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退職の流れと私の経験談

 前回は仕事編第1弾として「ブラック企業経験談」を書きました。コンプライアンスが騒がれる現在での需要は無いかと思っていましたが、現在一番読まれる記事になり驚きました。

 仕事編第2弾として今回は「退職の流れと私の経験談」について書いていこうと思います。私の退職経験は全部で3回です。30代前半で3回は多い方ですかね。3回ともそれぞれ会社によって全く異なるパターンでしたので参考までに記載していきます。
 
 また初めて退職する方向けに退職までの流れも併せて書いていきたいと思います。各項目で私の感じた事も記載しますので参考になればと思います。経験者は目次より飛ばしてください。

退職までの流れ

 まずは退職未経験の方向けに退職までの流れを書いていきます。各会社の規定などにより多少流れは変わると思いますので、事前に確認しておいた方が良いと思います。

退職届の作成

 まずは退職届の作成です。手書きでもワードでも何でも良いので退職届を作成致します。ネットで検索すればフォーマットがすぐに出てきますのでそれを利用しても良いと思います。ここで「退職願」ではなく「退職届」としたのは「退職願」だと、あくまでお願い、願望であり確定しないからです。いきなり「退職届」で問題ないです。
 
 私の場合は入社して一番最初に嫌な事があった時に作成し、日付を記入すればいつでも提出できる状態にしています。個人的にはいつでも提出できるという状況が、仕事をする上での余裕に繋がると考えております。上司に理不尽な対応をされても「これ提出すれば全て終わるのに、よくそんな態度できんなこいつwww」とか脳内で思うとなんか許せちゃうんですよね(笑)

直属の上司への提出

 実際に辞めると決めたら直属の上司に報告と退職届の提出を行います。上司にも考えがあると思いますのでなるべく二人きりの時に行うのが良いと思います。一方で普段からパワハラ気味の上司の場合は、皆の前で提出する事で暴言を吐かれたりするのを防ぎやすくなります。
 
 ここが一番緊張し、大変なところです。ここさえ乗り切れば気持ち的にかなり楽になります。また有能な方や多忙な方はこのタイミングで引き止められると思います。ここで様々な環境や待遇改善策を提示されますが、心を鬼にして対応しましょう。ここで揺れると引き延ばされたり、うやむやになってしまう可能性が高いです。
 
引き止めがうざいくらいしつこい時があると思います。上司がパワハラ気味なら仕事をする上で「社会人なら言われる前にやれ」とか言われることがあると思います。そのようなタイプから様々な改善策を提示してきても「社会人なら言われる前に改善できますよね」の一言で黙ります。もしくは怒鳴り散らしてくるかもしれません。念のためポケットにボイスレコーダーを忍ばせておくと後々楽です。あえて見せるようにボイスレコーダーを置いておくとそもそも暴言を言われることもないかもしれません。いずれにしても録音しておくことをオススメします。

具体的な退職日の決定

 退職届を提出した後に具体的な退職日を決めると思います。法律上は14日経てば退職が可能です。ただ実際は自分の行っている業務の進捗状況や、会社全体を考慮した上での決定となるでしょう。
 
 これは各会社によって大きく異なります。早いところは翌日から退職扱いとなり有給を消化して14日後に退職となります。私は最長で半年かかった所もあります。また退職届受理から実際に退職するまでの間は、職場によっては上司から無視されたり居心地が悪い日々が続くと思います。ただもう会う事もない人たちなので、なるべく気にしないで普段通り行動しましょう。

退職

 最終的に保険証や会社の備品などの返却と諸々の書類を提出して晴れて退職となります。解放感や次の職場への不安などで、気持ちが落ち着かないと思います。私もブラック企業を退職した時はなぜか涙が止まらなくなりました。帰りの車などで事故を起こさないように気を付けましょう。

各会社の退職事情

 ここからは私の退職経験談を会社ごとに書いていきます。全3回、3社3様でしたので、恐らくどの会社も全く同じということは無いと思います。

第1回:ブラック企業編

 こちらの企業は前回記事の「ブラック企業経験談」に記載した会社です。そのため重複してしまいますが、再度書いていこうと思います。
 
 この会社は飲み会中に社長の暴言に耐え切れず私がブチ切れてしまい、その流れで退職を伝えたので直属の上司に報告することを省略しています。その翌日に用意してあった退職届を朝一番で社長に提出しました。

 社長からは1年待って欲しいと言われました。自分の中では1か月くらいは仕方ないかなと思っていましたが、まさかの1年だったのでより一層退職の決意が強まりました。「ここで逃げるのか」「ここで辞めるならどこ行っても通用しない」「他の社員に申し訳ないとは思わないのか」「会社の状況が分かっているのか」など色々な暴言を交えながら怒られました。

 私も「体調壊す前に逃げます」「他の会社で通用するかは社長には関係ない」「他の社員に申し訳ないなら待遇改善したらどうですか」「会社の状況を良くするのは社長の仕事では」とひとつひとつ答えたような記憶があります。しまいには入社時に提出したまま返却されていなかった年金手帳を人質にされ、1年後に返すと言われました。
 
 ここであまりの横暴さに逆に冷静になれたので「労基に電話します」とだけ言うと今度は二人で電話の取り合いです。傍から見れば小学生の喧嘩ですねこれ。社長室での怒鳴り声を聞きつけて次長が間に入ってくれました。最終的には私と社長の折衷案として、今現在私が担当している業務が終わるまでは会社を続けるという結論になりました。ちなみに待遇改善等の話は一切なかったです。
 
 そこからは社長から半年間無視をされ続けました。最終日まで普通に仕事は続けました。心配していた同僚達からの反応も特に変わりなく問題無かったです。そして最終日に皆に挨拶をして無事に退職となりました。一応社長にも最後に声をかけましたが「裏切者」とだけ言われました。
 
 いきなりなかなかの退職エピソードにはなってしまいましたが、ここの会社はブラック中のブラックであり他の会社は流石にここまでひどくないだろうと思います。逆にこの会社を乗り切れたからこそ、他の会社では退職について気楽な気持ちで迎えられています。

・第2回:スーパーホワイト企業


 こちらは残業無し、業務も楽、会社イベント無しと良い所尽くめでしたが給与が低いという会社でした。基本的にこういう会社はすんなり辞めることができると思います。
 
 この会社は最高の環境でしたが、どうしても給与が低いと感じていたので辞める決意をしました。テンプレ通りに退職届を直属の上司に提出しました。その際の面談では今後の為に退職理由を教えて欲しいという事以外は、今までの感謝をされるだけでした。前回のブラック企業の経験から身構えていたのですが、ここまで感謝されると辞めるのが少し申し訳なくなりました。
 
 提出日に簡単な引継ぎだけして後は有給を使いなさいとのお言葉まで頂きました。10日間の有給後に、書類提出をしに再度出社した際には花束のプレゼントと食事会を開いて頂きました。ブラック企業とのあまりの対応の差と申し訳なさと嬉しさで泣きましたね。最後まで良くして頂いたので今でも関係は続いており、定期的に食事会を行っているくらいです。良い思い出ですが、ホワイトすぎると記事に書く内容があまりありませんね(笑)
 

第3回:ブラック企業


 次もブラック企業を引き当ててしまっています。前回のブラック企業は職場環境、待遇、社長の暴言というタイプでした。一方こちらは職場環境も待遇も悪くなかったのですが、上司からのパワハラや暴力がひどい会社でした。至る所で一発ギャグを要求されたり、普通に殴られたりしてました。こう書くとここもなかなか酷い会社だったのでそのうち記事にしようと思います。
 
 ここは試用期間が半年と長い会社でした。試用期間中はアルバイト扱いですが高い給与を支払ってくれるので最初は気に入ってました。しかし徐々に上記のような問題が発生してきたので試用期間終了と同時に退職しました。
 
 アルバイトから正社員への切り替えという事で書類上の手続きも無く、その場で退職となりました。元々正社員になる際に書類の提出と確認があるので面談のアポすら要りませんでした。小さな会社でしたので人事的なものは社長が行っており、上司とも会話すらしていません。辞めること自体は非常に簡単でした。

終わりに

 今回は「退職の流れと私の経験談」について書きました。共通して言えることは退職することは決して悪い事ではないという事です。会社や同僚に罪悪感を抱く必要など一切無いです。会社によってはひと悶着あると思いますが、それを乗り越える事で次の自信にも繋がります。開き直って堂々と退職を宣言しましょう。また一度でも退職を経験すると、良い意味で退職に慣れます。次もブラック企業だった時もすんなり辞める事が可能になります。

 退職と併せて行いたいのが転職活動です。次回の記事には転職経験を書いていこうと思います。

 今回もお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


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