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出会いから交際までの理想と現実

 前回は「人と心の距離を縮めるただひとつの方法」について書きました。人と心の距離を縮める事は恋愛だけでなく人間関係全体の悩みのひとつだと思います。多くの人は他人に興味がありません。つまり興味を持ってもらうには自分から積極的に動く必要があるという事です。また最終的には人間関係は好みです。全人類から好かれる方法なんてありません。そのためどうしても相性が悪い人は早めに諦める方が良い場合が多いです。

 今回は「出会いから交際までの理想と現実」について書こうと思います。以前記事にして頂いたフォロワー様の記事を改めて全部読んでみた所、「自然に出会って、普段のコミュニケーションの中で少しずつ愛情を育んでいきたい」という一文が特に目に付きました。とても良い一文ですよね。今回はその出会いから交際までの理想と悲しい現実について深堀していこうと思います。

出会いから交際までの理想

 誰しもが理想の出会いと交際までの理想の流れがあると思います。私自身も結婚するまで理想の出会いは本屋さんで同じ本を同時に取って手が当たるパターンか、曲がり角で知らない美少女とぶつかって軽い喧嘩した後に、実は転校生で隣の席になるパターンのふたつが理想の出会いと言い続けていました。
 
 フォロワー様も繰り返しにはなりますが「自然に出会って、あくまで普段のコミュニケーションの中で、少しずつ愛情を育んでいきたい」という理想を描いていました。私の理想と重なる部分もありますね。と言うよりは多くの人はこの理想に共感できるのではないでしょうか。
 
 しかし悲しい事にこの理想の成就は現実問題かなり難しいのです。

出会いから交際までの現実

 この理想の成就はどこが難しいのでしょうか。「自然に出会って、あくまで普段のコミュニケーションの中で、少しずつ愛情を育んでいきたい」という理想をまず分解していきます。「自然に出会う」「普段のコミュニケーションの中で少しずつ育む」の大きく分けて2つです。順番に解説します。

自然に出会う

 自然に出会うという言葉だけなら実現するのは簡単です。しかし恋愛対象として見る場合は、正確に言えば「自分の許容範囲内にいる恋人のいない人と自然に出会う」となります。そもそも自分の許容範囲の設定が甘い人は、ターゲットは基本的に自分よりも美男美女になりがちです。そして美男美女で恋人がいないパターンはかなり少ないです。その相手に自然に出会う事はかなりの奇跡的な確率となります。つまり許容範囲内にいる恋人に会う為には多少無理して色々な人との出会いを繰り返すしかないのです。自然な出会いとは言えないですね。
 
 自分の許容範囲の設定が適正だとしても、男性の場合は需要と供給の差が大きく難しい事が多いです。若い女性というだけで需要が尋常じゃないくらいあります。平均して常に4人~8人の男性に言い寄られているとのデータもあります。私自身の感覚からしてもこれは事実だと思います。例えば大学生の場合は講義が同じ人、サークルの人、バイト先の人、高校時代の人とこれだけで4人から口説かれているのです。さらに少しでも美人の場合はそれが2人ずつ、もしくはそれ以上だったりします。それだけで8人以上です。自分が良いなと思う人は当然他の人からも良いなと思われていますからね。許容範囲内にいる恋人のいない人と出会っても既にライバルは4人以上いるという事、そしてその4人に勝利する必要がある事を忘れないでください。

普段のコミュニケーションの中で少しずつ育む

 普段のコミュニケーションとなるとターゲットは同一コミュニティの中におり、かつかなり近い関係になります。正直かなり限定的な相手しかいませんよね。フォロワー様もその事は重々分かっているようでしたが、やはり相手を限定的に絞れば当然その分交際までの難易度は上がります。分母を大きくするために出会いという間口は可能な限り広い方が良いです。
 
 より深刻なのは後半の「少しずつ育む」という言葉です。現在のインフレしまくっている恋愛市場では少しずつと言っている暇は残念ながら無いのです。前述した通り女性の場合は常に4人~8人から言い寄られているので、こちらが少しずつ進めている間にその8人が超スピードで奪っていきます。3回目のデートで告白なんて言葉もあるくらいです。つまり3回会っただけで告白して交際している人だっているという事です。なんなら交際0日婚なんてのもありますしね。ちなみに私は嫁には初対面で告白しました。この速度の前に少しずつ育むというのは少し悠長だと思います。

出会いから交際までの理想と現実

 今回はあくまで理想です。この理想は小中学生時代に恋愛をする事が出来なかった人が抱きやすい理想です。私も含めてですが・・・。なぜならこの理想は小中学生という周りがまだ恋愛レベルが発達していない時代なら可能だからです。現在のインフレしきった恋愛市場とは異なり、3回会っただけで告白するような人もいませんし、4人から言い寄られている女子もいません。思われている女子はたくさんいるでしょうが、小中学生に口説くなんてことは滅多にできません。そのような現在とは真逆の平和で穏やかな時代だからこそ許された出会いから交際までの流れです。だからこそ憧れるのですけどね。
 
 一方で現実の恋愛は我先にと奪い合う戦争状態です。私も若い頃はフォロワー様と似たような理想がありました。現実の汚いドロドロしたような恋愛を軽蔑して綺麗な恋愛だけを求めていました。しかし他の人はその現実の汚い恋愛の中で皆戦っていました。考えてみれば恋愛とは将来の結婚に繋がり最終的には子孫を作るという全生物共通の本能的なものです。人間以外の生物もそのために常に戦っています。つまり少数派なのは綺麗な恋愛を求める私たちの方です。その事に気が付いてからは理想を求める事は止めて現実の恋愛に立ち向かう事にしました。
 
 この理想と現実に揺れている高校性~大学生くらいが恋愛的には一番大変な時期だと思います。そして多くの後悔や失恋をする時期だと思います。その時期に失敗も成功も多くの経験を積んで、いち早く現実の恋愛に慣れていって欲しいと思います。

終わりに

 今回は「出会いから交際までの理想と現実」について書きました。なんだか書いている途中に他人の理想にケチつけたような記事になってしまっているなと思ってしまいましたが断じてそんなことは無く、理想としてはむしろ比較的私に近いです。フォロワー様もあくまで理想として書いているので現実の事も分かっているのだと思います。しかし現在中高生の読者様はまだ分からない方も多いと思うので、記事にさせて頂きました。
 
今回もお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくおねがいします。


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