動画革命

スマートフォンの普及以降、中国では二つの革命、キャッスレス革命と動画革命が起こった。世界的にもテキストから動画に移行する動きがある。
ティックトックの最大の特徴はレコメンド機能にある。お勧めとして次々動画が流れていくので検索しなくても動画が自動的に見られるようになっている。これは強力な機械学習技術システムのおかげだ。
リフトアップが日本の課題だ。具体的にはまず新しいものを受け入れやすい10代を取り込むのがセオリー。次に若い世代の購買力は限定的であるから世代を広げていくためにも、コンテンツに多様性を持たせていかなければならない。


ローカライゼーションからカテゴライゼーションへ。

その国や地域ごとに展開する形から、ある国の若者をターゲットにしたら世界中の若者をターゲットにして発信するのがセオリーになっている。若者の価値観が均一化したためだ。


日本でインフルエンサーマーケティングが中国ほど広まっていない背景には芸能界の業界構造の違いがある。日本では芸能人の肖像権を事務所が所有しているため事務所を通さずに個人で仕事を受けることが難しい。
インフルエンサーマーケティングが浸透すると従来のマスマーケティングへの揺り戻しが起こると予想され、人気インフルエンサーへの報酬が異様に高額となる。
中国で最も影響力があるとされているモデルの女性はライブ配信で商品紹介をしたことにより数十億円の報酬を受け取ったという。
インターネットによる能力の拡張性の良い例である。我々も拡張しうる能力を身につけなければならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?