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ぼくの目 prologue
ぼくの目は、江戸東京・千住のまちを歩きます。
千住には、たくさんの人が歩いているのに、誰も気に止めないような「空間」がある。厳密には「空間」をつくるエレメントやディテール。それらは「千住の魅力の本質」なんじゃないかと思う。でもその全体像は、言語化も可視化もうまくできない。だから、ぼくの目は、見たことや考えたことを記述することにした。
砂浜の波の引き際。寄せる波は砂をあおり、返す波は砂を海へ引き込む。動かない貝殻や小石。繰り返す波が描く模様。似ているようで似ていない。時間とともに変化するまちの姿のよう。
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