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Kayの読書

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#推薦図書

[Kayの読書]測りすぎ★★★★☆

[Kayの読書]測りすぎ★★★★☆

測定執着というパワーワードこの本は、世の中のあらゆる組織にはびこる実績評価のための「数値測定」がもたらす弊害について、実例を用いて詳細に分析、解説された本です。
組織を管理する有能マネージャー(自称)は、部下の売り上げ数、部下が出した不具合の数、部下の残業時間、部下の技能熟練度を数値化したスキルマップ、何でもかんでも測定して美しいグラフを作成して仕事をした気になってしまう、これを本書では「測定執着

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[Kayの読書]最期の対話をするために★★★☆☆

[Kayの読書]最期の対話をするために★★★☆☆

最期を迎えるための準備人の最期は、息を吸って、止まるそうです。
息を吐いて終わるケースもあるそうですが、吸って終わるケースの方が多いそうです。
産まれるときはオギャーと息を吐いて産まれ、最期は文字通り「息を引き取る」。

この本は、最期を迎える人と看取る人たちの双方が、どのように前向きに最期の準備をしていくかのアドバイスが書かれた本です。ここで言う準備とは、金銭や書類や住環境などの物理的な準備、精

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[Kayの読書]タコの心身問題★★★★☆

[Kayの読書]タコの心身問題★★★★☆

「意識」とはなにか?この本は、「意識」とはなにか?人類は進化のいつの時点から「意識」を持つようになったのか?なぜ人類だけがここまで「意識」を進化させることに成功したのか?という究極の問いに、人類とは全くことなる進化経路をたどってきたタコを研究することで解き明かしていくというユニークでありながらしかし真相をするどく突いた本です。

タコを研究する著者例えば、人間は言語を操る能力を持っているけれど、そ

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