、これはそもそも社長の仕事。
3.は外部専門家に任せれば、 とも言える。

ボクの3人:
1.寂しん坊 ⇒ 会社に来たがり仲間のとこに顔出し手伝いを率先する
2.笑いの基準が低い ⇒ 職場がこの笑い声に包まれ、そして誘われる
3.つい正直な声をあげてしまうひと ⇒ すごいね! よしやりましょう! おもしろいですね! しんどいよ-! もうやめましょうよ! ええええーーー、みたいな声。ポジティブな言葉ばかりがベストだけど、そんなことは望めない。ネガティブな声でも”出る”のは現場の心を知るきっかけ。みんなもつられて声を出すかもだしね。

職場に、”助け合い”と、”笑顔・愛嬌”と、”声”が聞こえるのは、とてもありがたいこと。大切にしたい。だからこの3つ。社長のリーダーシップでも、できること、だけど、難易度高いかな。1人のこんなキャラが居ると周囲が染まるように思って。。。


答えはない。リーダーのキャラ・経営スタイルによりますね。皆様はどんな3人がそばに居て欲しいかしら。ま、できたら昨今のエンタメのように3人と言わずたくさん腹心が居たらイイですね。あ、でも、自分が腹心だ、と思うことからスタートですね。そう思えばみんなが腹心になりえます。


(読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_38)


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