恋人との復縁経験を経て思ったこと

 前回は「失恋の苦痛からの解放」について書きました。失恋の辛さは半端じゃないです。それをバネにもっと良い人と出会えるように努力したいですね。

 今回は「恋人との復縁経験と思ったこと」について書こうと思います。私自身復縁は一度だけ経験したことがあります。前回書いた失恋後にまず思う事は「復縁」ですよね。実際に経験して「復縁」についてどう思ったか書いていきたいと思います。

復縁経験

 前述の通り私の復縁経験は20代前半の1回だけです。相手を仮にAさんとします。以前の記事でもAさんが出てきますがあくまで仮称であり別人です。
 
 Aさんとは1年半近くの交際を経て一度別れました。原因は伏せますが、二人ではどうしようもない壁があったからです。交際当初からその壁には気が付いていました。ただ若さもあり、その日その日を楽しんでいたので目を背けていました。
 
 そして月日経ち、やはりその壁が立ちはだかります。話し合った結果、将来的にいつかは別れなくてはならないなら今別れた方が良いという結論になり別れました。
 
 分かっていた事とは言え相当に凹みました。喧嘩別れや個人が嫌いになって別れたわけではなかったので連絡先もSNSもそのまま残っていていつでも連絡が取れる状況にも関わらず我慢しなければならない事がより辛かったです。
 
 気が付けば4か月くらい経過していたと思います。そんな中、相手が引っ越す事になり、荷物整理をしていると私の所持品がいくつか出てきたという話がありました。取りに行くついでに久々に飲みに行きました。4か月間の事はSNSでお互いおおよその動向は分かっていましたが、色々話した記憶があります。
 
 再び1か月くらい経過した後にまた相手から連絡が来ました。離れている間に色々考え、前回会った時に復縁したいと思ったそうです。私個人としても傷が癒えておらず、なんなら前回会ってしまったことで再度傷口が広がったような気分だったので願っても無い話でした。
 
そして別れてから半年くらい経過した後に「復縁」となりました。復縁経験なのでここで私の経験談は終わりでも良いのですが、一応結末まで書いていきます。
 
復縁後はまたその日その日を楽しく過ごしました。しかし当初の問題であった壁は解決していません。また1回目の時と同様に目を背けているだけです。
 
 復縁から1年くらい経過した頃、再び壁が立ちはだかります。気が付けばお互い20代後半に差し掛かります。私はさておきAさんは結婚を考える年齢まで来てしまっています。当然出た答えは「別れ」です。
 
 今度こそ本当の別れにするために今回は連絡先もSNSも完全に消去し、二度と会わないこと連絡を取らないことを誓って別れました。
 
 ちなみに省略しましたが、2回目はただ壁だけが理由で別れたわけでもないです。一緒にいる時間が長くなるにつれて、当然相手の欠点をお互い気になるようになります。その積み重ねという理由もあります。最後まで愛し合っているのに、どうしようもない壁で別れたロミオとジュリエット状態のようなロマンチックな物ではないです。結局は壁を言い訳にした普通の失恋です。

復縁を経て思ったこと

 「復縁」を経て思ったことは「復縁自体は可能」「復縁したからと言って、うまくいくとは限らない」「人間の本質は変わらない」「お互いの温度差の違い」の4点です。順番に書いていきます。

復縁することは不可能ではない

 復縁すること自体はあり得ない事ではありません。ただしそれも「別れた理由」によるのかなと思います。例えば「浮気がバレてしまって振られた」これは復縁するのは難しいと想像が出来ます。では「転勤で地方へ行く事になり別れた」これはどうでしょうか。しばらくしてまたこっちに戻ってくれば「復縁」出来そうな気がしませんか?
 
 このような形で別れた理由によると思います。と言うよりは「心底嫌いになって別れた場合」や「別の人を好きになって別れた場合」を除けば、ほとんどの場合は復縁可能だと思います。別れを告げられた時は復縁を狙う場合、理由を聞いておきましょう。

復縁してもうまくいくとは限らない

 復縁したからと言って当然うまくいくとは限りません。最初はまた再熱した気持ちで盲目になって見えていないと思いますが、結局原因を改善しないと同じ理由で別れる事になります。それに加えて前回の交際時に見えていなかった新たな問題や欠点が見えてくるかもしれません。「復縁」したくて頑張っている人は忘れがちですが、「復縁」がゴールではありません。復縁後も交際は続いていくのです。
 
逆にうまくいくパターンもあります。例えば高校生の頃に交際していた人と、20代後半で復縁した場合です。10年近い月日によって価値観が大きく変化していると思います。かつては相手の若さゆえの過ちが許せなかったとしても、今の大人になった自分なら許せる事もあると思います。逆に10年と言う月日によって相手はより魅力的に成長しているかもしれません。もはや10年という月日はお互いほとんど別人になっているはずです。そういう場合でも「復縁」と呼ぶと思いますが、感覚的にはほとんど新しい恋人でしょうね。

人間の本質は変わらない

 いくら復縁したとしても「人間の本質は変わらない」です。前述の「復縁してもうまくいくとは限らない」にあるように原因が本質的な部分の場合は「復縁」は難しいと思います。仮に復縁したとしても最終的には同じ理由で別れる事になると思います。そして人間の本質とはそう簡単に変わるものではありません。20歳なら20年、30歳なら30年という時間を積み上げて形成された性格や価値観だからです。変わるとすればそれこそ同様の10年、20年単位の時間が必要です。

お互いの温度の違い

 復縁後に気になる点として「お互いの温度の違い」がありました。一度別れたということは、必ずどちらかが相手に見切りをつけて別れているはずです。そして復縁したという事は必ずどちらかが復縁を言い出すはずです。つまり復縁しても振った人、振られた人に分かれます。同様に復縁を求めた人、求められた人がいます。そのことから当然この二人には温度差があります。
 
 せっかく頑張って復縁しても以前のようなラブラブな状態に戻る事は稀です。復縁を求める方が、別れの後に思い出すのは交際当初の幸せな時間です。その時間を想定して復縁するとあまりの違いに落胆してしまうと思います。それでも復縁してくれたからと我慢してしまいます。相手は何も言わない事でどんどん調子に乗っていきます。そうなると負のループに突入し、段々とつらいだけの恋愛に変わっていってしまいます。

終わりに

 今回は「恋人との復縁経験を経て思ったこと」について書きました。別れた直後に振られた方がまず思う事は復縁だと思います。もちろん復縁を経て幸せになったカップルや夫婦も存在すると思います。ただそれでも私個人として復縁はオススメできないと思っています。より不幸な結末になってしまう可能性が高いと考えているからです。復縁の情熱があるのなら、その情熱は過去の人ではなく新しい人へ向けるべきだと思います。

 また復縁を目指している間に気が付くと、ストーカーのようになってしまっている時があります。以前交際していたとはいえ、今は誰の物でもありません。既に別れているのです。ただの知り合いと同じように接してください。別れた直後は誰もが少し思考能力がおかしくなってしまいます。そんな時はただの知り合いにされて嫌な行為かどうか、常に考えながら行動しましょう。
 
 今回もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


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