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人と心の距離を縮めるただひとつの方法

 前回は「自分の所属するコミュニティが与える恋愛への影響」について書きました。フォロワー様に記事にして頂いた事に対する回答にはなっていないかもしれませんが、私なりの回答です。

 今回は「人と心の距離を縮めるただひとつの方法」について書こうと思います。前回の記事の派生です。所属するコミュニティの質が出会いという面においては大きく有利になると書きました。しかし肝心な事はその後の交流期間とも書きました。交流期間で心の距離を縮めなければ交際に発展する事は無いからです。

人を好きになる時

 「人と心の距離を縮める」という事は言い換えれば「人と好かれ合う」という事です。相手の事が好きだからこちらも心を近づけます。相手も自分が好きだから心を近づけてくれるのです。では人を好きになるのはどのような時でしょうか。
 
 異性に限らず人を好きになるのは相手を知った時です。あの人はこういう人なんだ、こういう考え方なんだ、こういう一面もあるんだという相手の内面を知っていく過程で、自分の好みの内面性を相手が保持していた場合に好きになるのです。自分の内面性と共通点が多い人や、全く逆の内面性の人、自分が持っていない内面性を持っている人など、人によって惹かれるものは異なりますが、人を好きになるとはこういう事です。

人に好かれるには

 自分が相手を好きになったという事は、相手は内面性を見せたという事です。(外見だけで好きになるパターンもありますが例外とします。) そうでなければ好きになる理由が無いからです。つまり人に好かれるには何よりも自分の内面性を積極的に知ってもらう必要があるという事です。
 
 ここで言う「積極的に」という言葉には意味があります。小学生~高校生くらいまではクラスと言う単位で共同生活をします。共同生活をするという事は長い時間行動を共にしているので、普通に生活しているだけで内面性は大体分かってきます。何も意識しなくても友達ができたり、恋愛が簡単なのはこれがひとつの理由にもなります。
 
 一方で大学生からはクラスというものは存在しません。つまり普通に生活しているだけでは内面を知るだけの時間が無いのです。そのため「積極的に」という言葉の必要性が出てきます。極端に言えば高校生までのように自動的に相手が内面を知ってくれるのを待っている間に大学生活は終わってしまうのです。恋愛面で言えば、相手が内面を知ってくれるのを待っている間に、積極的にアピールしている別の人に相手は先に惹かれていってしまうのです。

内面をアピールするとは

 では内面をアピールするとは具体的にどういう事をすれば良いのでしょうか。それは自己開示をする事です。とにかく自分を知ってもらう事です。自分は何が好きで何が嫌いか、こういう事があってその時どう思ったか、何でも良いので自分はこういう人間ですと相手に伝える事です。もしくは行動で示す事です。そして自分はこういう人間だけどあなたはどう?という内面の見せあいが「交流」となります
 
 本来人間は好かれたいと思う人には、自分を知ってもらいたいという欲求があります。逆に言えば内面をアピールしてこない人は、自分に興味がないのです。ここから自分の内面を知ってもらう事で、もしかしたら少し興味を持ってくれるかもしれません。どちらにしても内面をアピールしない事には始まりません。もっと言えばこちら側が内面をアピールしない事で、相手側が自分に興味がないんだと思ってしまう可能性もあります。自分の事は何も話さない事務的な会話のみの相手には、なんだか嫌われているのかな?と思ってしまいますよね。それと同じ状態です。

心の距離を縮めるとは

 これまでは自分の内面を開示して相手に好かれるという内容で書いてきました。普段あまり自分の事を話さない人にとっては既にかなり疲れる行動をしなければならないと思います。
 
 しかしこれでようやくスタートラインです。現状ではこの人はこういう人なんだなぁという確認をお互いにしただけです。心の距離を縮めるという意味では、ようやく二人の間の距離が確認できた段階です。ここからが距離を縮める作業となります。
 
 ここからとは言っても要は今までの延長です。お互いにどういう人か分かった所で更に深堀していくだけです。人間の内面は広く深いです。自分でも分からない事だってあるのです。そう簡単に相手に全てを伝える事はできません。しかし単純にこれまで通りの会話では特に進展する事も無く、ただの知り合いレベルで終わってしまいます。そのためこの段階からはこれまで話さなかった秘密を話したり、自分の黒い部分を話したり、より自分のパーソナルな部分を段階的に伝えるべきです。いきなり重い話をしても当然嫌がられてしまうので、あくまで段階的にです。人間は相手の秘密や黒い部分を知ると深い関係になったと錯覚します。すると相手もそういった話をしてくれるかもしれません。そしてそのような闇の部分を共有する事で二人の距離はより縮んでいきます。当然そんな話ばかりしていても疲れてしまうので適度に使ってみてください。
 
 ある程度まで深堀していくと限界が来ます。その先はお互いの好みになります。前述した通り自分の内面性と共通点が多い人や、全く逆の内面性の人、自分が持っていない内面性を持っている人など惹かれる対象は人によって違います。しかし多くは割合の問題であり、自分の持っていない内面性を持っている人に強く惹かれる人でも、共通点もある程度は必要としています。この割合がお互いに一致して尚且つ惹かれ合う内面性を持っている人同士を親友や恋人と呼ぶのだと思います。
 
 軽く書いてしまいましたが、最終的には好みになってしまいます。当然ですが顔やスタイル等の外面と同様に内面にも好みがあります。こればかりは人間同士の事なので仕方がない事です。人間関係や恋愛が難しいと言われるのもこの好みという歪みが原因です。好みでないと思われている相手から好かれるようになるのは本当に難しいです。基本的には諦めて次の人に向かうのが良いと私は思います。逆にこの好みという歪みのおかげで外面内面共に美しい順に機械的に選ばれるというわけではなく、私のような全くイケメンで無い人でも美人と結婚できる可能性が生まれているのです。

終わりに

 今回は「人と心の距離を縮めるただひとつ方法」について書きました。要約すれば前提としての「自己開示」が済んでいるのなら「お互いの秘密や黒い部分の共有」だけです。これだけである程度の心の距離は縮める事が出来ます。その先の更に心の芯まで通わせるにはお互いの好みによるところが大きいです。

 人間関係に悩んでいる人は、まずは自己開示して自分と言う存在がどのような人間なのか周知させてみてください。そうすることで少しずつ人間関係が進んでいくはずです。そして人間同士ですのでどうやっても相性が悪い人が存在します。そのような相手は無理と諦めて切り捨てた方が時間の節約にもなり建設的です。
 
今回もお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくおねがいします。


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