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3学期と言えば

皆さんお待ちかね。
校長面談の季節がやって参りました。

娘は結局復学できていないので、校長先生と面談をして卒業認定をしていただかないとならないのです。

高校には受かったので、卒業させないとか意地悪は言わないと思いますが、新しい校長先生になってから一度も面談はしていないですしこのまま黙って卒業と言うわけにはいかないのです。

まあね、行かなきゃ行かないで済みそうですが
私から娘に、行かなくてもいいんじゃない?
とは言ってあげません。

さらに担任はどうしても本人と話したいと登校を促してきました。
そして校長面談は”絶対”だよ、と念を押します。

しかし娘は「あとは卒業式を残すのみ」

というダラダラ期なので寝耳に水、断固拒否したいところ。

話し合った結果、出席人数の少ないある日、既に授業も終わっており、行きやすそうな日をターゲットに登校する計画を立てました。

学校にちょろっとでも顔を出せば先生は卒業式の日程や諸々について
娘と話すことができます。

前日まではその日に行く方向で娘も準備していました。

でもやっぱり当日行けない。


先生が直接話したいと言っているのはおそらく保護者への感謝の手紙です。
先生はなんとしてでも娘と直接話したいので、電話や家庭訪問も提案されました。

無理矢理娘がパジャマで動画を見ているところに突撃してもらえば話すことはできるかもしれません。
でもこのどうしてもという先生の勢いが娘にはプレッシャーなのでしょう。
どんどん殻に閉じこもっていく娘。

いやだ、絶対に学校に行きたくない。
電話するなら死ぬ。
もう卒業式も出たくない。

押せば押すほど引く娘。

そうなりますよね。

みんなで卒業式に出よう!
友達にも、親にも、たくさん応援してもらったんだから
最後くらい気持ちを伝えよう!

本人にしてみればそんな善意の押し付けはうっとうしいのでしょう。
葛藤もあるでしょう。
あっという間に”学校に行けない自分”と相まみえることに。

先生の気持ちは痛いほどわかります。

私が先生の立場でも一生懸命働きかけると思います。

だって最後なんですもん。

行けなかった登校日、本当はいけなくもなかったのでは?と
ちょっぴり思っています。
クラスに顔を出さなくてもちょっと先生と相談室にでも行って顔を合わせて話したらすんなりことが運んだのではないかと思うのです。

行かなかったことによりさらに先生からの連絡は密になり、
私も学校に行かねばならなくなったりします。
そして、先生からのなんとかして直接話せないかというプレッシャー。

私に隠し事が出来ない娘は感謝の手紙を書かなければいけないことについて
私に相談してきました(笑)

親に感謝してないわけじゃない。
気持ちはあるんだよ。手紙も書けるとは思う。
でも手紙を書いて学校に持っていくことはできないんだ。


わかってるよ。
大丈夫だよ。
卒業式だって出なくたって大丈夫なんだよ。
あんまり言ってはあげないけど
母は本当に出なくてもいいと思っているのです。


ただ、葛藤は悪くないと思うのでプッシュします。
先生も言うとおり、高校への申し送りがあって入試の後まったく登校していないのは高校に対しての体裁が悪くない?
校長先生との面談は受けなくちゃ。

◇◇◇

最後には娘も観念したようで、中学最後のカウンセリングと同時に校長面談の予約を入れることになりました。
私と一緒ならしぶしぶでも学校に行けるようです。
カウンセラーさんに感謝を伝えることも出来、
ついでに(?)校長先生との面談も済ませ、卒業認定をいただきました!

残すは卒業式のみ。

のみとは言いつつ、卒業式の練習があります。
ぶっつけ本番ではさすがに本人としても友達としても微妙なので
先生は練習にも出てもらいたい。

そりゃそうです。
何日か練習があるのですが、私は絶対ここ!という練習日以外は
早々に諦めました。
して欲しいことの2割出来れば上等。

と、思ったのに、やっぱりやっぱりやっぱり
絶対ここ!という、この日は絶対来てね!と先生に言われた練習日。
娘は当日起きては来ましたが顔色が悪く表情もなく、やっぱり無理・・・
と言い出しました。

・・・・。

想定内っすよ。( ̄ー ̄)

ちゃんと送迎できるよう手筈を整えてあります。
「ほんとに?迷惑じゃない?いいの?迷惑になるでしょ?」
という娘に
だいじょーぶだいじょーぶ!
お母さん、この時間を利用して(娘が行け行けとうるさかった)病院に行ってくるから。
じゃなかったら病院行かないよ?(脅し)と
なんとか行く方向に舵をきります。

それでも車の中で
お腹が痛い。無理だよ。。。
と言っていましたが
なんとか送り出すことが出来ました。

そして帰って来ると
やっぱりお友達はすごいんですよ。
色々ほめてもらったり、遊ぶ約束をしたり
高校が同じ子からも話しかけられたりして

「お母さん、頑張れるように応援してくれて今日は本当にありがとう」

何度も、寝る前にも何度もありがとうって言ってくれました。

この体験を積み重ねたい!!
ここでなんとか行けたんだから
前日の予行練習にも行ってもらいたい!
とは思わず
あとは本番を待つことにします。
ここまで来たら卒業式を皆と一緒に迎えられる・・・よね??

私は休みやすい職場なのでありがたく休ませてもらっていますが
いつも休む決断は大変です。
今回はうまくいったけど、いつもそうではないし
問題はこれからです。

高校にうまく馴染めるといいのですが。

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